水曜日, 12月 27, 2006

キャラクター表現の方法

霊魂放逐の方に書いたネタで少しプレイヤー視点の意見を書かねばならない感じがするので、ここに投下。

先に言っておくと、件の人々は少なくとも私にはきっちりそれっぽい感じに見えるのである。但し今の段階では見る人を選ぶかもしれない。この「見る人を選ぶ」と言う部分が惜しいかなと思ったポイントだ。



以前にもこっちの方で記載したが、個人的にMMORPGにおけるRPとかそういうので重要なポイントは、フックと言う仕掛けにあると思う。自分が志向しているものを端的に表現し、それを周囲にわかり易く表現して、互いのボケツッコミを行いやすくすると、そういう部分。
これは自戒も兼ねて書くが、その「ボケツッコミ」を誘引するフックと言う奴はしつこく感じるほどに用意した方が良い。沢山あればあるほど、他人はその「フック」に気が付きやすくなるし、より色濃く自分の目指している方向性を宣伝する事ができる。
例えば例の人々は同じ服装をしていた、つまりユニフォームであると。それは彼らが一つのグループであることを鮮やかに描き出す。武装などから見れば、彼らが相当な戦力を持つであろう事も容易に想像できる。
そしてその徳性とかそういうのが、傍目にわかり易く表現できれば…有徳の武装集団であることがより判り易くなる。それぞれのキャラのバックボーンを知らずとも、ある部分で推量が可能になるって寸法だ。そこで私が「流石、噂に上る騎士団よ。武器だけではなく心まで磨き上げられている!」とでも突っ込めば、ボケツッコミ回路が加速していく訳ですな。

風車の理論じゃないけど、一応私も他人と絡むときに「相手の望むポイントを引き出したい」と考える。
そこで色々と事前に情報を調べたり、その場で手に入る各種の「手がかり」から「彼らが望むであろう突っ込み」を模索する。上手く手がかりが掴めれば一気呵成に突っ込んだりボケたりして掛け合いを楽しむ事ができるのだけれども、手がかりが見つからないと困るのだ。
すぐそこに彼らが待ち望む突っ込みポイントがある! だのにそこに後一歩で手が届かない!
これが悔しい。

時に世間には「そこに突っ込みポイントがあるのに、近くの手がかり辿ると山の裏に到達する」とか、手がかりだと思って手をだしたらそこに剃刀が仕込まれてた…なんて事もある。フックだと思ったら焼け火箸だったとか。

そこまで酷くないとしても、オーバーハング連続してて、そこに到達するには物凄いアルピニスト技能が要求されちゃったり、人差し指一つで体全体を支えなければならないクンフーが必要になったりなんて事はままある。(これが私の言う「フックが目立たないか、フックの総数が少ない状態」である)
これが「RPの上手い人」(例:某元大公)になると、
*見た目:大公
*言動:大公
*歩く姿:大公
と、大公汁の漬物が如く大公臭を撒き散らかして、まるで高尾山の裏の様に容易に山頂(本人が目的とするボケツッコミが煩雑に行われる状態)まで到達出来てしまう訳だ。

一足飛びにそこまで到達するのは無理ではあると思うので、初心者はやはり色々と登りにくい所にフックを埋め込んでいくと良いと思うわけですよ。

自分のキャラと言う「山」は、人に登ってもらって始めて評価され得るのであると。
登りやすいに越した事はない。登りやすければ多少高い山でも十分皆は付いて来てくれる。逆に低い山でも逆三角形状だと流石に登れる人は少ない。


これがなー
山は高い方が良いとエベレストの数倍にもなる高度を設定し、しかも断崖絶壁で山の裾野の部分が海抜0メートルかつあっちこっちに地雷が埋設されて上の方から溶岩が流れ落ちるような感じだと、私はぽかーんとしてそれを眺めるしかない。下手すっと海の中からみにょーんって山が顔出してるからな。
なにそのギアナ高地。
てっぺんには恐竜でも住んでるのかいなと。(んで、そういう人に限って「登れないならヘリで山頂に行ってしまえばいいじゃない?」みたいな事を言うのは何故だ?!)

1/3 補注
なお、常日頃から私の言説を見ている人なら自明であろうが、ギアナ高地級のトンデモ設定と言うのは、いきなり何の脈絡も無く「天使である!」(そ…ソーサリアには神様おらんのですが…:汗)とか「アンブラ王族である!」(いや、いつからアンブラが王政を?!)等と言う設定類の事。アンブラのどこに王城があるのかと小一時間…

木曜日, 12月 21, 2006

世間は広い。色々な意味で(ブラックロックの影響編)

知り合いの所経由でhttp://blogs.yahoo.co.jp/lucy_tinycafe/1065111.html

に直接リンクするのはhttp://www.blogspot.com/ の裏口云々とか言われて往生する事になるかもしれないな! (いや、そんなアドレス誰も取ってないんだけれどもよ)
つーか自分でやってるTBはどういう扱いなのか? 自分で嫌だと言っておきながら他人には深層リンクを実施すると。自分でLink張ってるサイトがディレクトリ掘ってる状況はどう認可しているのだろうか?

私自身、恣意的なLinkをされて意見を捻じ曲げられる可能性があるのは了解しているし、そういう時には「出来れば話の初めから見て欲しいよなぁ」と思うことはある。でもそれって各コンテンツに前後記事へのLinkとかそういうの用意する事で回避出来るんだよね・・・

サイト構築能力/技術とか色々足りてないような気がする。
一番足りてないのは論理的思考能力では無いかとも思うのだが。


まず、独自ドメイン取ってみてはどうか?



追記:
投稿後、Blog確認したらなんか見事に真ん中辺の文章が欠落している事に気が付いた。というか、最初のLink指示移行10行程度丸ごと欠落している!
ベータの取れたBloggerサーバーがエラー起こしてるか、ブラックロックの濃度問題であるとは思う。
いい記念なのでこのまま残して本当の文章は再度投稿しなおそうかと思う。

水曜日, 12月 20, 2006

どうもBloggerが新しくなる模様

なんか知らんがちょっと前からテストやってたBloggerのベータがベータ取れた模様。
ちょこっと弄ってみた感じ、今のBloggerに比べてかなーり機能が向上しているので色々と移行するための手段を講じていたんだが…全部滑っていたのであった。(メアドをメインの奴にしなかったんで…)

で。
ベータ取れてようやく全部のBlogger Blogが新しい奴に変わるんかと思っていたら。

サーバーエラー起こしてる・・・



暫くは色々と不具合出るけど、キャルフォーニアの青い空のように広大な心で穏やかに見守りたいと思う。

月曜日, 12月 18, 2006

MMORPG業界に対する警鐘

正直、開発者のネームバリューとか後継だから会員ウハウハっていうノー天気な市場予測は止めた方がいいと思うんだ(挨拶)

全体的に見通しが甘い。
今度キム・ハッキュ作品であるグラナド・エスパダが基本無料になるらしいが、もしもそれでユーザーが増えると思っているならそれは甘い。これはLineageII等とも同根の問題なんだが、基本無料にしてもそれを遊ぶためのコスト(=専用PC作成代金)が洒落にならんのよ。ネット房が定着している地域ではどうか知らんが、日本じゃそれやってもダメダーメですよ。

新しいゲームの立ち上げに必須なのは、ユーザーグループをどの様にして形成させるかと言う部分。
Lineageでは最初期にギャング系のクランが立ち上がり、その「ウマウマ連中」を打倒すべくグループが立ち上がった。城攻めとかそういう要素もあってグループの構築がシステム的に促進された部分もあっただろう。私はむしろマップを広げるより狭めた方が盛り上がるんじゃないかと考えてる。そうして各地で衝突があった方が、ユーザーグループ育つんで無い?
ROは最初期に捕まえたユーザーグループの力が強かった。所謂VNI系の連中である。ちゆフォーマットの拡散とフォロワーVNIの相乗効果で強力なユーザーグループが結成されたのも昔の話。今はその系統のサイトもROと離れつつあるし、最後のユーザーグループになりそうな連中がアンチ・ガンホーと言う辺りで既に終わっている。RO2? あー多分こける。半年で。
EQ系がイマイチ日本でメジャーになりきれないのも、ユーザーグループの育成にあまり力を裂けなかった、或いは育たなかった辺りに敗因があると思う。中々面白い人材を配置しているのでいけるかなーなんて思ってたんだが…
SWGも結局ダメだったね。グループ育成の方向性について何か施策あっただろうか? 多分無いと思う。
UOが何とか生き延びてるのもプレイヤー間のグループ化が何とか生きてるからだろう。その命綱切れたらUOも終わるが…利害関係を越えた部分にまで網目が広がってるのが救いだろうか? いろいろできると言う方向性さえ維持できれば、縦横にめぐらされた細い糸が全て断ち切られる事は無いだろう。

今後、システム立ち上げるなら絶対に「グループ育成の方策」を考えた方が良い。それが無ければ基本的なMMORPGのシステムなんて全然面白くないのだ。ぶっちゃけ全部Wizとかの亜流だもん。
単純なコミュニケーションだけだったら今後WiiとかDSに客取られておしまいになる。コンソールにキーボードを利用している事の最大の利点は「おしゃべり」と言うコミュニケーションなんだから、そこを強調しないとドンドンダメになってくと思う。


レイホウ氏の所で面白い話が出ていた。曰くMMORPGとは時間を浪費する遊びである、言い換えれば暇つぶしにMMORPGをやるのであると。これには私も同意。そして暇つぶしは気のあった友人たちと行うと最上の娯楽になるという部分も指摘しておく。忙しくさせてもダメ。目標を遠くに設定するのもダメ。ある部分で「ひま」をどの様に定義し、その暇つぶしを如何にいろいろな人と絡めて消費させるか…これがMMORPG運営の肝と見た。そしてこの部分を根本的に勘違いしている運営が多いことに若干の危機を感じている。こりゃ来年色々MMORPGこけるぞ…
UOも若干勘違い風味であるので少し心配なところはある。今回の正義ってなーに? イベントで、少し効率主義とは外れた部分での暇つぶしの効能と言う物を学んでくれると嬉しい。


で、効率とは別の部分で盾抜きサムライ試しているのだが。
意外と効率を重視しない層にも「それって不利じゃん」みたいな事を言われて驚いている。
いや、不利なんだけれどもよ。有利不利で振り回されるようだったら純戦士とか作らんしな。効率的ではないがそこそこ楽しめる構成ってのはあるもんだよ。嬉しい事に(悲しい事に?)PTで出かける事主体に考えたら、UOのキャラの性能を十全に引き出さなくても、大抵の敵は倒せるし。タイマンでも結構上の方の連中さっくり倒せるもんじゃぜ? (じゃー魂石使うなと言う話もあるだろうが、あんなもん邪魔くさいのでさっさと使い切るに限る)
まぁ、テスト機であるLenoで良い感じになったら本アカウントでもやりますわ。純武士。
今度はきっちり最初から育ててデータ取る。うむ。

木曜日, 12月 14, 2006

ギムレットには早すぎる

何故にこげな検索ワードでこのページに到達したのか、全く以って意味が良く判らんのだが、折角なので「ギムレットには早すぎる」と言う台詞の意味を読み解いておこうと思う。

その一 作品
「ギムレットには早すぎる」と言ったら、レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」(ハヤカワ ミステリ文庫だっけ?)であろう。それ以降にこの台詞を使った物語があるのだとしたら、多分それはマーロウ(上記の小説の主人公 私立探偵)にイかれた作者がリスペクってオマージュなのであろう。
かいつまんで話すと、長いお別れってのはこんな話。
ものすごい呑ンべぇで金持ちのおっちゃんとひょんな事から知り合いになったマーロウ。彼も酒飲みなので、いつの間にか仲良くなる(その時に彼と飲んでたのがギムレット。それが後への伏線になっている)。その後この金持ちがド偉い目に会って家から逃げ出す事になるのだが、マーロウは酒飲みの友人の為に一肌脱いじゃう。
その後色々ありまして…逃げた筈の呑ンべぇオヤジが整形してマーロウの前に立つ。彼の整形を見抜いたマーロウがその辺つつくと、彼はこう言うのだ「ギムレットには早すぎるね」


その二 意味
直接的な部分では「バレてたか。そうだよ俺だよレノックスだよ」と言う意味であろう。
ギムレットはマーロウとレノックスが共に酌み交わした酒であり、二人の思い出のメタファーになっている。だからこそレノックスは「自分の遺書」にヴィクター(彼らがよく行ってたバー)でギムレットを呑み、コーヒーを沸かしたら一杯入れて、その横に火をつけたタバコを置き、全てが済んだら忘れてくれ…などと書くのだ。
忘れてくれとか言われても、こんな儀式じみた事をやらされたらギムレットを飲むたびに、コーヒーとタバコを用意するたびにレノックスを思い出してしまいそうではあるが。

たった一杯の酒で遠い昔の事を懐かしく思い出す…レノックスはマーロウに自分をそんな人物として記憶していてもらいたかったに違いない。思い出すのは常に静かなヴィクターのカウンターとギムレットとどうと言う事のない、他愛の無い会話。
しかしマーロウの中でレノックスはそれほど軽い人物ではなかった。
ギムレット(=楽しい思い出)にするには、早すぎたのだ。もっと…10年20年経てば懐かしく思い出される程度になったのかもしれない。何故早すぎたか・・・レノックスにとっても、マーロウにとっても、相手は十分に重かったのだろう。

さらっとした会話。
軽薄なトーク。
シンプルな思考。
だのに重い、彼らの友情。

小粋な男たちの友情物語が、この「長いお別れ」の主題であり、それを象徴する飲み物が(普通に知られているレシピより甘い)ギムレットなのだろう。
そう考えるとドライ ジンとライムジュースを半分づつ入れる…というレシピにも納得が行くような…



・・・・いや、流石にそれは甘すぎだと思うよ、レノックスさん!

月曜日, 12月 11, 2006

正義の徳の解釈問題

これ書きたくて仕方ないのだが、英語力の欠如に苦しんでゐる・・・
戦技研でも書いたけどさ、これEAJで募集して英訳して提出してクレヨン。能書き垂れるの好きな日本人多いけど、それを英訳する段になると皆貝になる。これはUOのユーザーグループにとって損失だと思うんだ。大変だと思うけどさ、その辺頼みますよEAJさん!


