例の「UOは実はエピック物なんだけど、何故かヒロイック始める人が居る」と言う事実に開眼して以降、色々な事が気にかかるようになってきた。
今回気が付いたのは、名前。
私はVesselはVesselでNescaはNesca、PireminはPireminとして「名前」のみを彼らに与えている。思えばFullerenなんてとーちゃん居るんだし(Fulleren Papa)、Nescaは一応「ルナ辺りの商家の小倅であろう」等と予想しているにもかかわらず、彼らには「家名」が無い。
例えばVesselはフマクティーになる時に家族との縁切りしているはず(血族の絆を断絶するのが儀式の一環)なので家名が無いのは当たり前…まぁ、そんな事考えもしなかったが。
Piremin辺りも単純にどっかの貧農の血筋と言う認識でいるので、あっても村の名前とかその辺だけだろう。無論、奴の村の名前などを考える必要性はまるで無いのでそんなんどーでも良いのだが。
しかし、結構家名とかしっかり設定している人々が居る。
まぁそれはそれで良い、しかしUltima世界の有名NPCですら実は「家名」が無い。ジョフリーにせよブリティッシュにせよ(本名は「リチャード・ギャリオット」だけどな)、ブラックソーンにしろ「家名」が無いのである。イハラ・ソコとかトクノの連中しか家の名前名乗ってねーんじゃないか?
この間から熱にうなされたが如く「えぴっくーえぴっくぅ?」と唸っているのだけれども、実際そういう「お話」では時間の流れとかを扱う関係上、血脈とかそういうのをある程度設定しておく事が多い。個人に着目するのではなく、歴史の大きなうねりの中で「家系」がどの様に歴史に関わってきたかを表現する為にそういう事をする訳だ。逆に言うとそれは背景世界との合一を目指して「家名」を設定していると言っても良い。(UO日本シャード名物の「サカイ」家なんかが良い例だ。歴史の節目に現れてなんか良く判らない事をしていく謎の一族…)
そこで振り返って考える。 実はソーサリアって「血縁」を余り重んじない世界なんじゃなかろうかと。
血脈と言うのは中世ヨーロッパに範を取るファンタジー世界において、ある種の「社会的立ち位置」や「職業」を暗喩するファクターである。
それに執着しないってのはある意味では「血筋より才能」みたいな実力本意の世界という事を意味するので無いかと愚考する次第。
偶然だろうけど家名設定している連中で「家名に従って家業継いでる」設定起こす人は少ない。大体貴族の血筋だけど冒険者になったとか、ミナクスの甥に当るがなんか良く判らない事やってるとか…そんな感じだろう。(利用されない「本当に装飾に過ぎない設定」なら起こさんでもえーんちゃうかと思ったりするんだが) なんとまぁ「落ちこぼれ」が多い世界である事か!(苦笑)
と、たまにこんな文章をMixiに書いてたりするのだが、諸般の事情で友人まで公開設定にしてるのでたまにはこっちにサルベージを。
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