金曜日, 9月 09, 2005

過剰防衛発動

予期された話だが…ついにノマネコの作者(?)の個人情報関係が漏れ始めた。
どうやらBBS過去ログからIP検索して書き込み元を特定したらしい。会社から書き込みしている事が明かされているので、そのIPは恐らく彼女が勤務する企業の物だろう。

結構誤解されている節があるが、ネットは完全匿名の世界では無い。痕跡は何らかの形で残ってしまうものだ。痕跡残さずに完全に「どこの誰でもない誰か」に成りすます事はできない。(要は本人特定が非常に面倒なだけ)
そしてそう言う情報浚うには一人の超技術者よりも「数万の目」の方が有効に働く。2chの恐ろしい所はいざ「祭り」となるとその祭り参加者数千数万の目が一気に対象の特定/確認/宣伝に移る所にある。
群集心理も働いて、一度動き出すとその「群れ」は暴徒とさして変わらなくなる。
既に会社の前で張り込もうとしている連中や会社に電話かけるなどと言ってる連中が居る。恐らくそれは実行されるだろう。それが大義名分を破壊する可能性があるとしても…流れが出来てしまった場合にそれを押し留める策は無い。

これ、良い方面に転がればかなり高機能なボランティア(但し、一発芸系)に繋がるんだけれども…悪乗りした時の破壊力も相当な物である。時にその母体である2ch自身の存続を脅かすほどに。

本日行われるというAvexの記者会見次第では…またちょっと洒落にならない事態が発生するのだろう。恐らく双方共に気まずい思いをするのではなかろうか。
著作権などでも問題になっていた「群体」としてのネット住民。
群体であるが故に既存の枠内で権利などを主張する事ができない代償として、既存の枠内で彼ら「群体」を処罰する法も無い。こんなヌエみたいな連中相手にするのは大変だろうなぁ。
この権利を有せず処罰はされず、一般から疎まれ差別されて「ただそこに存在する」と言う話。
なんか昔の吉原などの状況に類似していると思うのは気のせいだろうか?

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