で、今書いてるんだけど。
日本語版は既に書いた。Mixiでマイミクになってる人なら私の過去データさらって確認できると思う。
基本骨子は「正義だのなんだのってのは、それが存在する社会の概念に照らして評価される物であり、全ての社会…つまり他種族とか他文化圏で共通して適用できる正義の概念なんて無いんだよ。多分」となっている。UOに絡めろとか言うからガーゴイルの八徳とか三元徳とかPK/PKKと正義の徳の関係とかその辺も少し絡めて書いてみた。

本当はブレインストームのつもりで書いたんだが、全然反応が無いのでこっちでも話題を提議してみる。正義って結局何よ、と。

古の昔のヨーロッパでは、正義とは神の意の事であった。中世ヨーロッパでも大体似たようなもんで、宗教が正義だとか悪とか決めてたんだよな。今のこの時代的に言うと宗教、あるいは文化が正義と言うものの定義を行っていたと、そんな感じか。
じゃー最近は違うのかと言うと、実はそうでもない。この間の国連(とは名ばかりの、アメリカ軍)のイラク進駐を見ても判る通り、宗教が人権思想に変わっただけで結局イデオロギーが正義を決めてる感じではある。(いやさ、その裏に利権だのなんだのがあるのは判っているが、そこ触れるとややこしくなるので省略。そもそも私自身人権思想は良いもんだ陣営の人間だし)
簡単に言ってしまうと、正義なんてものは「世相、世論(つまり、イデオロギー的な何か)」によって決定され得ると、そういう事だ。逆説的に「異なるイデオロギー」に立脚した二者間に、客観的な「正当性」と言う物を付与するのは難しいよと、そういう事になる。

そんなこたーねー! と言う人々にこんな例を挙げる。
大昔、ダム工事と言う物は水害などを抑制して電力の供給を充足するために必須の物であった。その昔、ダム工事は正義だったのである(黒部ダムとかの「物語」を読んでみれ)
然しながら昨今、ダム工事はエコロジーという側面から批判されつつある。ただでさえ電力の自給に核パゥワーを使わざるを得ない昨今、水力発電否定してどーすんだという話も無くはないのだが、それでもエコロジスト達はダムを非難してたりする。
昔は世論の要請でダム工事は正義になり得たのであるが、最近は異なるイデオロギーであるエコロジーという思想の流れで非難されているのだ。どっちが正しいかって問題ではない。これは異なる物の見方をした為に発生する「予期された矛盾」であり、正義だ悪だ、良い悪いで判断される物ではないと。


困った事に現在のソーサリアには宗教が存在せず、一番簡単な「神様に逃げる」と言う手段が使えない。そこで八徳になる訳だけれども、実は八徳自体もイデオロギーによる支持がなければ成立しない概念である…今回問題となっている八徳の「正義」とは、八徳を支持するイデオロギーの総体が規定する正義である。 文化素養が同じではない場合は、その正義の徳が適用不能になってしまうのだ。
んで、八徳が通用するのはエルフ社会と人間社会、及びその周辺だけ。今回裁判やってて争点になってる「蛇人間」には同じ八徳が適用可能であるかどうか判らないのである。つか多分無理だろう。エルフだって独特の八徳を持ってておかしくないと思うし。(あいつらが人間と同じ文化素養を持つとは考えにくく…)


で、リカルド裁判なんだが…
人間社会の法に照らせばリカルドは普通に窃盗罪なんだけど、それが異なるイデオロギー圏内で行われたってのが問題。昔っから郷に入りては郷に従えと言う言葉があるように、犯罪は犯された文化圏の法で裁くのが適当だと思う。しかしヘビの人たちは彼らのテリトリー内で問題解決できなかった。
(これに異論唱え始めると、PvMと言う遊び方は根本的に成立しなくなる。どー考えても押し込み強盗です、と言う話になりかねない)
人間同士のように同じイデオロギー内で生きてるもん同士であれば、普通に犯罪者引渡し要求などが行われたのであろうが…ヘビの人は直接的な武力行使を行ってきた。彼らのイデオロギー内ではそれが妥当な事なのかもしれないし、もしかしたら支配者ランクがおバカちゃんである可能性もある。然しながら我々はそれを判断し得る立場に無い。(ヘビ人間の世界で暮らしてるヘビ人間通がいりゃー話は少し変わってくるとは思うが…居るのかね?)

ここでリカルドを「国家反逆罪」にしてしまうと、同様の方式を用いて「PCの略奪行為からモンスターが攻めてきた」場合に、PCを国家反逆罪に陥れる事が可能になる。リカルドを窃盗罪で捕まえると、PvM主体の連中なんて窃盗よりも重い「押し入り強盗」として処罰される危険性があるわけだ。そうするかどうかが問題ではなく、潜在的にその様な危険性があると言うだけで十分な脅威だろう。
判ってない人も多いと思うが、ここでリカルドを有罪にすると、俺ら全員有罪にされかねないのだ。

と言う事で、ここは積極的に「異なる文化圏(つまり、我々と同じ八徳を信奉しない文化圏)での犯罪は正義の名の元に処罰される事は無い」としとかないとPCにはひじょーーーーーにまずい事が起きる。
もしかしてこの様な結論が出ることを織り込み済みでイベントを企画し、PCにリカルドの弁護をやらせようってのなら・・・・・・・・
・・・・・・・・大胆だよな。システムそのものにヴァリアントが出来ちゃったら、管理側として凄く手間じゃない?

火曜日, 12月 05, 2006

理解に苦しむ状況

さて。
私がMzhでベンダーやってる事は知って居ると思う。知らない人はアンブラの近くをうろついて探すと良い。

このベンダーハウス。基本的な経営方針が「俺だったら欲しい物を売るのだ!」と言うナイスかつグレイトな経営方針である為、実に色々な「くだらない物」が並んでいる。
売り上げトップは金属鎧ベンダー。もうこの辺からして既に「あり得ない」感じが漂っているのだが、この商売は実の所あまり競合が存在しない為にかなり成功していると思う。インゴット自分で掘っているから赤字にはならないが、たまに溶かしてインゴットにした方が高いんじゃねーの? 的な値付けになっていて自分でも呆れている。でも良いの、もしも私が客だったらそういうの喜んで買い込むから。
帽子なども結構良い品揃えではないかと自負している…神アイテム無いけどな! 少しお買い得感があるかなってアイテムはたまに並ぶが…ベンダー評価額x10で値付けしてるから、そりゃーお買い得感もあるでしょうよ。
革鎧は基本的に100gp均一で販売している。革鎧なんて飾りです、と言うさり気ない私の心のメッセージ。それが良品だろうがなんだろうが売り飛ばすなら100gp! 何故なら私の心の中では
鉄鎧>>>> 骨鎧>>>>>越えられない壁>>>>>>革鎧
となっているからである。自分の心に正直に値付けしました。アクセサリーも最近100gp均一。仕分けとか根付けとか面倒っス。いーからもってけモード。

こんな売り方してるので、いつもベンダーさんは持ち金が減少するばかりであり、維持費と材料費ばかりがかかって仕方が無い店となっている。でも良いの。昔私が味わったみたいに「俺の好きな鉄鎧とロンソがどこにも売ってNeeeeeE! みんな革鎧にカタナだヨ! 舐めてるYo!」と言う憤りを新しい冒険者諸氏に味あわせたくないだけなんだから。


と、まぁ。
非常に趣味性が高い店を経営しているつもりだったのだが、最近たまーに商品がガッツン売れてしまっている時がある。
また、私の場合深夜まで狩をしてその後に(ストレージがきっついので)店で戦利品強化するんだが、その夜中の二時とかに店を訪れるものたちが居る。
時差とか勤務時間とか色々あるんだなーと思ってみていたのだが。
昨日の人は何故か徳ガンプの右下方向に緑色が…
…天秤型で緑色…正義の徳。
おや?

PvP系の人やないスか!?


そういえばその昔、店の近くの知り合いの店で恐らくソーサリア一安価にオレンジペダルを売っていたのである。なんとボリュームディスカウントがあり10枚で950gpだったと思う。余裕で生産原価割ってる。
最近は園芸時間が減ってしまったので消費するばかりだが、一応全シャード併せれば(つまり、他シャードに行く連中に持たせたのを含めれば)余裕で1000枚以上の在庫を保有している。
(最盛期は常にオレンジ花を60鉢以上育成していた)

そーいやオレンジペダル売ってた頃、PvP系の人が「纏め買いしたい」とか言ってたなぁ。


いや。
それで今もオレンジペダル探してるならまだ判るんだが…何故にウチのベンダーのような趣味性の高い店で物買うかな? PvP用の武器防具置いてたっけか? 転売するには少し微妙な品しかないような…

知り合い関係を除くと、正直誰がうちの店の在庫買ってるんだか良く判らん。
自分で言うのもなんであるが「お前ら何がそんなに気に入ったんだ!」と言う気持ちでいっぱいである。


P.S.
先月ほぼ丸々ログインできていなかったんだが、その間にベンダーさん達が非常に貧窮問答歌な状態に陥っており、この間必死に彼らに給料を支払ったのだが…
100k近く持っていかれた。毎日少しづつ狩りの端数の金をベンダー用に貯蓄してたら気にならない額が、まとめるとこんな金額になるのかと少々呆れた。


おちはない。

土曜日, 12月 02, 2006

パーティーでの狩り訓練に関するNote

最近ふと思った。
新しい仲間と出会い、仲良くどこかに出かけて遊ぶ時…連携などを余り理解していない「ソロ活動」メインだった人とあんまりきっつい所に遊びに行くと、そりゃーまー面白いことになる確率が高い。
不肖のこの私、そういう事例には沢山同席しているのでここで一発「新人教習メソッド」なる一文を用意してみたいと思う。


新人の能力を把握する。
大体スキルや装備を見て戦闘能力を把握する人が多いと思うのだが、これ絶対にヤバイ。他者の戦力を把握するには装備やスキルと「いつも何相手に戦っているか」を聞かなきゃダメです。
例えば、装甲乗りドラに亜人もしくはオーガ特攻(最近の流行だとソウルシーカーか?)抱え、MAFなどの込みこみ装備でオーガロード相手にしている人だと、正直戦力的にはどうかなと思うわけで。
寝てなければ普通に倒せちゃったりするからね。
普段出かけている場所と言うのはかなり戦力を計る上での指針となる。反特攻とか理解しているか、魔法防御などに気をつけているか、多数の敵に囲まれた時はどうか・・・・
こういう部分を知る上で、日ごろ彼らが出かけている場所にみんなで出かけるというのは非常に良い方針だと思います。そこで彼らの動きを探り、戦闘適応度がどの位あるかを調べておくと良いと思う。


適応ランクが低い→張り付いて倒せる敵だけ狙う。魔法使う敵は相手にしない。単独沸きの敵ばかりを相手にする。
適応ランクが中度→混成集団を相手にするが、基本的に特攻一本で相手できる敵ばかり。もしくは極端に強い敵 単体とザコが同時沸きする場所での戦闘
適応ランクが高い→魔法を使用する敵5-6体の沸く場所に出かける。カルダンとか。
適応ランクがバカレベル→LLパラゴンとか即死の可能性のある敵(ブラッドオース使用する敵)相手に丁々発止の戦闘をこなす。LLパラ、骨ドラ、影ドラなど



お勧めパターン

新人がGM以下の戦闘スキル持ち
あり穴で転送バッグ集めるクエスト受けて、女王アリ倒してみる。入り込んですぐにありの倒し方などをレクチャーし、子アリの始末を頼む。酸が飛び散る中で華麗にステップ決めて敵を倒す先輩の姿に憧れを抱いたらGood! (アリの倒し方はこの動画参照)

新人がGM前後の戦闘スキル持ち
トログロダイトの出る洞窟最深部探検。状況を見つつ敵主力集中攻撃するか、周囲の敵を処理するかを判断できるようにする。密集戦が可能なので、包帯スキル上げや包帯巻きあい陣を練習することも出来る。熊から敷物(黒い毛皮)貰って皆で分けるのも良いかもね。包帯をここで大量に確保してギルド資産にしても良いと思う。
MAFを与えたければここで取得「させる」のも手ではないかと。

新人がElderクラスの戦闘スキル持ち
炎耐性が十分に高いことが前提だが。 ダスタード最深部で古代竜退治。最初はワイバーンの処理をお願いして解毒用のメイジを一人配置。止めは刺さないようにして「追い払ってくれ」と依頼し、追い払ったら古代竜に切りかかってもらう。騎士道スキル持ちだとコンセクエネワンで古代竜に切りかかると思うが、恐らくダメージはしょぼい(古代竜は全体的に硬いからな)。
SpMでイグノア入れるか、ルンビで装甲無効化しないと大ダメージ入らないからターゲットが変わりにくくて良い。イグノアキャラで一発ターゲット取っておけば被害が大きくならないで済む。
で、古代竜をボッコンボッコン倒せるようになったら上のフロアで影竜狙う。ザコ退治だけでも結構きついし(黒メイジ、赤デーモンが登場)、影竜はブラッドオース使ってくるので影竜討伐は実際の所古代竜討伐よりきっつい。

デーモンテンプルで隊を2つに分けて戦ってみる
デーモン組とドラゴン組ね。あわあわしながらあっちこっち駆け回った方が面白いかと。デーモン程度なら魔法の連打もそれほど…きついかも知れないが。 デーモンやドラゴン見るのが始めての連中が多い場合は、一匹づつ外のおびき出して囲み殺し、単体戦闘力をきちんと把握させること。最初は新人にターゲットが行かないよう、片っ端から先輩キャラがターゲット取る方が良い。

トクノチャンプチャレンジ
皆が余り強いキャラで参加すると、孤独な戦士がたまたま居合わせただけになる可能性が高いので、毒メイジでも連れて行って毒フィールドを敷設し、そこに敵を誘い込んで…という作戦指示を出すと良い。チャンプチャレンジの時はいざと言う時の集合場所をきちんと事前に通達し、その周囲は必ず安全を確保する事。単純にレクリエーションとしてPT戦闘を楽しむのであれば、ここは割りと良い。


少し難易度を高める場合
イルシェナーが割りとお勧め。
パラゴンの出現を想定しないで難易度を設定し、その上でパラゴンが出ると良い意味でお祭り騒ぎになる。この突発さ具合が中々良いカンフル剤になる。 まぁ、LLパラゴンはかなーり嫌だけど。

ここで注意しなければならないのは即死の可能性。
なんぼUOは死んで云々と言っても、彼らが初心者であればあるほど即死は悲しい。色々切った張ったしてそれで死ぬならまだ満足感もあるだろうが、出会い頭にどーんでは楽しさもへったくれも無い。死んでる間はなんもできんし。 即死は出来るだけ避けるべきである。 その意味で装備が十分ではないキャラを引き連れてドラゴン類のパラゴンに挑戦する事(ドレイクでも限界ダメージである200ダメブレスを吐く。火属性抵抗50台だと100ダメ食らう)、特攻武器などを持った上でのネクロ呪文を使う敵との対峙(コンセクエネワン+特攻武器使用中にブラッドオース食らったら、下手すると150ダメとか行くんじゃね?)はある程度彼らが経験を積むまで待つと良い。
全体的な傾向として、熟達者・古参ほど全滅傾向の高いツアーを組みたがるが、昨今のユーザーは余りそれを喜ばないし、結果として彼らが大切にしている武器防具を失わせる、或いは役立たずと立証してしまう可能性は避けるべきであると思う。
新参や若い衆にPT戦闘の楽しさを伝えるのが集団狩の主な目的であるとするならば、彼らに苦痛を強いるのは結果として正しくないレクリエーションの形になるかと思う。

また、UOでは強い敵一体と対峙するよりもそこそこ強い敵複数と戦うことの方が難しい。特に昨今のスキル構成では魔法耐性を抜く構成が存在するため、呪文を唱える敵複数との戦闘の場合、ステータスは下がるは動きは封じされるわ呪文は連発で飛んでくるわで逃げ遅れた若い衆が死亡する事例が散見される。 実際に出かける計画を立てる際には、この点に対する留意が必ず必要になる。古代竜のパラゴン倒せるキャラ達でも、イルシェナー北方の関所は難関になる。 逆に腕に覚えのあるものは、ヤング卒業したてぐらいのキャラ連れて前出の関所通過を試みてみると良いだろう。実に我々は無力である。

ツアーで学ばせる事
「仲間の戦力を十分に把握させる事」
連携を取る際にはこれが凄く重要である。そして正しい把握が互いの信頼を呼び起こす。但し信頼と依存は異なる概念である事に注意。 逆に言うと、仲間の底が見えないほどの戦力格差がある状態はPTとして余り良い状態ではないと言う事にも繋がる。結果、過信が生まれてしまう事もあるだろう。
なお、私はPTで出かける時必ず参加者の戦力に合わせてキャラ自身を適正化する。操作の部分で手を抜いて難易度調整をすると正しく戦力レベルが把握できなくなるからである。

「チームワークと言うか、集団戦術」
ワゴンホイールや毒幕布陣、敵を集めて沈静・地震コンボ、クロスフィールド固定、ルンビの突撃に併せた全力攻撃… この様な戦術の理解と実施は実に楽しい物である。皆で何かの計画を立て、それを実施していくと言うのは実に楽しい物である。勿論それが成功すれば更に楽しいだろうし、その成功の中に自分の頑張りが役立ったと思えれば更に楽しくなるだろう。 実際に集団戦闘をする際に最後に求めるのはこの部分で、戦利品やらスキルだのなんだのは「おまけ」でしかない。

「役割を与え、それが勝利につながっている事を自覚させる」
ともすればUOの古参は保護者意識が強く出て、過剰な戦力で戦力に劣る者を保護したいと考える。そうではなく、各人にきちんとした目的を与え、その行為の達成が自身で確認できるようにするべきである。
例えば先に出したサキュバス相手にする時の猫退治など、それは確かにPTでサキュバスをタコ殴りにする上では有効な戦術ではあるが、やらされている初心者・新参には「八分にされてる」感を与えてしまうかもしれない。だからと言って戦力的に優位に立つキャラがネコ苛めてサキュバスを初心者にやらせるのも「どー考えても変でしょう?」と言う印象を彼らに与えると思う。どちらの仕事もやりがいが無いと感じさせる要素がある。 なお、新人が死にまくるのはPTの戦力的に優れたものが敵倒すのに躍起になって、新人への配慮を忘れた時が多い事を付記しておく。

「指示を出そう」
せっかく仲間と出かけているのに無言で殺伐しているのは非常に悲しい。余力のある古参こそ指示を出し、状況を良く見回してぽつねんとしている人々を積極的に狩に参加させる労を担うべきだと思う。究極的にはチームの頭が「コマンドヘッドクォーター」として指示に全精力を向けるぐらいでも良い。 色々と指示が出て、的確に動けば状況がどんどん好転し、そして勝利に結びつくのであれば…敵を倒さないでも、その人の戦力と言うのは実に大きな物になる。それこそ皆で成し遂げた成果であると言えるだろう。 で、指示出しも慣れてる連中同士だったら凄く楽なのだが… 慣れてない人が入った時はしつこく何度も指示出さないと無視されるので注意せよ。




おまけ
20-30人ぐらいで遊んでると、たまにGMの(良い意味での)ちょっかいが入る事もあって面白いぞ。集めるなら山ほど集めるといい。芋煮と同じで作る量が多ければ多いほど、参加者が多ければ多いほど「基本的には」楽しさが増す。 統率者の苦労は級数的に増大するが(ギャフン)

金曜日, 12月 01, 2006

殺されまくりんぐ

最近、いろいろな所で「純戦士絶滅」だの「魔法使わない奴など居ない」だの言われて「絶滅した」と言われ続けている純戦士のVesselです。
生きてるっつーねん。
知り合いとMLダンジョン行ったりしてるっつーねんと。最近本体の仕事が忙しくてUOれていないだけで純戦士全然イケてるっつーねん。


もーね、最近の純戦士の優遇状況を知らない奴はこれだから困る。AoS導入後に純戦士これだけ優遇されてんだぞ!

