日曜日, 9月 12, 2010

イセリアル話

最近ではこんな言い方をすることは非常に珍しくなっているが、ネットに接続するためのLAN(ローカルエリア ネットワーク)を、イーサネットと呼称する事がある。カタカナにすると分かりにくいが、これはEthernetと記載し、実は我々RPGマニアが良く知る「エーテル(Ether / Aether)」から採られた用語である。



エーテルはその昔、光を伝達する要素として考案された物質である。何かの力を伝達するにはそれを伝える媒体が必要・・・つまり水や空気が無ければ(真空であれば)音も温度も伝達されず、音や温度の伝達媒体は空気や水であるのと同じように、光も何かの媒体を用いなければ伝達できないに違いない、今は技術が発達していないのでそれを検出できないが、その存在を仮に「エーテル」としておこう・・・こんな感じ。

光はどこにでも到達するから、その物質(エーテル)は世界中に満ち溢れているに違いない。空気や水の中でも光は通じるのだから、それは空気や水と互いに干渉しない方式で世界に満ち溢れているに違いない。空の星が動くのはきっとエーテルの流れに乗っているからに違いない

・・・この様にしてエーテルはグレンラガンの気合であったり、聖闘士星矢のコスモ、或いはグランゾードの魔道力の様な「何でもできる便利な仮想物質」となった。



そこかしこに満ち溢れ、実態ならざる「データ」を転送する媒体・・・ロバート・メカトーフ氏は昨今のネットワーク隆盛時代を予見し、ちょっとしたお茶目を混ぜ込んで実に軽妙なネーミングをしたものであるなぁ。



さて、ここではイーサネットの話は適当に切り上げて、RPG等のネタで用いられるイセリアル等の歴史について更に筆の赴くままに記載してみたいと思う。

最初期のRPGであるD&Dにもイセリアル/エーテル等の用語は大量に含まれていた。D&Dの世界概念は現実世界で仮説として取り上げられていた概念をそのままぶち込み、かの世界観の根幹を成す「プレーン」概念と連結させてしまったのである。
D&Dの世界は非常に多層の概念が渾然一体となって形成されている(てきとーに作った設定をてきとーにくっつけ合わせた結果と思われる)為に非常に分かり難いのであるが、UOプレイヤーに分かりやすい感じに再構築して話をすると、大体こんな感じになる。
世界はプライム・マテリアルプレーン(主物質界)と精霊界(地水火風)・・・まーなんと言うか、色々な「ファセットのような」独立した世界を包括した存在として構築される。その世界全てに半分足突っ込むような形でイセリアルプレーンが存在している。別の世界(ファセット)に移動する為には(ムーンゲート潜る様に)イセリアルの世界を通り抜けるしかない。(それらを全て包み込むようにアストラルプレーンなんつーもんも存在するが、そこは神々の領域なのである)
上記の主物質界・精霊界・イセリアルの世界をひとまとめにして「インナープレーン」と云う。

また、イセリアルプレーンにも生物(?)が存在するが、エーテルで形作られたこれらの存在は物質と干渉せずに存在できる為、通常武器ではこれらの存在にダメージを与える事ができない。
で、神様(D&Dではイモータルと呼ぶ)はこの世界での覇権を掛けて5つの組織に属して戦ってたりする。5つの領域はそれぞれ「物質」「エネルギー」「時間」「思考」「エントロピー」となっている。言うなればUltimaシリーズに出てくるタイムロードなんて名乗ってるおっちゃんも、この「時間」の領域に住んでるイモータルの一人(一柱?)なのかもしれない。FoAなんかは「エントロピー」の領域のイモータルの走狗だな。

イセリアルはインナープレーン構成の際の「充填剤」の様なもので、それは世界のありとあらゆる所に偏在している。互いに少しづつ重なっている部分もある為にこちら(主物質界)からイセリアルの世界やイセリアルの連中が垣間見える事もある(これが霊現象みたいなものになる)
イセリアルからの攻撃は非常に厄介なものである。ちょっかい掛けてくる連中はちょっかいを掛けるだけの具体的方策を持つのに対して、こっち(PC側)はイセリアルへの干渉手段を殆ど持たない。一方的に攻撃されかねないのである。バルディオスの亜空間からの攻撃みたいなもんだねぇ。

UOにおける「イセリアルマウント」は恐らくイセリアルプレーンから召喚した「イセリアルの生物」なのだと思うが、そしたら主物質界の人間は騎乗できないんじゃないかなーなんて思ったりもする。その辺はご都合主義というか適当なのであろう。世界全部がD&Dを手本にしていると考えるのはD&D原理主義者の悪い癖なので何とかしよう。

もう一つ、UOで非常にイセリアルと関係性が強いと思われる呪文体系は、スペルウィービングであろう。これはイセリアル・ボヤージュ・・・あの変身してタゲ取らない様にする呪文の存在だけではない。物理防御に影響を受けない攻撃方法・・・つまりワード・オブ・デスはイセリアル方面から敵に攻撃する呪文なのではないかという話。エルフの連中はきっとイセリアル世界の話に詳しいぞ。

木曜日, 9月 02, 2010

ホームタウンと言うアイデア

ちょっと一部で盛り上がってしまった、ホームタウンに関係するお話。

元々この「ホームタウンを作ると色々面白い事が出来るようにする提案」は、装備品のデザイン等を個性化し、割と重視される事の多い「PD上のキャラ外見」を多様化させようと思って策定した物である。
家具等では既にトリンシックだのヴェスパーだのエルフ式だのの「機能は大して変わらないが、デザインだけが異なる」アイテムが複数存在し、武器防具類もエルフ式の装備だの、ガーゴイル式だのの装備が出て久しい。文化の混交が進んだ昨今のソーサリアであるならば、エルフのデザインセンスを活かした人間用金属鎧やガーゴイルアレンジのエルフシャツがあってもいいのではないかと思うのだ。
これらの「デザインの系統」を各ゲーム内「町」におけるデザインの流儀として定義し、職人連中が自分のホームタウンを設定する事で「既存装備に新しいデザインを追加する」作業を行えるとしたらどうだろう?
ある人は自分のホームタウンに誇りを持ち、自分の装備や服飾を「先祖伝来の」デザインにする様求めるだろう。ある人はトリンシック風のズボンにエルフ風味のファンシーシャツを重ね、更にトクノ形式の太いベルトを併せるなんてコーディネートをするかもしれない。機能重視でルンビ胴に革腕、ストームグリップ・・・なんてアレンジしている連中も、革腕の見た目の貧弱さを補う為に革腕のデザインをガゴ風にし、ルンビ胴はもっと細くする為にヴェスパーアレンジ・・・なんて風に「見た目の改善を狙って」四苦八苦するかもしれない(まぁ、この手の連中は誰かが作ったアレンジテンプレなぞって、結局ユニクロ状態になるのだと思うが)
デザインって重要だと思うんだよね。
ぶっちゃけ、人間ロンソがガゴの大剣風味にアレンジできるなら是非ともアレンジしたいし。

実装の際には最近導入されたバードのマスタリーの様に、各職人がNPCからクエスト受けてデザインを学ぶという形式にしてみてはどうだろう? つまり、トリンシックならトリンシックの鍛冶屋ギルドに入ってそのデザインの奥義を学ぶのである。

でだ。
大変間が悪いんだか、間がイイのかは分からないのだが、次の改変(ブースターパッケージと言うらしい)で、海での冒険が取り上げられるんだそうな。で、大工は船の修理とかするんだと。
ここで「船を町に関連付け、その町の港で修理すると各種の便宜を図って貰えるとしたら・・・?」と言うアイデアが出て来た。
つーかめんどくさい。
可能な限り多数のスキルに、ホームタウンを設定する事によるメリットを与えて見てはどうか? と。
SpM等も町ごとに少しアレンジされた物を学べるとか、マジンシアでメイジのマスタリー取るとマナ消費が倍になるが、各種の計算でEIをスキル値の1.5倍に変換するとかどーよと。
余り実際のプレイにおける損得に絡めない方が良いのではなかろーかと思いつつも、実際に皆がそれやらないと悲しいだろうし・・・トレードオフできる程度のメリット/デメリットの策定だったら、割と受け入れられるんでないの? みたいな。

ただでさえ少ないプレイヤーを各町に散らす事で一見過疎が進んだように見えてしまうかもとか、不人気なデザインとか特徴持ってる町が超過疎るとか問題がない訳でもないが、町に対する愛着を増やす為に、もっと各町を個性化するというのは我ながら鋭い視点であると思う。

どんなもんだろう?

ちろっとデザイン変えてみた

いやー
実は別のアカウントでこの間別のBlogger開設したのであった。(こっちのBlogとは全然別の技術系ガチガチBlogなので、UOerの皆さんは気にしないで良い)
で、そっちのBloggerを設定した時に、こっちの日々妄想の開設時に散々苦労した「本分スペースの巨大化」が簡単にできる事が分かりましてなー(いや本当に簡単。カスタマイズ超楽になった!)
CSS編集超面倒ね! 特に他の人が作り上げたテンプレだと超分かりにくいネ!
と言う訳で、少しだけカスタマして泣く泣くあの状態で使用していたのだ。
画面でかいのにあれしか本文スペース無いんだもん。
割と、気にしてた。

ちゅーことで、デザイン変更して、思う存分長文書けるように本分スペースを拡大しました!
一応1280x1024だかの解像度を取れるモニターだったら表示上手くできる筈なんだけど、問題ある様だったらこの投稿にコメントで要望を残して欲しい。

これでやたら縦長になる投稿とはおさらば・・・でもないだろうなぁ(苦笑)