1.包帯巻き速度上昇(しかし回復量減少)とスリップ定義の変更 (大幅に生存能力アップ)
2.特攻その他のダメージ倍率3倍制限(騎士とかとのダメージ差が減少方向に傾く)
3.通常マジック品の拡充 特攻武器の流通量上昇(最終的攻撃力の上昇)
4.皆がみな瞑想可能云々を求める為に金属鎧の需要が減少し、スザクエだのDoomだので良鉄防具を山ほど漁れる(鉄防具だとそこそこ硬い装備がすぐ集まる)
5.特効タリスマンなどの導入により、純戦士でも最大倍率攻撃(3倍)が可能になる。
6.イグノア等のSpMが打ち込みやすくなった(人間のスキル保証制度導入による)
7.ルーンブックチャージからのリコールが100%発動(これでリコール用のアクセサリーを持ち歩かなくても…:涙)

どうだ、実に優遇されてないか? 優遇と言うよりも単純に駄目な子だった純戦士の戦力底上げがされているだけだと言う話もあるが。
お蔭様でAoS始まった頃は純戦士と言うと天然記念物扱いされたのが、最近では少し純戦士の同輩を見かける程度まで勢力が回復しているのである! それでも赤信号(絶滅寸前)から黄色信号(存続が怪しい)にランクアップした程度だと言う気もしなくは無いが。

昔に比べたらマジで純戦士楽よ? Let's 純戦士ですよ。
私が言うと「お前いつ頃からそういうマゾ職やってたんだ」とか言われそうだが、それには胸張って答えよう。4年前からずっとだ! 実はAoS入るちょっと前から純戦士だっつーねん。
最初はそこまで酷くなかんべと思って始めたんだけど、いやもうね、つらい事つらい事というか、当時はマジでそれしか知らなかったんで辛いと感じる事すらなかったという…純粋に純戦士が仕様的に強くなって行く様見て喜んでました。
未だアイテムに色々と依存しなければいけない部分も多いので、新規に純戦士作ってUO始めるとまだまだ辛いとは思うけど、アイテム集めの楽しみが出来てラッキーじゃないか! ぐらいに考えて頂きたい。
元がダメダメ職業なのでアイテムや戦術や装備やスキル構成(といっても、悩むほどのもんじゃないが)で頭を使い、それで初めて他職のソコソコと同等と言うのが良いんだよ!

まぁ、純戦士弱体化は無いよ。基本的にそれは無いと思う。
だからある意味では俺ら純戦士の未来は常に今よりも明るい! さぁ、みんなで純戦士をLet's Playだ!



ほら、ここで誰も乗ってこないから絶滅職だとか言われんだよ!(涙)

月曜日, 11月 13, 2006

なんか同じ匂いがするぞ

これ
以前愉快な人が愉快な事に「お前の日本語おかしくね?」って私に突っ込みいれる文章で、見事日本語としておかしい文章を掲載していた時のスレッド。

んー
んんんー
なんか、どこぞで似た匂いを嗅いでしまうのだが。と言うか、某所の文章読んで速攻この事思い出した。うわー懐かしー。こんな事あったねー・・・みたいな。

まさか彼は、文章修行の為に一センテンス内に3つ以上の文を入れるように努力したりしてしまう愉快星の愉快な人々と関わりのある人なのだろうか? そういやその筋のあの方はUOの古参であると吹聴していたような・・・そんな記憶が朧気に。(しかしよー覚えてるな、俺も)
前に類似の事例を挙げることも無く「XXも」とか書いちゃう癖もあるが、これは最近多い誤用だからなんとも言えないなぁ。そういえば主幹一人に数人の取り巻きが居た気も。
どーなんでしょう。残念な事に以前生暖かく見守ってた頃の彼の文章ログが紛失してしまい、かの文章と以前の文章の文体比較をする術が失われてしまっている。それが残ってればふふーん、ほへーんと色々妄想をたくましくして遊ぶ事もできるんだけどなー。

まぁ、確証無いし。今の段階では妄想を更にたくましくして色々ニヨニヨ見守るしかない。


楽しみがまた増えた!

金曜日, 11月 10, 2006

パロリシャン

やぁ、時代はこの様なエセアメリカ人的コメントだと思うんだ(挨拶)

パラリをパロってパロリシャンができたのだ。冗談がキッツいと云う向きもあるだろうが、中々に面白い切り口狙ってるなと。戦技研から積極的にリンクしようとは思わないが、これはこれで個人的にはアリかなとも思うのでこっちからはとりあえず一方的にLink張っとく。

少しまじめな話をすると…
今回、パラリで問題になった経緯とか知らないんだけど、まぁ恐らく問題箇所は「Hato」ネタではなかろうかと、そう思う。てっきり私は将軍様ネタがあるのかと思っていたのだが、検閲したのか元から無かったのか…過去ログでは見つからなかったしな。 現行のログで見える範囲ではそう考えるしかない。
で、そのHatoネタだけど…いやさ、正直PvP関係はよー知らん。ただ流石に規約違反(ツール肯定)を居直り強盗的に肯定するのはどうかと思うが。それもある意味でHato氏の「隠さずに実情を語る」スタイルなのかなぁと好意的に捉え…られないよな(苦笑)
どーも誤解されている風味なので追記しておくが、Hato氏の語ってる事の断片ぐらいは一応知ってるんだ。(ウザとか本スレで話題上がるし)
ただそれが「一般的PvPerの中で」どう思われているのかは、よー知らん。

あの漫画自体はその辺の背景情報含めて「ウザスレ方面の様式に従った形で」楽しかった。あーあんな感じだ確かに、と。
それらの問題部分以外では、あの語り口調が中々に面白い。
アメリカ人的というか、アメリカ通販的というか…やぁ、どうしたんだいスティーブ? みたいな。
あれも極めれば芸だからなぁ。
がんばって欲しいものではある。


追記:
読ませない為とはいえイタリックの長文はきついっス。

月曜日, 11月 06, 2006

徳についての話 第二夜 「徳と徳の目指すもの」

全ての徳には反徳と呼ばれる概念がある。一見それらは一本のロープの端と端の如く対極に位置する概念と思われがちだが、果たしてそれは事実だろうか?
たとえば武勇にしても…ブリティッシュ王の玉座を基点として北に向かえば武勇、南に向かえば卑怯となるのであろうか? またその基点は常に磐石で定まった位置に在るのだろうか?

つまり私が言いたいのはこういう事である。バルロンは強い。あの漆黒の悪魔を弱者と考える者は少ないだろう。それに対して同系種族であるモンバットは弱い。弱さの指標として「お前はモンバットか?」と例えられるほどに弱い。しかしここで問題だが、駆け出しの冒険者がモンバットに死を賭けて挑みかかるのは卑怯で武勇の名に反する事だろうか? 或いはこう言ってもいい…バルロンは確かに強いが、幾つかの技術を習得して古代の遺産に身を包んだ冒険者の前には比較的簡単に討伐され得る存在である。その様な強大な力を手にした者がバルロンに挑み、ほぼ10中9.5まで確実に彼らを屠るのは、武勇を高める行為であるだろうか?
宜しい。バルロンを屠る彼の行為が武勇で無いとしよう。では彼がわざわざ装備を脱ぎ捨て、素手で彼らに挑み、そして10中9まで彼らに屠られるのは武勇であろうか? 私はそこに「驕り」を見出し、「愚かさ」を見出す。それは決して「勇気」の成す業ではなく、酔狂か、本当に酔っ払っているか、狂っているかであるとさえ思う。
翻って考えよう。武勇とはいったい何なのだろう?
武勇を磨こうと思って強靭なる鎧をまとい、剣を手にし、勝つべくして彼に勝つ事にどのような「武勇」があると言うのか?知り合いのある男はこう語った。剣で片のつく相手は「本当の敵」ではない。本当の敵には剣など効かず、本当の敵と戦うのに剣は不要であるとさえ言った。(最も、この言葉自体が孫引きであると言う話だが)
武勇と言うのは、そのマークが示すものとは異なり現実的な武力ではないのだと言う。
そう考えたとき…実際には雄々しく戦っているように見えても、実際のところそれは「武勇ではない」可能性が出てくる。
然しながら、現実問題として武勇の徳を極める為にイルシェナーで霊性のシャドウウィスプを虐殺するものも少なくは無く、その結果として武勇の騎士位を極めるものも多い。実際に武勇の徳の蓄積と武勇の心と言うのは一致しない場合があるのである。
ある場所である騎士が嘆いていた。献身の徳を積むべく人々をエスコートするものが居る。しかし彼は効率良く献身の徳を積みたいと考え、何とかして簡単に、楽に人々をエスコートする術はないかと悩んでいたと…彼は献身の徳を真の意味で身につけているのだろうか?
これも考え方一つではないか?
多くのエスコートを待つ人々がおり、彼は自由に世界を行き来できない人々が多数存在する事に心を痛めていたと。しかし彼の身は有限で、多くの人々を一斉に連れ回すことはできない…彼が真に人々を思いやり、彼らの苦しみを救済したいと考えて「もっと効率的にできぬものか…」と悩むのであれば、それは献身の名に相応しいだろう。単純に徳の持つ力に焦がれてそう考えているだけかもしれない。しかし現実問題として徳の力はいずれの場合にも蓄積されていくのである。徳の力は背後にある人々の思惑は全く無視して蓄積されていく。なぜならそれは純粋に力だからである。
そして最も重要なのは、徳の力を溜める事ではなく、それをどう用いるかと言う部分にある。どんなに高邁な思想が存在し、その思想に従って徳が貯められても、その使い道が正しくないのであれば、それは誤った徳の用いられ方であると言える。逆にどのような貯め方であっても、その蓄積された徳が善用されるのであれば、それは徳の使い方と言う部分に限ってみた場合に、正しい。
勿論、正しく貯めて正しく用いられるのが最善ではあるが、悪しき方法で貯められて善用される事と、良き方法で蓄積されて悪用される事…いずれが「望ましい」(全体を通して、である)かは判断の分かれる所であろう。勿論、悪しき方法で貯められて悪用されるのは最も悪しき事であるのは言うまでもない。
更に翻って考える、卑怯であったり不誠実である方法で善を成した場合、それは良い事であろうか? 悪い事であろうか?
反徳の方法を用いて善を成すのは、全体を通して見た時に善であるか、悪であるか?
私の論を丹念に読んでくれたのであれば、答えはおのずと出るだろう。徳は力であり、それ単独で尊い物ではなく、その背後にある目的によって善悪の判断がなされるのである。その目的をしっかり見据える事こそが重要であり、そこに至る道筋は善なるものであればそれに越した事は無く、そこに至る道筋が悪なる物であっても結果が善性を向くのであれば良しとされねばなるまい。
最初の問いに戻ろう。
あなたは駆け出しの冒険者である。包帯も残り少なくなり、体は傷で覆われるが如き惨状である。それでも尚、あなたは何かを守るために「あなたにとって強大である」モンバットを打ち倒さねばならない。あなたは剣を握り突進する…これは武勇であるか、否か?
あなたは古今東西稀に見る槍使いである。余所見をしていてもバルロン如きは赤子の手をひねるよりちょっと難しい程度の労力で打ち倒せてしまう…特に恨みや背負うものがある訳でもなく、あなたは気分(或いは稼ぎのために)でバルロンを打ち倒し続ける。これは武勇であるだろうか?
時に我々はその背後にあるものを無視して「現象」だけを気にする。時にそれが徳に合致するか否かで善悪を判断する。
反徳すなわち悪なのだろうか? 徳すなわち善なのであろうか? その様な事を考える私の心は既にバルロンに蝕まれているのだろうか?

日曜日, 11月 05, 2006

徳についての話 第一夜 「徳は目的ではない」

これから何回かに分けて徳についての話をしたいと思う。第一夜は「徳は目的ではない」と言う話。
何も素っ頓狂な事を言っている訳ではない。これは徳治政治が始まった頃から言われている事でもあり、第一級資料の「Virture」にも記されている事である。
徳とは、社会正義の実現や理想社会の現実化に際して、手段として或いは道筋として用いられるものである。そう、理想社会を実現する為には、徳の力が必要なのである。だから我々はより良い社会を見出し、築き上げる為に徳性を磨く事が求められる。徳の力無しにそれは達成不能なのである。
この事を知る多くの賢人たちが、徳の追求を求めて様々な修行を行ってきた。徳とは何ぞやと問いかけて来た。しかし、多くの賢人には自明のものであるにも拘らず、多くの人々に理解されていないある種の事柄がある。それは、徳の用いられ方である。
実に多くの人々が「徳」その物が善性を帯びているかのごとく感じ、徳を極める事がすなわち善であるかのごとく誤解をしている。そうではないのだ。徳そのものはある種の「力」に過ぎず、徳の力は用いられ様によっては悪をも引き込む。あなたはより多くの力を求めてフェルッカシャードのチャンピオンスポーンにチャレンジした事はあるだろうか? もしその経験がおありなら、殺人者と徒党を組む「殺人を犯した事の無い」悪党が、正義の徳を輝かせて略奪に参加し、その徳の力を用いてより多くの神秘の巻物を手にする様を見た事があるかもしれない。或いは名誉の徳を用いて敵の嵐の中を突き進み、名も無き冒険者を敵と共に屠る様を見た事があるかもしれない。それらに用いられている力は、まさしく徳の顕現であり、作用である。徳は理想社会の実現に欠かす事のできぬ道具の一つであるが、それはまた理想社会以外のものをもたらす事もあるのである。徳は、単体では道具に過ぎないのである。なるほど確かに徳はそれ自体である種の悪をなす者に対して理不尽なまでに冷たい仕打ちを行うが、徳自身は必ずしも善を志向しない。
徳は哲理によりてもたらされる「力」ではあるが、哲理ではない。その本質がある種の「力」である以上、それは他の力と同じく用いられ方によって様々な効果をもたらし、善も悪も…両方を引き込む可能性を秘めている。魔法も然り、剣の力も然り、言葉の力も然りである。それは力であり、力は単独で何かを志向する事はないのだ。
では、我々は何を求めてその力を用いるべきか…提唱者である国父ロード・ブリティッシュは明確に述べている。それは理想社会の顕現を目指して用いられるべきである。
そして困った事に…ソーサリアに徳が提唱されて以降数十年の時が流れているにも拘らず、我々は未だ「手段であるはずのもの」に梃子摺り、その目標とする「理想社会」について言及する事を怠ってきた。
ある国の武芸をよくする者は、こう語った。

月を指差すようなものだ。指先に囚われてはその先にある大いなるものを見落としてしまう。

我々は今一度、徳とは何か、徳が指し示すべきものとは何かを考えねばならぬ。その先にある大いなるものを見ずに指先にこだわり、指先の美しさ、その磨きぬかれた白魚の如き指の先にある爪の優美さに心囚われてはならんのだ。徳という道具を上手く使いこなし、我々はその先にある大いなるものを見つめねばならない。それこそが、提唱者ロード・ブリテイッシュの語る「徳治政治」であり、社会全体が目指すべき平和社会の実現に必要な事であると、私は考える。

月曜日, 10月 23, 2006

終末思想

なんぞFoAが云々つー話が出ていたから、少し終末思想ってもんを語ってみるかぁ!

人間というのは厄介な生き物で、どーも自分の現在のポジションというものに気をとられがちである。自分らはどこから生まれ、どこに向かうのか・・・SF的に言うならこんな感じだろうか? 個人レベルでそれを気にし始めると輪廻転生とか死後の世界とか、そういう部分に妄想力を働かせる事になるわけだ。
個ではなく全のレベルでその「やってきた方向」に注力すると、宗教ができる。ありゃー俺らがどこから来てどこに向かっているかというひじょーーーーに難解な疑問に対して与えられた一つの回答であると言えよう。
で、最期どうなるの? という部分にも当然気が向く。
その回答が終末思想である。

これは世界中どこでもある考えの様で、北欧や南アメリカ辺りでは一度既に世界が滅んでいる事になっていたりする。せっかちにも程があるな!
キリスト教や仏教は少し物分りがよく、これから破滅がやってくる事になっている。これが一般的終末思想。(仏教では末法思想ですな)
では、誰が滅ぼすのかという話だが…世界を作ったのが神様とかなら、滅ぼすのも神様とかなのである。神の作り上げた物を「被造物である」人間が壊すのは越権行為なのである。故に、一般的な終末思想というのはこんな感じになる。
+不可避な破滅がやってくる。それは神の御技とかそんなのであって、人間が回避する事はできない。
+でも、神様がやることだから、イイコチャンは救われるに違いないのでイイコチャンにするである(結果、これが原理主義的硬直思考を呼び起こし、神ならぬ国家や世俗権力に滅ぼされるという…南無)
+回避不能なんだし、じゃーこの世を楽しむべと羽目を外す。(そして予定期限が来ても滅びが訪れずに経済/社会的に該当人物死亡! 南無)

で、FoAって組織だが。
何で世界を破滅させたいのかが訳わからんス。
恐らくは外部からは窺い知ることの出来ないなんかステッキーな思考回路とかそういうのがあるんだろうが、少なくとも外から見る限りは「じゃ、何で滅ぼさねばならないの?」という点が明らかになっていない。
そもそも神様の居ない世界ソーサリアの事であり、創世神話も無い世界だもんだからどうやったら世界が滅ぶかというのも良くわからない訳で。そもそもそんな方法があるのかどうかも分からない。
結論として、私はFoAってのが「なんか良く判らない人々」であると判断せざるを得ないのだ。

Mzhで悪党というとAKTOな訳だが、あれは三悪である。基本的に。
FoAはそれに対してショッカーであると言えるだろう。世界征服とか凄いお題目を唱えている割に幼稚園のバス襲ったり、貯水池に毒投げ込んだり。目的と方法がいまいちマッチングしていないというか、なんと言うか…同じ仮面ライダー系であるならば、仮面ライダースピリッツ! ぐらいの熱い展開を見て見たいと思うこともあるが、人員構成的に「電柱組」レベルである組織に余り過大な期待をしてもなぁ…
そうそう、電柱組。
あれは中々面白い設定であった。(まず諸兄は「県立地球防衛軍」という漫画を読まねばならない!)
電柱組は木曽屋という材木商の下部組織である。この「電柱組」が破壊活動を行うと施設その他が破壊され、結果として材木が売れるのだ。電柱組は上部組織である材木商木曽屋の売り上げを伸ばすために暗躍する訳である。これはギャグ漫画の割に理の通った悪の組織論である。
FoAが世界を破滅させるとなんか良い事あるんだろうか?
例えば壊した後に俺らが理想世界を建築するよとか、そういう理想論でもいい。
そういうのが無く、世界を破滅させるという「多くの場合、手段である筈の事」が目的になっているからよー分からんのだなと。
それでも単独個人だったら「狂人である」という事で許容されることもあるだろう。(例:蒼き流星 レイズナーのゴステロ)…しかし組織になってくると…全員狂人?
なんか終末組織ではなく「終わっちゃった人の組織」であるような気もせんではない。


自分で昔、「もし私が悪党をするのであれば・・・」考えた事がある。
その時に思想背景に選んだのは「般若経」であった。あくまで捕らえ方によっては…であるが、あの経典では各種の欲が苦しみの根源と説いているので、愛とかそういうのも否定する事ができるのだ。(愛別離苦等と言う。愛する者と分かれるのは苦しみである。故に苦しみたくなくば愛をも捨てよと迫る…ぶっちゃけおっかない話だぞあれって・・・)
物欲否定も入るので、あんな教えが広まったら生産者は商売上がったりである。
生きたい! という渇望すら捨て去る事を要求するので、PKに殺されてもへーきのへーざである。ゲームをゲームたらしめている色々な諸要素を否定して回るので、ゲーム世界がマジで破滅に突き進む事になる。過剰な「最近のUOは物欲ゲーだ」論者もこういう連中見ると少しは考えを改めるであろう。
まぁ、既存宗教そのままになってしまうので、実際に活動するとアカウント停止させられちゃうんだけどね!

いつの間にか

私がFoAメンとつるんでいる事になっている件について。

まさかウザスレで本人すら知らないことが暴露されるとは…(笑)
むしろその昔、イベントが週末になることを揶揄して「週末の使徒だよなぁ」なんてギャグ交わしていたとは思えぬ状況ではある。
結構wktkしながら見てるので、適当にがんばってください。

日曜日, 10月 15, 2006

染め粉Get

黒色マニアであるので、染め粉を7つぐらいと以前のトクノ祭りで入手していたTMAF使って黒鉄色染め粉を貰った。(本日気合入れてTMAF6個ぐらい集めたのは内緒)

うむ!
ロンソを染めたのだが、そもそも影鉄強化してたブツを以前の染め粉で真っ黒に染めて今再び影鉄色に! ・・・なんか俺回りくどい事してますか?

まーよく死んだわ。新しいマウスにあまり馴染んでないのもあるんだろうが、どーも腕がさびついとるw

それでもまぁ、欲しいもの手に入ったから良しとしよう。物欲大全開であるので敢えて諸君の「物欲にまみれたソーサリア住人の風上にも置けぬ男」という批判も受け付ける。
しかしだな、物欲否定派の連中の「最終的な理想郷」はどんなもんなのであろうか? 草庵で茶でもしばいて秘薬拾いでもするのか? しかもその日に必要な程度の秘薬集めてそれを余らせても貯蓄しないという煩悩大否定プレイするんだろうか?

人間が文化的な生活始める基点となったのは、農耕だといわれている。(誰が主張しているかと言うと、主に俺)
アグリカルチャー(農業:Agriculture)と言う単語の中にカルチャー(文化)が含まれているのは伊達では無く、農業の開始と共に富の集積や自然環境の観察(暦とかその辺な)、余剰物資の交換などが始まっている訳で、物欲と言うのはある部分で「文化/文明」と不可分な要素である。
物欲ってのを否定するとどんどん文明とか文化から遠ざかっていくんだよなぁ。
過剰な欲が色々と弊害を引き起こすことは認めるが、過剰な物欲否定もまた弊害を引き起こす。
中道・・・なんと言うか「そこそこ」で満足できないのだろうかと思う。
どーもMMORPG界隈に住まう連中は極端から極端に走る奴が多い。過剰な物欲を目の当たりにして極端な禁欲プレイを目指してみたり、実際のゲーム性やその他のギャンブル性などを完全否定した禅僧オンラインと言うべきものを考案し出す。お前らなんでそんなに良寛さんが大好きなんですかと。

自分が楽しければそれでいいと言うある意味で勝手な主張を何故できないのか?
何で皆に物欲否定を広めたがるのだろうか? お前さんの禁欲プレイが楽しそうであるなら、どんどんフォロワー集まると思うのだが・・・集まらない原因を外に求めてなーい? 問題は外にあるんじゃなくて中にあると思うんだけど。
自分でそれを楽しいと思うなら制限でも何でもすればいい。そしてもしも同好の士が欲しいなら、その楽しさを思う存分喧伝すればいいだけの事。何故自分の目指す方向性と逆の連中を否定し出すのか。

まーどーでもいいんですが。
私にとってはそんな言葉より染め粉の収集の方が急務である。特に黒っぽいのが!

月曜日, 10月 09, 2006

見に行った方が早い

どこぞで「どの酒場がどんなもんか教えれ」なんてレスがついてたが…
見に行った方がはえーよ。
実際、私も各酒場には一度くらいは顔出してる。なんつーかやっぱり「百聞は一見にしかず」である。
一応前知識程度は(各団体のウェブに出てる程度の事)仕入れて行ったけど、酒場って結局構成人員(つまり客)で印象変わるし、下手な知識持ってくより、手ぶらでのほほーんと出かけた方が雰囲気掴めると思うよ。レッツ捨てキャラで訪問。でも行くなら一応「フック」(会話の発端となるようなポイント)の一つ二つは仕込んでいくといいかもね。フックの話に関してはこの辺どーぞ

実際私、以前はそれほどF系のRPerに多数の知り合いがいた訳でもなく…謙遜とか自慢抜きで「知る人ぞ知る」と言うか「普通は知らない」と言うか「なんかUOのはじっこで喚いてた誰か」でありまして。(むしろそれ以前は知り合いのツテで赤い人赤い人狩る人とかPvPerの所に出かけたりすることの方が多かったりして…PvPすっとかなーり死亡する訳ですが。メラーじゃもん>俺)
最初期の訪問でも基本的にVesselで行かなかったしね。基本的な扱いはワン オブ ザコですわ。だから逆に色々見えたって感じがしないでもない。そんなんでもやり取りぐらいは何とかなる。何とかなるもんだよ、なぁ?
別に取って食われはしないし、いきなり高額吹っかけられる事も無い。逆に高額吹っかけられたら「そこでボケて!」という合図だと思うぐらいの根性見せれば大体OKだ。要するに図太く行けと。

RP関係者が一番絡みやすい時って、最初と常連化後だと思うんだわ。
最初期はどんなキャラだか判らんから色々とボケたり突っ込まれたりがある。そこでしっかりフックを出して皆に引っ掛ければ会話は進む。相手のフックにも気を使い、出された針には引っかかるようにしよう。そしたら少なくともその場だけは盛り上がる。そういう応酬の中で新しいフックが出てくることもあるだろう。
世界平和だ事件だ因縁だと大きな事件ばっかり求めるな。それはFFやDQでやれ。
どーでもいいっちゃどうでも良いんだが、見てるとウザだのなんだのの関係者はRPになんか過剰な期待を抱いているような気がする。過剰に期待するからなんかションボリしたりするんじゃね? 余り大きな事期待しなければ、突発的な何かでも充分に盛り上がれると思うよ。(少々古いが、県立地球防衛軍の改良人間とかの出てこないダラダラの回とか、究極超人あーるのダラダラ風景。そういう「何気ない日常」の存在が無いときりっと引き締まった物語も目立たんし、そもそも仕込む側も連続で重い話とかできねーんですよ)

土曜日, 9月 30, 2006

妄想するのが仕事みたいなもんだから

どーも引っかかる。

2ch本スレッドでアイテムデュープの話が出たタイミングと、あるワーストワン企業の心の入れ替えタイミングがみょーーーーに気になる。偶然なんだろうが、本スレッド方面の書き込みのIDの乱雑さが、その突っ込みの甘さが、そして理論的整合性の無い子供じみたやり方が・・・いや、あの会社が(乱雑ではあるが)そんな作戦思いつくとは思えないしなぁ。やる可能性は低いと見ているのだが…散々あそこでも「唯一運営がプラス評価されうる所」としてEA/EAJ評価されてるし、そこでEAJとかの評判落ちて「喜ぶ」のは誰なのかなと。

割と最近のEAJの評価って、ユーザー間でも高かったように思われるのだが…
んであれだろ。アカウント傷つけた奴も居ると。
なんかストーリーとして出来すぎであると。
いい話過ぎると。
おじさんは心の汚い大人なので、妙にそういう所が気に掛かってしまうのである。
以前、某ヘイブン祭りでは調子に乗りすぎて牢屋行きになった奴が複数人居たと記憶している。皆が錦の御旗に酔って調子こいて暴れてたら、ついでに牢屋行きの人間がもう少し居てもいいと思うんだ(不謹慎な発言ではあるが)。なぜ予定されたかのごとく1人だけ牢屋行き?

そういう行動が発生すること自体はおかしな事ではないと思うが…扇動者にせよその全体の動きにせよ…どーも引っかかる部分が多いように感じる。ま、引っかかるといっても私のカンでしかないんだが。

木曜日, 9月 21, 2006

盾(パーリング)スキルと命中回避

ウィルキィが変な事を言っているが・・・これはおかしい。
1. 盾の「命中」プロパティは、いつ付くようになるんだい?
はっきりしない。でも、ずっと思ってるんだけどね・・・なぜ、盾が命中の役に立つんだ? 「回避」プロパティだけ付くという方が自然じゃないか?


ちとまて。
ソーサリア内では物理攻撃をキャンセルするのに2つの方法がある。
ひとつは「かわす」事であり、英語で言うとDodge。ドッジボールのドッジだ。この語がRPGに使用された起源は古く、D&Dにはその名の通り全ての飛翔物を回避する「Dodge AnyMissile」というマジックアイテムプロパティーが存在した。現在のソーサリアでは回避というとこの「Dodge」に当たる効果を指し示す。
もうひとつが盾(武器)による「パリー」で、いくつかのゲームでは「受け」あるいは「受け流し」として、UOでは回避失敗後の更なる攻撃無効化手段として活用されている。ボクシングの用語で「パーリング」というのがあるが、これは詰まるところ「パリー」である。ブロックという風に言い換えても良いかもしれない。

で、盾の効能だが。
命中効果がつくのはおかしいと・・・そこまではいいとしよう。
しかし、盾の効能を増すという目的であるなら・・・受け/受け流しの確率アップならいざ知らず、回避率が向上するのもおかしいのだ。回避率上がったら「盾を使う確率」自体が減るっちゅーねん。
そもそも盾の持つ魔力として命中も回避もそぐわないのである。

例えば…例えばこの二つの効果である「回避」と「受け/受け流し」が排他的に利用されるならそれはそれで面白いかもしれない。システムは常に「どっちが有効に働くか」を計算し、より高い確率で相手の攻撃を回避できる行動を自動選択すると。こうすると回避ダクの武士盾キャラなどの最終的な回避確率は激減するであろう。また、結果的に武士キャラは武器でのブロック回数がめちゃくちゃ増え、武器の消耗が激しくなるという弊害を受けることになる。とんでもない「敵の攻撃受け流し確率」に対するペナルティーとして機能するだろうし、結果として「長持ちする、頑丈な武器が必要」という少々ソーサリア内で変わった武器の選択が必要になるというのも面白い。盾持ちキャラにとっては盾の自己修復機能がかなり有効なプロパティーとして重用されることになるだろう。


まぁ、なんというか・・・
全部見直してよ。盾スキルの機能。

月曜日, 9月 11, 2006

学芸会プレイ

意外に思われるのかもしれないけど、私学芸会プレイ否定派じゃなかったりして。ごめんな。
(それとも某N絡みの部分でそう思われてんのか?)


実は私は両対応型なのである。
アドリブもこなせるし、学芸会プレイでも学芸会の筋が判れば参加できる。そもそもT-RPGとか自身が極論すれば学芸会プレイだしね。特にプレイヤーの嗜好が判らないキャンペーン序盤なんかはかなり学芸会プレイに近くなる。
アドリブをシナリオに組み込む時は、何重にも「こいつならこう突っ込んでくれるに違いない」と言う確信が無いとダメなのよ。相互に「ボケ・ツッコミ」を行わせて「シナリオを進行させよう」と思ったら、こっちのボケに突っ込んでくれない可能性をも考慮しないと「シナリオが止まってしまう」可能性があるわけで。その為にもしもT-RPGでセッションする時は…特に長期間セッション(キャンペーン)する時は最初の数回を犠牲にしてでも「各人の傾向」を把握しないといけない。逆にそれが困難な「コンベンションでのプレイ」では相互参加式のシナリオの進め方は採用し辛い。勢い「話の筋をなぞったり、或いは深みの無いシナリオ」をこなす可能性が高くなる。

そらね、単純な目的が与えられているだけの「遊び方」だとボケツッコミの応酬もやりやすい。UOとかだと最近増えてきた「依頼式」のお仕事とかかね? これはその過程を問わず、またシナリオと言うほどの筋書きも無いので各人が個性を前面に押し出しても話は進む。
しかし…少しでも凝った話をやりたければ参加者を制限し、ある部分で「お約束」の徹底を行い、そして根回ししておかないと話がそもそも進展しない危険性があるわけよ。シナリオ作成者側としては「シナリオが進展しないと困る」だろうから、たくさん根回しするだろうし予定外の参加者のボケについていけない部分もあるだろう。
つーか、それこそ「新参側」が空気を読む必要のある部分だと思うのだが。

RPつーもんが全て一様な訳ではない。
個性を前面に出してボケツッコミ部分を強調する遊び方もあれば、全体の流れを見て立ち位置をしっかり見定め、お約束の充足を求めるプレイもある。私がボケツッコミ式を推奨して「個性の応酬を楽しむ」事に多数の言葉を費やしているのは、そっちの方がUOの日々のプレイに馴染みやすく、団体などに所属しないでも自分ひとりで始める事ができるから。(だからこそ「汎用性の無いXXXの王族だとか、魔族の末裔だとか」のネタヤメレって話に繋がる)
それとは別に「仲間内で楽しむ寸劇」があってもいいし、それを実際やりたいと思っている自分もいる。(元々そういうプレイをハンドリンする事が多かったし…)
あ、嘘うそ。やっぱ辞めとく。
オンラインでセッション持とうとすると物凄い苦労しそうだ。ここはお手軽にボケツッコミ合戦方式を選択した方が自分的に楽だと思う。

そういう部分を踏まえたうえで、学芸会プレイには色々と思うところもあるし、提言もある。
大体Mixiとかでそういう話してるんで表には出てこないが、例えば「実際のプレイ内容や筋書きをWeb上で公開して「物語を把握すると言う事への負担を軽減する」様にすべきであるとか、そういう話だ。
学芸会はあったらあったで別にいい。但し参加者が余り固定化しない様に外部の血を常に求める必要はあるだろうし、特定回に参加できないプレイヤーに対する救護処置でもある。
(これはプレイに参加できる人間が、常にプレイに参加できるわけではない…リアル生活の数々の環境変化等でUO引退すら考えねばならない…そういう懸念から。新規を常に視野に入れないと、団体なんてあっという間に衰退すんぞ)
あとはできるだけ筋(プロット)を簡単にするとか、そういう話かな。中途参加者を視野に入れてプロット練らないと、MMORPGでは「そもそも筋が把握できねぇっす」状況が発生しやすいのだ。これはT-RPG経験者でも経験あるんじゃないかな? 大体プレイヤーはメモなんぞとらんし鳥頭なのである。サイコロ3回振ったら筋なんて忘れるんだ。シティーアドベンチャーで名前付きキャラ新規に5-6人出したら参加者の半数以上は2人ぐらいしか名前を覚えないもんだ。プロットは可能な限り単純化しないと大多数の参加に耐えないシナリオになる。(これを防止する意味で「個性的なキャラ」を演じさせてしまうと、その町が変態さんワールドになるのでお勧めできない!)
実際、二つの問題が同時に進行するシナリオやらせた事があるんだけど、メンツ内の最もそういうのが得意な人間ですら、内容がわやくちゃになって駄目な子になった。もちろんGMはシナリオ作った人なんで多少複雑でも理解はできるだろう。しかし他人にGMと同じ把握能力を求めるのは酷ってもんです。
学芸会シナリオするなら…そして他者の参加すら見込むなら…「鬼が島行って宝物分捕って来い」ぐらい簡単であっても一向に差し支えないだろう。名探偵の方のコナンと同じくらいプロットに凝ったら誰にも回答できないぜ。回答に至る道筋が一つしかないシナリオは色々な意味で危険なのだ。
それでも複雑な筋にしたかったら「知っておるのか雷電!」システムとか色々導入しなきゃダメだ。まぁこれも根回しになるのだろうけど。

金曜日, 9月 08, 2006

誰とは言わんが

いいねぇ。
実にいい。

ウホッな趣味は一切持ち合わせていないが、男の悩む様は実にイイ。その悩み方が渋いとそれだけでもうお腹一杯になるぐらい強烈に感動しちゃう。
そう、正に「それだ!」って感じ。
その煩悶がいいんだよと。
それこそソーサリアにおける本当の「戦い」なんだよと。
それを自分の戦いと心得て他者に答えを求めないのもいい。その戦いは自分でケリつけなきゃいけない類の物、自分の戦う相手を見つけて意気込む姿が脳裏に浮かぶ…うっわ、カッコええ! その姿勢が既にイイ!

敵は強い。かなり強大だ。
だから…もし負けても(少なくとも、私は)負けたが故に見下したり励ましたりしない。勝っても褒めたりしない。
それこそ彼の戦いで、私はいわばオーディエンス。結果になんぞ興味は無い、是非ともいい戦いをしてくれ!
その戦いが充分に素晴らしい物であれば、勝った負けたは問題じゃないんだ。
ともすれば、人はその敵を前に「戦わずして軍門に下る」。戦いが存在した事など気が付きもせずに野に下る。
そこに戦いがある事に気付き、敵の強大さを認めた上で戦いを挑む…正に戦士だ。それぞ戦士だ。


ああ、そんなナイスガイと戯れたくとも中々仕事の都合で遊びに行けない悲しさよ!
くっやしぃのぅ…ギギギギ…

水曜日, 9月 06, 2006

夜の彷徨

Izmネタなのでその内霊魂放逐にも書くと思うが、今SS無いからこっちにも。プレイヤー視点バージョンとして。

昨今の黒石探しであっちこっちいろんな人が走り回っている。
私もそういう「お祭り騒ぎ」に便乗して、色々駆け回ってみた。駆け回ると言ってもこっちは戦士であるので「戦闘訓練」を実施した後に走り回るのである…というのはキャラ視点だな。簡単に言うと金だけは稼いでおこうと、そんな感じでヤマンドン倒して軽ーくストレスを発散し、その後トクノの誉島を走り回るぞと。オブジェクトハンドル叩きまくりながら。
注)ヤマンドンさんは結構戦利品が良く、その上鎧の耐久も減らさずに稼げるナイス相手なのである。リングでそこそこいいアイテム見つからんかなーと思ってるんだよね。命中回避合計27クラス以上のアクセさがしてんだ。

で、ヤマンドンの岬から北側通ってローニンの群れてる方の道場へ。くるくるその周辺回りながら連打連打。あいつらたまーにライディング・スィープ使ってくるから馬乗りの私は注意しないといけない。
そっから西回りでレブナントライオンの出る荒地に向かう。途中桜の生えてる公園見て和んだり、レブナントの向こうにヤマンドン見たりして「こりゃーここで戦うの辛そうだなぁ…」と余計な事を考える。リーサル毒+出血+魔法攻撃+ローニンのライディング・スィープ…特殊攻撃盛りだくさんで死ぬわ。
更に南下する。ヨモツエリアと勝手に名付けてるんだが…ここ、ヨモツ坑道より南に行くことが余り無い地域だと思うので期待に胸をときめかせながら走り抜ける…

ブラックパールばっかや…(涙)

そういや前に、物書き仲間で「カッパの出るところにブラックパール良く落ちてる…まさか尻小玉?!」と言うバカネタで盛り上がった事を思い出す。(いや、マジで多いんだよこのエリア)

ま、結局天辺回ろうって時間に黒石さんが落ちているわけも無いんだが…それでもなお、日頃訪れないエリアを回るってのは楽しいものではある。こうして地形に習熟したり、敵の存在位置を良く見定めておけばいつか何かの時に役立つ事もあるだろう。

大体まぁ、こんな感じ。

火曜日, 9月 05, 2006

色々と、近況(UOの)

この間Izmの某騎士さんのところに行って来た。杞憂で済むならそれはそれで良いことであり、自分の間抜けさを恥ながらちょっと会話してきた。本当はもっと腰を落ち着けて話をしたい所なのであるが…
いや、ちょっと本業(中の人の)が忙しくて中々時間が取れない。いずれ時間を作って、また。

Blackrock関係
私も今回、かなりの偶然に恵まれて奇跡的にBlackrockを取得している。(Mixiで第一報入れたのが16時だった…その後キーボードトラブルに襲われ戦技研での告知が遅れたのが残念である)
小人閑居して不善を成す…と言う言葉が脳裏に浮かぶほど、何とはなしに陰口関係(つまり、ウザ系)が目に付いた。そういう雰囲気を払拭する意味でも早め早めにこういう話題を告知し、皆であっちこっちうろつき回る事を推奨して「ヒマじゃない状態」を作り出したかったんだけどなぁ…閑居したら不善を成すなら、忙しくなっちまえば不善は減ると睨んでいる。UO周りの環境を良くして行くには色々なイベント実施が効果高いと実感させられた。
その後意図的に「黒石探し」をしてみたものの、全然収穫が無い。
その意味では…本当に見つかったのは僥倖だったと言わざるを得ない。某氏が「黒石見つからなかった、テラ悲しス…」と記載しているが、なんと言うかこの辺は掛ける言葉が無い。

そういう話であるならば、私もカースAFが取れれば取れたでそれなりに喜んだだろうが、幸か不幸かカースAFは取得できていない。その他の季節レア(白布とか)も取得できていない事がある。ただ、私の場合は「ありゃーあったで嬉しいが、買ってまで集める気はさらさら無い」と言う非常に淡白な…ある部分で「探す事、その過程や情報交換とかやってるその「瞬間」が好き」と言うけったいな生き物なので、探して見つからなきゃ見つからないでそれはそれで仕方ないよねー で済んでしまう。
カースAFの時も、実際に取得できたって部屋に飾っておしまいだろう。カース抜きのAFですら「被ったからあげるー」とかやってるわけだ(健康腕輪だけどな!)
取得して飾っておくのは単なる記録だが、最近叩かれ気味のアルテナとかと深夜のヴェスパーでバカやりながらジェネラル叩いたこと、見知らぬ仲間と共に共同戦線張った事、ド勘違いで赴いたIzm Fヴェスパーで誤解を受けながら接点の全く無かった騎士の人と知り合えた事…これらは記録ではなく記憶として私の脳髄に叩き込んである。記録が失われたとしても、記憶が残っている限り私は笑っていられると思う。

かつてキャプテンハーロックはこう言った。
「想い出は俺の心の中にしまっておく ここが一番安全だ」
彼と親友の思い出の詰まった海賊島を完全に破壊しろと命令した後のセリフである。彼を良く知るミーメは本当に壊していいのかと問う…それに対して答えたセリフがこれである。
渋い、渋すぎる…
例えばある種のアイテムとか、そういう物。
そういう物を思い出の依代とする方法もあるだろう。事実私もそういう物を保管していない訳ではない。
しかし実際にはそれは依代に過ぎないのだ。依代にこだわってその背後にあるものを忘れたくは無い。
当然こんなナマグチ叩く以上、該当の方がそれを欲するなら喜んでそれを差し上げるし、自分の分と思ってロックダウンしている物も世話になった内装家にしてレアコレクターの某氏がそれを取得していないなら…差し上げるつもりである。一番オイシイ部分は既に私の胸の内にある。その後の「出汁殻」にこだわる必要は…少なくとも私には無いのだ。

持たざる人間が能書き垂れつつ「自分が持っていないことを正当化する」と言う姿より、私は持っている人間が自分の思想信条に従い快く財物を手放すと言う姿に憧れる。例えそれがやせ我慢に過ぎないとしても。
私の人生の師匠の一人であるマーロウだってテリー・レノックスの差し出した5000ドル札を自分の矜持に従って保管し、最期には彼に返したのだ。


実はIzmでそういう意地っ張りのチキンレースした事がありまして。
ある人物があるアイテムを差し出してくれた時、私は私の持ち物があるからそれイラネーよと提供を断ったのね。
そしたら奴も男である。差し出したものを受け取ってもらえないならこれは捨てようとゴミ箱に放り込んだのだ!
そういう事をされると流石の私も行きがかり上対抗せざるを得ず、うっわまじーな…と思いつつ、自分がMzhから持ち込んだFulleren手製の割といいロンソ(普段の出歩き用として愛用していた)を「ポトラッチするなら、私もそれに乗っかるしかあるまい!」と宣言してゴミ箱突っ込んだのだ。
一応先方が雰囲気読んでくれてゴミ箱からそれを引き出してくれたからこっちもロンソを引き上げる事ができたが、もしもそれで実際にその剣が失われても、我々は互いに「あいつは俺の為に自分にとって大切なものを捨てると言う事までしてくれた」と言う妙な連帯感を感じて満足する事が出来ただろう。
(実際、背後にいるプレイヤーはジト汗流しながら「うっわー…しかしここで引いたらVesselがVesselで無くなるしなー…かなりピンチだが致し方あるまい!」とかなり焦っていたんだよと)
あの時の中の人の焦り具合に比べたら…Blackrockが有る無しなんぞ痛痒にも感じませんな。


マーロウとは何ぞや? と思ってる人は今すぐダッシュで本屋のハヤカワ ミステリ文庫の棚の前に立ち、レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を購入してマッハで読め。

水曜日, 8月 30, 2006

Izmの騎士さんへ

*激しくかみ合っていない気がします*

どうだろうかなぁ。
いや、誤解するのも仕方が無しかと思うのだが、恐らくあの文章は「貴方」に向けた物ではなく、恐らくはMzh辺りのとある組織向けなのでは…と思ってみる。

ええい、ぼかして書いても訳判らん!
暴言大将の俺がそんな事に気を使ってどうする!

コネやんの所の「徳を信奉すると言いながら…」は恐らくMzhのラマ騎士団宛の文章だと思う。
Izmのロシナンテの飼い主様向けじゃねーと思うんですが…
(もしも私まで双方の言い分を誤解していたら、非常に気まずい気分である)

これもまた問題の根幹を成す所だと思うのだが、騎士団を名乗る連中は皆「徳」を信奉すると言い出すでしょ。
その為、「徳を信奉する者でありながら…」と言う批判文書くと全部の騎士団に喧嘩売る形になると思うんですわ。(逆に言うと騎士団組織の個性が余り無い)

また、コネやん側の書き方にも色々と問題があって…Piremin名義で戦技研にエレイン批判文章(と言うか、市政府批判文章)書いているのは、Pireminが常日頃から市政府や上層部に対して色々調べものをしているという過去設定から引き出された行動なのだ。(平和記念碑絡みのマフィン疑惑や、エレイン徳腐らせてませんか報道、ケン隊長戻ってきたら宴会やるって宣言した報道その他)
特にPireminはそういう方面の問題に首突っ込みやすい性格なんですよと。
プレイヤー本体は「まぁ、何らかの形で伏線回収するとか、こういう噛み付きを原因として何か面白いローカルイベント起こしてくれると楽しいなぁ…」と気楽に考えてる。Pireminの噛み付きも例の「ボケ・突っ込み理論」の一形態であり、運営側とかその他のプレイヤーに行動のトリガーを提供しているだけなんですよ。
Pireminの噛み付き方は、正直常軌を逸していると思う。なんもそこまで噛み付かなくてもいいだろうと、プレイヤーである私でさえ思っているぐらいだ。それと歩調を併せて徳の信奉者が一斉にエレインに噛み付き出したら…それは既に八徳カルトではあるまいか?

プレイヤーである自分自身、Pireminってかなりヤバい人物であると認識している。
マジで書物の為に命がけとか、若者の魂を物語という名の悪魔に売り渡そうとしている大罪人で、年がら年中その辺の人間の徳ガンプ覗いてフームフムフムとか言ってる訳ですよ。狂人の類だと思っている。漫画で言ったら岸和田博士の科学的愛情に出てくる岸和田博士クラスのヤバさですわ。
その狂人と同じクラスの狂人がそんなにあちこちに居たら…
かなりイヤーンな感じであると、思う。

土曜日, 8月 19, 2006

生まれ変わる王国

ちょっとちょっと奥さん! UOクライアント一新ですってよ!

まずはこの英断に踏み切ったダークスクライブ氏の栄誉を称えたい。これって物凄い英断だと思うし、良くまぁこの方向性を上層部に対して了承させたもんだ!! 正直上層部をこれで納得させたと言う所の詳しい話を聞いてみたい(個人的にどんな魔法の言葉を紡いだか凄く興味あるんで…)
正直、UO基本システムはこのままでも大きく問題となることはないと思うんだけど、UOの今後を考えた時に新規ユーザーをいかにして取り込むかと言うのは非常に大きな問題になると思うんだ。

ドン・キホーテの中にこんな一節がある。
男には内面的な美しさと外面的な美しさと言うものがある。内面的な美しさがあれば女性はその男と連れ合いになることができる…もっとも内面の美しさに気が付くことが出来る者は稀なのだが…(うろ覚え)


UOは確かに楽しい。どこが楽しいのかとか色々言われているが、日本全体で数万アカウントを取得する程度には面白い。また、UOを引退した人間が何故かUOに舞い戻ることが多い部分も、それを傍証していると思う。然しながら困った事に…UOの面白さと言うのは複雑怪奇なバランスや経験によって裏付けられる物であり、定量的に、或いは見事な文言で称えられる類のもんじゃ無い気がする。
確かにハウスカスタマイズも面白いし、皆とくつわを並べてオフィディアン叩き殺すのも楽しい。純戦士でハラハラするのも良い感じではあるし、徳の世界を歩むのもまた良い。
でも、それらはUOの面白さの「部分」であって総体ではない。私はUOの面白さを余す事無く伝えているサイトと言うのを余り知らない。(大好きな「俺のレジェンド伝説(重複)」はかなりクリティカルな部分まで言及しているように思えるが、それだって全てではない様に思える)
あえて悪し様に言ってしまうと、UOは楽しいがその楽しい部分を見つけるまでが長いのだ。それは実際にUOを遊んでみないと判らんし、遊んでみても楽しさを見出せないまま他の世界に移り住んでしまうって事もある。クサヤとか豆腐ヨウだかなんだかに近いかもしれない。正直に言って「とっつきにくい部分」があるのは否めない。
そうであるなら、そのとっつきにくさを払拭すると言う方向性に動くのは正しい事に思える。それがクライアントの一新と言う話なのだろう。

勿論この件が万人に受け入れられると思うほど私もあまちゃんではない。
中にはクサヤはクサヤ液のあの臭さがあるからクサヤなのだと言うものもあるだろう。UOの画像そのものに執着している連中はグラフィックスの改変でソーサリアを去るかもしれない。(アディオス! とか、アリーヴェデルチ! と言わせて頂く)
でもそれって考えようによっては…ゲテモノ好きの連中であり、UOの外面を愛しているだけって話にも繋がりかねない訳で。外面変わっても内面が変わらないなら別にいーんじゃねーかって奴等の方が、実際にはUOの内面的な部分に惹かれているという話になるだけじゃないのか。

私は今回の改変に諸手を上げて賛同の意を示したい。
そこまで気合入れるなら、こっちも気合いを入れなおそう。もしもその必要があるなら戦技研の大幅アップデートも厭わん。そっちの誠意にはこっちも出来る限りの誠意を示して付き合おう。

私は彼らと共にやって行きたいと思う。
そして貴方は… Are you with us?

木曜日, 8月 17, 2006

お盆休み中の俺

勿論オフィディアン退治である。

さて
私は何人かの戦闘キャラを有し、状況に応じて使い分けてるんだけれども…今回ヘビーローディングだったのはGundaであった。やっぱり使いやすいわ…特に装備が整っている場合は。

持ちキャラ中で最大火力を有する武士盾パラディンのNescaは、良い武器が無い為に火力の維持が出来ず、ヒイヒイ言いながら戦う羽目になってしまう。硬いのと沸き立てキャラはパーフェクションが取れない(HPが少し減った状態でスポーンする)って言う二段構えの策の前にあえなく撃沈と言う感じである。
マナリーチ無いと本当に武士キャラは役に立ちませんなぁ…

最近使ってなかった弓パラのVuellyも…弓ってこげに弱体化したんだーと呆れるぐらい久々に使い込み、そしてひっそり枕を濡らした(涙) マナの枯渇はそこそこ防げそうなんだけど、単位時間辺りの攻撃能力の低さがネックですな。

Vesselズ…いや、強いんだけどね。IzmのVesselなんて割と出撃している割に昨日まで一回も死んでなかった。超激烈なプレイヤースキルとやらがあるわけではなく、単純に攻撃力弱いからターゲットが来ない(or すぐ外れる)だけなんだけれどもよ…比較的タンク気味ではあるので、戦っている時には声を掛けて皆で一緒に殴るようにしている…じゃねーとマジで将軍退治に30分掛かっちゃうの(涙)

意外と面白いのがPiremin
まぁ、死ぬことは死ぬのだが皆にブレス掛け捲ってGH飛ばしまくるのは別の意味で爽快。敵から逃げている人がいれば敵にパラライズを飛ばし、複数の敵に追いまくられてたらインビジで姿を消し…支援職ってのも中々奥深いな! 但し、ついに貯金が尽きた事だけは明記しておこう(アイスで名誉貯めつつ稼いだ金300Kぐらいが綺麗に消えた…)

で、Gundaだが。
慎重に隔離して上手くやれば驚きの速度で敵を殲滅できる。マナリーチ16付きのオフィ殺し槍が実に良い感じである。侵攻直前に装備の見直しをしてスタミナ151まで引き上げることに成功したんだが(それでいて抵抗がAll60以上!)、一振り80ダメを1.5-1.25秒で叩き込むのは中々爽快であり、さらにマナが余ればイグノアで120ダメとか出る。誰かが壁やってくれたらかなり良いアタッカー役になれると思う。
高速攻撃キャラはやっぱり純パラですな。

これでラグさえなければねぇ…

月曜日, 8月 07, 2006

PCスタチュー

長期褒章にしちゃうのかー しょんぼりー
街中で石持ち込んで「これで俺の彫像作ってー」とか楽しそうなのになぁ。
今からでも遅くは無いから、これ長期褒章にせんと普通に石細工で作れるようにならんかね?


ふむ。
例の熟練度案で生産者の熟練度に「彫像作成」とか入れてくれればいいのか。

月曜日, 7月 31, 2006

誤解は解いておかねば…

IzmのFベスパーで蛇退治したのは事実なのだが…なんか色々とあって、ある人物に変な誤解をされている模様。これは何とかしておいた方がよかないですか?


まず、ひじょーに心苦しいのだが…私、何故かですね、今回のタウンイベーションがフェルッカシャードでだけ行われているとド勘違いしてまして。自分でも何でそんな風に考えたか良く判らんのだが。

メンテ明けて最初にT-ベスパー@瑞穂に行った時、(たまたまなんだろうが)銀行とかその辺にまるっきり蛇どもがおらんかった。そこで私は早とちりをして「えー…フェルッカでしかやら無いのかな…確かに数出てくる敵と戦うならフェルッカルールの方が楽しいけどもよ…隘路が多いし面倒だなぁ…」
等と考えた。そこで「誰を出すか」を考えた時、ガッチガチに装甲が硬くて耐久力も大きいVesselズが選ばれた訳だ。(で、IzmのFベスパーに出かけたと言うわけ)
んで、フェルッカですよ。思ったより敵も多くはなく、ジェネラルもそんなには硬くなかった。(ウォリアーとかね…OL将軍並の強さを想定してた) 攻撃力がどうしても上がらないVessel系統のキャラ出してるんでウォリアーの将軍倒すのに30分とか掛かったが。その間になんか微妙なPCからの攻撃食らったりしたけれど。
で、人が必死に戦っているのにお前ら一体何してやがりますかとプンスカしてた時、知り合いからメッセが入った。Mzhのみんな大ハシャギであると。何で来ないのと。

おー…お前ら根性有るなぁ…Fパプアか! と感動してたら
「Tでも湧いてるよ」
と言う驚天動地の発言が。速攻でPiremin出動。実際に湧いてるし。


まぁ、確かにFベスの近くに知ってる酒場あったから、それを何とかしてやんなきゃなーと言う気持ちは有るには有った。実際なんかへちょいPKよりもバーサーカーの方がこえーよと言うのもある。
然しながら俺もTで戦ってる方が気が楽なわけで。Vessel単体だとアベンジャーとかの将軍倒しきれないし。まるで人のいないFだとチョコチョコとウォリアーのジェネラル倒してオシマイなんスよと。

実際、IzmのTベスで皆から離れたところに佇むバーサーカー見つけて必死にひき殺しやってみたのだが、実に15-20分ぐらいイグノアとか入れてて全然体力が減らせん! (援護が来ないのでマジで泣きそうになった)
Tなので最終的に勇猛な、何かに眼を隠された人々がやってきて事なきを得たのだが、これでFだと流石に泣くっしょ。いやマジでマジで。

そんな感じの週末でした。

火曜日, 7月 25, 2006

まぁ、茶飲み話と思いねぇ

幾つかの外部のRPG関係の話と関係付けられる部分があるので、茶飲み話程度に聞いて欲しい。

ロールプレイングゲームと言う遊びのロールプレイと言う部分なんだが、実は幾つかの要素の集合体であるなんて事が1990年代から提唱されてきている。これがある部分で論争を引き起こしている原因でもあるんだが…世間一般でロールプレイと規定されている遊びの中には「社会的立ち位置」を演じるって言うのと、「特定個人の判断に至る過程を楽しむ」と言う二つの側面がある。
簡単に自分の持ちキャラで例を出すと、Vesselは純戦士として生きている。彼は「Vessel特有の性格や嗜好」と「ソーサリアの戦士」と言う2つの側面を持っている訳だ。その両面が共に成立した時に「純戦士Vessel」と言う存在が成立する
彼が鳥の丸焼き好きだったり、酒呑まない…或いは信仰部分と言うのは、実際にはソーサリア内での彼の「個性」に関連する部分。戦士としての側面は社会に関係する際の彼の一つの側面だと思って欲しい。
戦士なので…とりあえず誰かに「古代竜倒して鱗持ってきてー」と言われればホイホイ出かけるだろうし(それが戦士の仕事の一つだと思うわけで)、彼は戦闘を通じて収入を得て、それで生活をしている。

この「社会的な立ち位置」と言うのは、実は自分のプロフィールの一部でありながら、実際の所自分で自由に設定できる物ではない。これはあくまで「他者との関わり」の中で始めて規定されるもので、彼が実際に戦士を名乗ろうが、実際に過去に戦士として稼いでいようが…楽隠居の如く宿屋で牛乳飲んでたら(少なくとも、その姿を見た人からは)ただの暇な人になってしまう。しかし、そんな楽隠居の生活をしていても、自分が規定し自分の規定通りにその個性部分での設定を遵守していると、彼は彼であり続ける事ができるわけだ。遵守すると言う側面はあるものの、ここの部分は比較的気楽に好き勝手なことを設定できたりする訳ね。

問題は騎士とかいう設定が「社会的な身分を示す」と言う部分。
それは実際の所、自分で宣言するだけではなんともならない部分であり、宣言すると自動的に他者からそう信じてもらえる物ではない。それが騎士だかなんだかははたから見ていてすぐに察することができる類の物ではないのだ。これは日頃から弛まぬ「そう見てもらうための努力」無くして規定され得ない。
更に問題を複雑化させる部分として…騎士道スキルとか規定されているけど、実際の所あれは戦闘職種用の戦闘補助スキルであり、実際の「社会が騎士に求める要素」では無いのだ。実際問題、デュプレなどのNPC騎士様は騎士道スキルを使わないのに騎士たり得ている。
この問題は実の所根が深い。
鍛治屋スキルは鍛治技術を包括するスキルであるが、スキルが入っていてもそういう行動をしなければ中々他人から「鍛治屋である」とは認識されない。そして「そういう認識」をして貰うためには年がら年中鍛治スキルを行使していれば良い…職能スキルが社会的要請に完全に合致している。キコリも必死にキコっていれば(ランバージャッキングスキルを使っていれば)人からキコリと認識されるだろう。
しかし、社会的要請と余り縁のない所でスキルを規定されてしまった「騎士道」。もしも上記と同じメソッドで「騎士道スキルを用いることが、世間が騎士に求める物である」とした場合…ソーサリア騎士は戦場で叫び声上げる人と言う謎の存在になってしまうと言う訳。
似たことは書写やバード技能でも起こっている。書写スキルが何故か魔法のブーストスキルとして機能するが故に、本当に書写屋をやりたければ四六時中本を携え、実際に書写をして見せなければならない。バードも基本的な部分で「モンスターに催眠術を掛けるスキル」になってしまっているから、本義的な「吟遊詩人」になる為にはバード技術の関係しない所で「実際に歌を歌ってみせる」必要が生まれてくる。
まだ書写屋や歌うたいは良い。実際のスキルと直結していないが、端的に「こうすればそう見える」と言う部分が明確であるから。
ところが、騎士である。
実際に騎士とかそういう社会的身分を良く知らない人に、騎士としての自分を見せ付けねばならないのだ。
しかも実際に「騎士っぽいもの」を知っている人もどこの国のどんな連中を騎士と規定しているか皆目見当が付かず、実際何して見せれば騎士と規定されるかが実に微妙な職業だったりする訳で。(これはクラスシステムみたいに「システムが騎士として規定している」場合でも同じ。騎士をゲームに組み込むなら社会的な部分の作りこみが必要になる)
実は騎士というのは…そういう部分で実に演じるのが(他人にそう思わせるのが)難しい職業なのである。
あまり接した事は無いのだが、Izmのマティアス大公国(潰れ済み)の大公は中々面白い人物だった。余り接したことが無いのに、確かに彼からはそういう威厳を感じ取れてしまったのである。それはある意味で私が知る「大公ってこんな存在」と言う概念に合致したと言うことでもあるし、僅かな期間でそれを感じ取らせるのに充分な「匂い」を出していたと言うことである。ぶっちゃけ、かなり濃ィい大公臭を放っていたと思う。
最もこれは「私」の嗅覚で知覚できるだけで、他人にはそれを嗅ぎ分けることが出来ないかもしれない。
もしかしたら他者から見れば「なんか変なオッサン」になっている可能性もある。
しかし、彼はその匂いを感じ取れる人の間では相変わらず「大公」の名を冠するに値する人物として存在し続けるだろう。

私が基本的に「普通のキャラやっとけ」と言うのは、この辺に起因する「馴れていない人への(余計な)助言」である。騎士だの貴族だの特殊な生まれだのは
スキルをそのまま通常使用して人々に社会的立ち位置を他者に知らしめる事ができない。
ちょっと特殊な存在(社会的立ち位置、職業)なのだ。それを最初期に「演じる対象」にしてしまうと、少なくともUOでは苦労を強いられると思う。逆に言うと社会システムとして「騎士」の存在が規定されているゲーム(Lineage系とか国家システムや戦争と言うシステムの存在するゲーム)の方が騎士プレイはしやすいだろうなと思うわけで。何しろ基礎部分が既にシステムでフォローされてるしね…即ち「所属/臣従するべき存在と、特定組織に占有される領土」である。
逆に言うとUOのシステムではその辺のサポートが非常に手薄なので、色々な事を考慮し、自分で企画し、自分で実行しなければならない。その為にクソ面倒な基礎素養を調べたり、演技訓練しなければいけなかったり…(前出の騎士の存在をシステムとして組み込んでるゲームなら出来合いになっている「所属組織や臣従対象」、そして「一定面積を持つ領土」から自分でつくらにゃいかん…)
UOでRPするのが大変なんじゃなくて、UOのシステムでは騎士プレイを気楽にできないと言うだけの話。

既に多くのプレイヤーが気付いていると思うのだが、ソーサリアはT-RPGで言うなら第一期製品の中盤以降の世界を模倣している。ぶっちゃけD&Dのコンパニオンルールとかその辺。社会は未分化の状態で放り投げられてて、どっちかと言うとダンジョンと規定の町が存在する「冒険の舞台装置としての世界」。複雑怪奇な社会システムはまだ存在せず、それは見聞きするだけで関与しきれない世界…その中で(社会身分としては)普通の、個性豊かな冒険者の一人としての「自分」を演じるのが、ソーサリア的には「割と簡単な」方式ではないかなと。
つーか、PCは皆大同小異で「冒険者」になるしかない世界。

古の「オーダー/カオス」システムとかだったら、騎士の存在も割と簡単に規定できたんだろうなぁ…



と、恐ろしいことにここまでが枕だ(えーっ)
問題はこの「社会的な立ち位置とかの情報」と「個性に分類される情報」の設定を皆がごっちゃにしている部分。社会的な立ち位置をロールすると言うのは、ゲーム的に言えば戦士の中でも盾役、アタッカー、その他の小さい意味での分業部分にあたる事もあるし、もっと大きく町長、国家元首、宗教関係者、歌うたい、漫才師、物書き、料理人…と分かれる部分もある。職能と言いかけてもいいだろう。そして困ったことに中世ヨーロッパ方面では職能って身分制度と不可分だったりする。その職能と身分制度が完全に切り離された存在と言うのが、各ファンタジーワールドにおける「冒険者」と言う架空の社会身分になる。
その「身分」と言う問題が話ややこしくするんだけど…要するに身分が高いとその分色々と「お徳」になってしまうのだ。ある部分で貴族になると言うのは有形無形の「先天的利益」を生み出してしまう。それを生まれと言う部分や脳内妄想で補完しようとすると、脳内妄想は見えないもんだから…齟齬起こしちゃうのね。
奇しくも指摘されている部分では在るが…騎士ギルド作ってる人に共通する問題として「お前騎士団長したいだけと違うんか?」ってのがある。騎士団長と言う「尊敬を集め得る社会身分(これだって「お徳」だ)」を言ったモン勝ちで簒奪しようとしているだけなんじゃねーのかと。最初期は傭兵団とかにして「人数少ないから合議制」とか言っておけばこの辺の問題はクリアできそうな気がする。
ある程度所帯が大きくなったら団長みたいなのを選挙で選んでもいいだろう。ちゃんと段階踏んで組織つくろうよと。実際存在するらしいが、国王だけいて国民不在とか、騎士や大臣すらいないってのはどういうことか。

この辺、古典的T-RPGでも古くから問題になっており、ロールプレイというのは社会的身分を演じる物なのか(職能を演じる物なのか?)、それとも個性を演じる物なのか(多くの場合、キャラクタープレイ等と言われる)と言うことで喧々諤々の議論を引き起こしてきた。
実際の所私は中道保守派(両立が基本だが若干古典的な職能を演じる方面に傾きがち)でアライメントはカオテック・グッド寄りなのである。演技と数値的な部分が無矛盾で連結するべきだと思っているし、基本的な部分で「プレイヤーは機会平等でなければならない」と思っている。結果生まれとかそういうので「徳」をするのは許容できないし、宣言を無条件で肯定するという方向も余り賛同できない。(OK, カリスマ基準でd20ロールしたまえ! 口上があるなら聞く…ロールに色つけるよ!)

簡単に言うと、行動無しで…そして重要な場面だったら重要な場面なりに「行為判定」させないと気がすまないし、行動/行為判定の積み重ねでキャラは完成すると。どうして行為判定したくないなら行為判定しないで良い理由を詳細に述べたまえ…こういうウザったい人間なのである。
そもそも言っただけで「そうなる」世界が好きなら、ゲームにする必要ないだろうと。好きなだけ同人(ry

そんな私であるので、組織作成や社会身分の成立も「きちんと行動し、きちんと判定し、その結果として成立して欲しい」とかなり切実に思っている。つまり最初っから貴族や騎士になるなよと。仕官対象見つけて実際に騎士に成り上がって欲しいなと。騎士として何するかよりも、騎士になるまでの過程をも見せて欲しいと。何故ならそれは社会的身分としては成功者の地位であり、徳が付随するからであると。それは基点ではなく中間点やゴールなんじゃないかと。
修道騎士団大いに結構。しかし最初から自分ひとりで修道騎士団立ち上げないで、まず志を同じくする人間を集め、そこで何をするか考えるべきなんじゃないか。そこで上手くリーダーシップを示して結果としてその組織の長になるならまだ納得できる…プレイヤー本人の技術ではあるが、それはリーダーシップの判定と言う要素が含まれているからだ。リーダーになる素養のあるものが、正しくその素質を提示してリーダーになったと言う過程がそこに生まれる。

月曜日, 7月 24, 2006

んじゃ、別の見方

調べ物をした方がいいという話で、なんかお悩み中…なのかな?
ここに生きた実例として「他の人が良く知らない存在を標榜し、その模倣に勤めている人間」が居る訳だが。


2個前のエントリーで「騎士の実態が知られていないのに騎士を演じるなら、調べものした方が良いんじゃね?」という話をした。一生懸命それの模倣をしても、人がそれに気付かねば意味がないよと。
出来るだけ根本に立ち返って「騎士の構成要素、あるいはそのパラゴンを知っておかないと、共通認識が成立しない」という事だ。これを設定マニアと捕らえるかどうかは意見が分かれる所だろう。
言いたい事はこういう事だ。
それの片鱗を知る人々に「理解してもらう」為には、最大公約数的なものを捕らえておかねばならない。そうして「他人にそれと気が付いてもらえる要素を出来るだけ沢山外に露出」しないと、他人から見た時に「何がなんだかわからない」存在になってしまう訳で。


で、実際私は恐らくソーサリア内でそんなに知ってる人も多くないであろう「フマクトの剣」を名乗っている。
その設定に忠実に「嘘をつかない」「体の一部に鎧を着けない」「酒を飲まない」等の「加護と制約」を守って遊んでいる。最も世間様では「フマクティーの戒律」なんてご存じ無いであろうから、それらの制限を眼にしても「何それ」で終わる事が多いだろう。そこで私は酒場に出かけて酒を出された時に「すまん。宗教上の理由で酒呑めないんだ」とか「酒を飲まない=フマクティー」という図式の宣伝をするという訳。
良いヘルメットあるよーとか、青ヘルどうよ? と言われても、私は同じ様に「あーゴメン。加護と制約の関係で頭に鎧載せないことにしてるんだ」と答える。実際にはソーサリアで加護なんてない訳だけど、それでも「なんか小難しい理由で制約を課しているんだな」と言うことは判る。
世間では「フマクトの剣」がどんな連中か知る奴は少ないだろう。居ないんじゃないかなーとさえ思う。
しかし、私が上手く演じ切れていれば…フマクト信者の一例を見る事はできる。中には加護と制約を離れて単純に「Vesselの好み」の部分もあるんだけど、その辺の誤解もある部分では仕方が無いかなと思う訳で。
かなり(可能な範囲で)フマクト信者のロールはしているんだけど、世間でそれに気がつく人は居ない。
ただ、もしも知る人が現れた時に「おお、さすがフマクティー!」と言われる様に日々精進している。

いや実際…酒呑んでも嘘ついても頭に鎧乗っけても構わんのだけどね。加護と制約は全部で13個。そのうち一個やっとけばフマクティーになれる訳で。
参考:加護と制約の制約一覧
1.1種類の非カルト武器の使用が禁止される。
2.毎週特定の曜日に黙ったままでいること。(呪文を唱えたりしてもいけない)
3.聖祝日ごとに2倍の献金をすること。(やりたいが、フマクト神殿はないのだ…)
4.毎年1ポイントのPOWをフマクトに捧げること。(Powねーしな。ソーサリアに)
5.嘘をついてはならない。
6.不意打ちに参加してはならない。
7.毒を使ってはならない。(そもそも毒スキル入れてない)
8.カルト魔術以外を絶対に使ってはならない。(ソーサリアにはカルト魔術が無いから純戦士やってる)
9.精霊呪文の《治癒》を受け入れない。
10.魔術による治療を受け入れない。
11.特定の身体部位に防具を付けてはならない
12.アルコール飲料を飲んではならない。
13.1対1の戦いの挑戦を断ってはならない。

なんで複数の制約を受け入れているかと言えば…それを守り抜くことでより明確に「フマクティーっぽさ」を演出できるからに他ならない(Vessel本人は本人で「俺が気合入れてフマクト信者らしくしないとな! 他にフマクティーおらんし」と気負っている)
もしも誰かが「お前の言ってる「剣」ってどんなのよ?」と問うた場合、Vesselは「まぁ、俺みたいな変人だ」と答えるだろう。もしも誰かが「何で酒呑まないの?」と問えば「フマクト信者の加護と制約の一つだよ。断ち物さ」と答えるだろう。プレイヤー的に言わせて貰えば「フマクト信者、及びフマクトの剣とはどんな奴か、それはVesselみたいな連中である」と言い切れる様にしている訳。皆が何故知らないか…そんなの見たこと無いからだろう? だったら実例見せちまえばいいんだ。そして実際にそう言うのを見聞きしている人が見た時に「ああ、実にフマクティーですね」と言われる様になれば成功だ。

ニュアンス的に伝わるかどうか判らんが…「騎士だからこうするんです」ではなく「私はこうする、何故なら私は騎士だからだ!」と能動的に制約を受け入れるって言うかな…名乗るより人から指摘してもらえる方が嬉しいだろうと(笑) 最終的に「騎士」と認めてもらいたくてひたすら呪詛の様に「騎士騎士騎士騎士」と言っててもダメでしょうと。

スキル入ってたら騎士でもいい。しかしスキルだけ入れて卑怯な振る舞いやその他の「騎士っぽくない振る舞い」しても騎士名乗れる訳じゃないでしょうと。フマクト信者と異なり、騎士ってのはその時代や文化風俗その他と切っても切り離せない環境があるし、その「典型」となるような物を演じきるのはきわめて難しい。(フマクトだって、ゲーム内の信仰だからこんなに単純化されてる訳で)
ぶっちゃけ似て非なる「独自組織」とか目指してしまった方が良い様な…どうなんだろうね。普通の戦士の方が気が楽なんじゃね?


なお、もしもフマクト信者になりたいって奴が現れたら…私ならこうする。
1.フマクトの辿った道を教える(神話解説)
2.我々の目的はフマクトの様である事であり…云々、と言う訳で加護と制約を一つ選びなさい。
3.フマクトの行った偉大なことの一つは、血縁を切り離した事である。故に貴方は自らの血縁を断ち切らねばならない。同意するか? (しなかったらしなかったで入信取り消し)
4.これで儀式は終わりだ。細かい話はおいおい話すとして…戦闘の技術を見せてもらおか(古代竜か黒悪魔タイマンしに行く)
こんな感じかなぁ。戦闘技術磨いて、その他の入信希望者に戦闘技術教える様見て…戦闘の教え方が充分に上手く、それで居て個人戦闘力も相応にあったら「フマクトの剣」の称号与えて、鉄の剣与えるって所だろう。カルトの秘儀とかはねーし…

実は過去に「フマクトの剣」を一人輩出したことあるんだよね。ソーサリアじゃないけど。
正直それを面白いと思える人って少ないし、ソーサリアでそんな称号欲しがる奴他に居るのかと言う気もしないでもない。

ニヨニヨしてゐる

なんぞあっちこっちでアホの子が阿呆な事をして居るようだが…その底にある意識の部分で色々な共通点を見出した私は、事の推移をニヨニヨしながら見守る事にした。
恐らく、だが。
該当の人物はいずれ(誰も求めていないのに)自分の立場について言い訳にもならない謎の言葉を投下するであろう。辞める辞める言いながら、何かの理由を付けて辞めないのだろう。
恐らくはその浅薄な考えで偽装工作をするのだろうが、それすら長続きしないであろう。

単発ID多いねと(笑)



そんな事で世間が盛り上がっている中、私は武士盾パラのNesca出して仲間と一緒にヤマンドンを転がそうと思い、ヤマンドンにころっころ転がされていた。正に「達磨さんが転んだ!」状態である。ちゅーかお前ら隣の仲間に包帯巻けよと(涙) 包帯スクラム組まないと皆転びまくるでしょうにと。
でもまぁ、そうやって転がったりころがされたり、仲間でワイワイやってるうちが楽しいのだろうなと。実際7-8人でドタバタやって転がって助けてやってる方が面白いし。その分金は失うが…そんなのなんぼでも取り返すことは可能だ。そういう方向での努力は惜しまんよ。
昨日は某酒場にも顔を出したんだが、仕事内容とか事前にリサーチしてたので敢えてStr.70の即死可能キャラを引っ張り出すことにした。複数キャラを所有しているのはそういう「場に合わせた運用」を行う為でもある。

前に私は自分のPCを「T-RPGにおけるGM所有のNPC」の様に扱うと書いた。
自分の「キャラ」を前面に押し出す為には、前面に押し出して問題が無い状態を見極めなければならない。たとえ手駒で「大好きなキャラ」がいたとしても、場にそぐわぬキャラ出したら雰囲気台無しになる訳で。
自分の手駒かわいさの余り場の雰囲気壊すのは、最大の愚策だと思うんだ。
例のアレの話もそう。そりゃ単独で恐ろしい攻撃力を有するとは思うけどな…それ、仲間と一緒に遊んでてそのうち「呆れられる」と思うぞ。それこそ多数のキャラと遊ぶ時に避けねばならないことじゃないのかと。
聞けば(と言うか、報告を見れば)自分一人だけ生き残って仲間のキャラはころころ転がってたらしいじゃないか。
そこで一緒に転がるのも一つ「仲間意識を高める為には」良い事だと思う。皆は転がりまくる中で自分一人が何時までも頑張っちゃうと…いずれ仲間との間に亀裂が入ったりしないのかな?

もしもあのリング持ってる奴がここ見てるならこう教えてあげたい。
日時指定してGM呼んで、アイテムを公正明大に「消去」してもらえば?
一躍お前さんが「フロド様」になれると思うよ。失う物と手に入れる物を天秤にかけ、重いもんを選んだらええ。
何回かそのアイテム使った話は水に流されるだろう…フロド様ですら、指輪の力の一部を何回かは使っているのだ。それでも粘着するバカはナズグルだから、そのうち誰かが討伐するだろ。うん。

日曜日, 7月 23, 2006

なんとまぁ…

ウザスレでまたも名前が出てたんで一言。

関わらないよ(苦笑)


ま、そんな事言うてもどうこうなるもんでもなし。それで面白いなら楽しんでてくれてて結構ッス。
俺って事にしとけば?

じゃー 聖騎士とかってどういうのよ?

散々騎士が云々言ってるから、ついでに俺的騎士道ロール方式を。

うちのメンツで騎士と言うとGundaや過去のNescaだが、Nescaは基本的に「強くなりたい君」であまり騎士道にこだわりが無い。簡単に言うと彼はすぐフォースの暗黒面に落ちる素養を持っている。(ネクロ入れないのは単純にルナの商家出身と言う出自の問題だろう)

で、Gunda。
そもそもこいつも聖騎士であると言う自覚があるかどうかが定かではない(ぉぅぃ!)
見て判る通り、こいつは基本がバカの子である。最初期に少し精神年齢下げたロールを心掛けてたら単純にバカの子に近い感じになってしまっている。一応ウチの戦闘職種の中では頭がいい(Intが高い)方に分類されるのだが。
年中悪魔と戦ってはいる。ただこれは装備の構成が悪魔(特にデーモン関係)に最適化されていると言う理由であり、正直に言ってしまえば彼女自身、「デーモンいいじゃない。手っ取り早く倒せてお金持ってるし悪名高いし」と考えている可能性は非常に高い。間違っても「邪悪なる者よ、退け!」みたいな正義感からは行動を起こしていない。
しかし…ある意味では自分の余力がある状態で戦う事を望むと言うのは、彼女が戦闘中に他の事に対して気配りが出来ると言う事にも繋がる。デーモン相手にしている時の彼女の傍らにもし幽霊が立ったら…余裕がある限り、彼女は戦闘中でも包帯巻いたりするだろう。逆に言うとそういう余裕が彼女にとって必要だから、彼女はデーモンとか相手にする事が多いのだ。
彼女が今はマイナー武器になった長槍(スピア)をメインウェポンにしているのも…イグノアが使えることは勿論、パラライズが使用できると言う側面が大きい。襲われて逃げているPCを救うにはパラライズしかけて距離稼ぐのが常道であると思うのだ。(だからリフブレ使う予定無し)
Gundaが本気で怒るのは、馬を殺されたりした時だけである。それ以外は意外と全てを平然と受け入れる。死んだり殺したりは基本的に彼女の生活の「日常」部分なので、そんなのに拘ってても仕方ないじゃん…みたいな。(死んでも名声回復速度がごっつ早いと言う側面も有るにはある)
騎士道も…スキルとしては「便利だし」という心持で使ってるだけみたいだし、養父Vesselと違って装備制限も無い。メンタリティーは極めて「現代っ子」に近いと思う。
それでも尚、なんも騎士道に対する思い入れも無いのに一応は徳の道を歩み、人には親切に(バカだけど)、人に優しく(バカなりに)、できるだけ果敢に(バカのやり方で)と、行動しているのは、単純に彼女の好みの生き方がそういう方向性だったと言う事に過ぎない。
そしてここが最大の焦点となると思う。

騎士道とかやる際に必要なのは、「ノブレス オブリージ」とか「ノビリティ ディマンズ」と言う精神だと思う。弱者救済や貴婦人への慈愛、勇敢さやその他の徳目と言うのは実際の所この「貴族の精神性」と言う部分から発生している。
本当に気合の入った貴族は、貴族から逸脱したり出奔したりはしない。彼らは高貴な家に生まれ、その血が求めるから高貴であるように振舞うのが当然なのだ。高貴であるから病める者や弱き物を助ける…それこそ高貴な人間の責務(ノブレス オブリージ)であり、それは我々現代社会人が所得税や住民税を納付するのと同じ程度の「当たり前の事」に過ぎない。貴族の家からの出奔などは、この「ノブレス オブリージ」からの逃避と言えないことも無い。
当然の責務を果たすこと。
これは人が人として生きていく為に欠かすことの出来ない部分である。そして貴族と言う連中はこの「当然の責務」が一般市民より高いのである(高いと思い込んでいる)
だから軍役にも進んで参加するし、自分の領土を守る為に必死で戦う。
高貴であると言う事は、そう言う事なのだ。高貴な者は高貴であるからこそ重い責務を負う。そして決してそれを誇示しない…下賤な人間が行えばそれは確かに称揚されるのだろうが、彼らは高貴な血を持つ選ばれし人間であるから、一般市民と同じ事して喜んでてはいけない。
人(一般市民)より高いレベルで己の徳性を維持し、人より重い責務を課す。何故なら彼らは貴族であり、高潔な人間だからである。その高潔さを常に人々に証明し続けねばならないのだ。

もう一つ。ノビリティ ディマンズは「ドン・キホーテ」に良く出てくる。彼が時代外れで世間一般と乖離した「騎士道」を標榜し、すっ呆けた事をしでかすと市民は彼に問う…なんでまたそんな事を? と。
それに対してドン・キホーテは高らかに語るのだ。「我が心の内なる高貴さが、要求するのだ」と。
勘違いする人や未読の人が居ると思うので簡単に解説しよう。
ドン・キホーテと言うのは頭のイかれた初老のオッサンが、ロマンスとか言われる「騎士道物語」の読み過ぎで「俺は騎士」と思い込み、騎士として諸国を漫遊する話である。現代風に言うならば、仮面ライダー大好きなオッサンが「俺は仮面ライダー」と言い出してその辺の悪党にライダーキックをぶち込みに行く…そんな物語なのである。その本人の思い入れと世間の嘲笑のギャップを楽しむちょっと意地の悪いお話なのだ。
暴走族と対峙するイかれたオッサンに、その辺のオバちゃんが聞く訳だ…「何でそんな事を?」と。
オッチャンは悲壮感も露に「改造されたこの体は、皆の安寧と平和を守る為に使わねばならんのだ! ロワィダー 変身!」等と言い出す(勿論変身しない)。
これは笑うだろ?
しかし、笑ってはいかんのだ。ドン・キホーテの中で語られている騎士道や彼の言う「ノビリティ ディマンズ」は実際の所本当に「騎士として」望まれる判断であることが多い。そこに至る過程はイかれたオッサンの妄言であるのだが、「彼の見ている世界」の中でもし本当に騎士を標榜するのであれば、彼の判断は間違いなく騎士の物である。
だからドン・キホーテの物語中には実にいい台詞が沢山散りばめられている。そしてそれをもし生真面目に励行した場合、現代人から見ると滑稽に見え、時として揶揄される可能性があることすら明示しているのだ! MMORPGで騎士道プレイする人間は必ず読んで置くべき基礎図書であるといえるだろう。

私は騎士と言うのを「規範によらず、内なる心の導きで自然と気高くなってしまう連中」と考える。
だから出来る限りGundaは好き勝手に生きていながら、結果として人々の手助けをし、力になり、「好きだから」と言う理由で善行を行うよう心掛けている。本当に好きで善行するぐらい気高い魂が無ければ、騎士にはなれないと思うし。演技で騎士になれるとほど芸達者な奴って居るのだろうか?
徳を極めろ、いい人であれ…なんてのは実際の所「従者である時」に学ぶべき事であり、騎士になってから標榜するもんじゃねーと思う訳で。
好き勝手にやっていても人から慕われ、気高き人と思われ、「あれこそ真の騎士だ!」と言われるくらいで始めて「騎士としてのロール」が完成するんじゃなかろうか。そういう精神性を日々のプレイで皆にそれとなく見せて、その上(どこで誰が見ているか判らないから)一切気を抜く事無く「24時間365日、騎士であり続ける」のは非常に難しいと思う。

好き勝手に「騎士」を名乗る者は多いが、本当に騎士である人間は一握りだろう。特にどっかの有名人は好き勝手にやって人と反目し、周囲に人が集まらず、孤高を気取って孤低になる愉快な気質をお持ちである。騎士であるとか騎士道スキル120達成したとか言っても「では、真に騎士たる者の責務を負っているか、自ら高貴さが要求するクエストを乗り越えているか?」と言う質問に答えることが出来なければ、やはり騎士とは見做されないのである。

土曜日, 7月 22, 2006

幾つかの陥穽

どーでもいい事にこだわるのがVesselクォリティー。

中世ヨーロッパ式にあくまでこだわりまくると言うなら…
1.女性は騎士になれんぞ。あと男装するのは戒律違反な。
2.異教徒相手に降参するのも(褒められたこっちゃ無いが)十分ありえる得る得る得る。
3.叙勲の儀式は王侯か法王とかの権威にやってもらうもんなんで無い? その辺の遊歴騎士が叙勲して良いものか?
4.20才で少女はちょっとあり得なさス。出産後の衛生教育とかがあまり良くなかった時代は女性の死亡率高かったので、20才とか普通におかみさん年代だと思うのだが。(平均寿命40歳とかの世界だしなぁ)
5.酒場に余り行かない…酒場はどうでもいいが、騎士道物語では結構頻繁に酒盛り(宴会)してたりするのだけれども。実際ヨーロッパ貴族連中の宴会癖はひじょーに有名であり、ベルサイユ宮殿とかその辺のネタ浚うと佃煮にするほど問題点が出てくる。


その他突っ込み。
「RPの本場、ヨーロッパ云々」
惜しい。鼻血が出るほど惜しい! 実はロールプレイを最初に開発した国はアメリカであり、実際のロールプレイングゲーム(俗に言うT-RPG)のタイトル数や関連企業は圧倒的にアメリカが多い。本場がどこか言われたら、普通はアメリカじゃねーか?
そもそもヨーロッパシャードとアメリカシャードでRP標榜している連中の比率が明らかに異なるとか、そういうデータあるんじゃろか…


ぶっちゃけ、余り「本来の騎士」を標榜するとキリスト教圏の素養が色々邪魔して問題になる。適当な所で原液薄めないとヒゲ面のバケツヘルム被ったオッサンがメイス片手にどぅりゃっ! しかできなくなる懸念があるのだが。
例の彼の場合、基礎部分で色々と問題を引き起こす因子を抱えている。本場だの本式だの堅苦しいこと言い出すとすぐボロ出るような気も…


所で。
異教徒相手に引かないって事は、うちの社メンツ(かなり怪しいが、一応フマクト信者であると言う事に…)はサーチ&デストローイ対象ですかそうですか。無茶苦茶な話だなぁ…

金曜日, 7月 21, 2006

なんか下らん事で…

Mzhウザスレ(晒しスレ)燃えてんな。

ヤングにHQ装備与えることの是非でまー良く燃えるもんだ。
個人的にはヤングにHQ装備を与えてAR70にしてしまうのは良くないと思う。楽しみ奪うとかそういうのじゃなくて…単純に「回復技術の向上機会を奪う」からダメ。

例えばヤングが相手をする事の多いリザードマンはダメージレンジが8-12
AR70装備だとダメージが2とか3だ。こんなダメージでは包帯巻いてる時間が無いだろうし、包帯を巻いて敵から離れて…って部分を学べない。やるならAR30-40くらいの装備にしとくべきじゃないかと。(それだって過保護であんまり良くはないと思うが)
たまにヘイブンにダメージのでかい武器がおいてある事もあるが…攻撃速度が速くてダメージの少ない武器の方がスキルは上がるんだぜ? 俺、AskのVessel育てた時はわざわざHQカタナを固辞してNQカタナをダル強化してもらったの使ってた。特にヤングには「長持ちする武器」って良いと思うしね。(いつでも好きな時に鍛治屋や裁縫屋がいる訳じゃないからな…)

その時だけ強くしても意味ないし。
どーせやるならきちんとスキル上げに役立つ装備とかの方がいいんじゃないかと。後は色々と教える内容を吟味するこった。きちんとそのキャラの状態見て適切な訓練の相手を教えたり、そのキャラの目指す方向性に少しでも近付くようなやり方教えてやれよと。

なんかこの間見聞きした例では…ある戦士が自分の目指す方向性を告げたら、自称教導者がネクパラとか「侍入れたら?」と言って方向性変えちゃったとか。
確かに今の状態ではサムライやパラ入れるのが一つの基本ではあるけどよ。別にそげなもんその段階で教えることも無いんじゃね? 弓と剣で戦いたいってんならその方法を教え、目標達成した後に「それじゃダメでしたー」と言うようであればやり方教えるとか…そういうので良いと思うんよ。最初っから試しもしない構成を他人様が「ダメ構成」とか言うのはどうかと思うわけで。

提言:
鎧やるならHQ青革のAR70装備は止めとけ。AR40もあったら彼らには充分だ。それ以下でも良いと思う。回復スキル上げる事ができるようにしないとね。
武器とかダル強化してあげるのはいいんでない? あと、名前呼ばれないと返事しない鍛治屋はヘイブン行くな(私怨)

水曜日, 7月 19, 2006

どうでもいいっちゃ良いのだが

なんかお怒りのご様子。
それは兎も角として、騎士団は実際の所どんなもんなんじゃろか。

王国付きの騎士団は別にして…それ以外の宗教的騎士団を見てみよう。(王国付き騎士団って基本的に純粋軍人ですし)
そもそもは弱者救済組織だったはずなんですけどね。騎士団。意外と最初期に病院経営してた騎士団ってのは多い。また、後には戦費を獲得する目的で資産運用する騎士団もあったし、それが余りの金額になった為におとり潰された騎士団もある。
参考

で、ここから日々妄想である。
騎士団のリストを見ていると、修道騎士会とか存在するのがわかるだろう。
宗教系騎士団ってのは、クソ真面目な(そして貧乏な)修道会所属のマゾい連中が多いのである。で、実際の修道会とか見てみると判るが…彼らは葡萄酒作ったり、クッキー作ったり、色々と智恵を尽くして収入確保をしているのだ。ワインがキリストの血であるという教義からも、(あくまでキリスト教ベースであった場合)騎士団が酒場を経営してワインを飲ませるという可能性は皆無ではない。(まぁ、自分らはたらふく呑まんだろうが)
但し注意。
キリスト教で大酒のみは大罪の一つであり、飲んだくれは裸でたるを被せる「酔っ払いのマントの刑」に処される。ここまでやって厳粛な気持ちで酒呑むならアリとしてもいいのではないだろうか?
実際、資産形成には酒呑んでるよりモンスター倒した方が良いとは思うけどな。もしかしたら酒飲ませる酒場の経営は資産形成ではなくじんしん掌握とかそっちの目的で行われているのかもしれない。(全く的外れであると思うが、可能性としてはアリかなと)
しかし、己を磨くのに人の家の裏手(ログインした時に名前が出る程度の裏手)でゴーレム叩くふとどき者も居ない訳ではない。その様を見る限り、レジ上げもなんか皆で集中して魔法ぶっ放すかリーパー辺り相手にアクセ上げしそうだ。


なんと言うか…どんなもんでも色々と言い訳は出来る物だ。こじ付けなんてナンボでもできる。
問題はこじつけるか、こじつけないかでは無く…実際の所お前どうなのよと、そこにあると思うんですな。そういう意味では実際にそういう連中を直接確認してしまうのが早い。


色々伝え聞く所と、実際に目撃した結果…私は特定の場所に全然近付かなくなってる。(ここ最近ではなく一年レベルでまるっきり)
見聞きして楽しいもんでも無く、どっちかというと不快になる事柄ではあるが…知ることってのは、大切だなぁと。(でも、見聞きしちゃうともしかしたらまたソーサリアが嫌いになってしまうかも…)
最も、私その爆弾ネタの裏取ってないから、誤解や何かである可能性も(現段階では)否定できないんだけどね。

水曜日, 7月 12, 2006

フックという考え方

最近各所で色々とRPG論が語られているのを眼にするのだが、ここで私も少し違った視点を提供したい。

ま、要するになんかこまけー設定するとかその辺の話が争点になっていると思う。ある人は設定を作成してそれに添う形で「演じる」事を重視するし、またある人はそこまで細かいの決めなくて良いんじゃねーのという論調である。私はどちらかというと「細かい設定無くても良いんじゃね? キャラが動き出してから帰納法的に設定起こすとかでもいいんじゃなかろうか?」という考えなので、どっちかといえば後者に当るだろう。

前にも書いたが、私にとってキャラの背景設定なんぞ「他者に絡むためのおまけ」でしかない。またこれは私が他の人に何か絡む際に「まずプロフを見る」という行動を取っている事でもある。
一応細かく見れば装備の状況や徳ガンプの状況である程度の類推は出来る。しかし更にその人物の背景設定が良い形で明示されていれば…他人に絡むのが更に容易になるのだ。
前に霊魂放逐でも書いているけど、私はタケちゃん(仮名)のプロフに「修理が趣味」という項目を見つけて、「ああ、ここを基点にして話しかければいいんだな」と当りを付けたわけ。
個人的にはこういう部分を「フック」とか呼んでいる。
引っかかったり、引っ掛けたりする為のパーツであると。
そこで上手く引っかかれば、シナリオが進むというか…話が進む訳ですね。だから読んでもどうやって絡めばいいか判らない…俗に言う「突拍子も無い設定」をダラダラやられると、非常に困るのである。
前々から言うように、私にとってRPと言うのは「他人と絡んで遊ぶ為の手法」である。RP設定と言うのも、最終的にはここにたどり着く…もしもRPで設定を決めるなら、他者が絡みやすい設定を作るべきであると。フックを作って欲しいと。
例えば物凄い簡単な設定で「馬が好き」と言うものを考えよう。目の前の人物のプロフにそんな文字が書いてあったと。
もしも私がテイマー等のキャラを動かしてたら…彼/彼女が馬から下りている時に素早くアニマルロアを実施して馬の状態を確認する。そしてその馬の事を事細かに語るね。良い体躯だとか、気質が荒いかな(攻撃力が高い)とか、長距離走るのに向いてるねとか、腹空かしてるみたいよ、ニンジンやったら? とか。
そこまでやれば、馬好きの奴も「ああ、こいつテイマーなのか」と自然に悟ってくれるし、自分の馬好きという設定を上手く活かすことが出来る訳だ。共に設定活かしあう掛け合いが出来る。
所が…貴族だとか何だとか特殊設定てんこ盛りだと…どうやって良いか判らなくなる訳だ。
貴族である、爵位持ちである、XXの血族である…どうしろと?
まだ、ある種の設定「吸血鬼である」とかはいい。ニンニクを出したら少しはひるむかなとか考える事が出来る(まぁ、そんな部分に鈍感な連中は平気でニンニク踏んづけたりするだろうがな)
なんと言うか…正直そういう「絡み辛い設定」起こしてる奴って、自分でその設定を遵守しない傾向がある気がする。
皆に問いたい。
貴族を僭称してる連中は、どっかでメシ出されたときに当然の如く「給仕、ナイフとフォークはどこかね?」ぐらい言うのであろうな? マイナイフ/フォークの準備するぐらいの周到さは見せたいところだ。酒場でピッチャーからワインを飲むような「紳士道に外れる」行為はしていないよな?
能書き垂れるのは自由だが、自らその設定を遵守し、他人にそう思われるように努力しているだろうか?
戦士のロールするならきちんと周囲の人間の武器防具を確認したりした方が良いだろう。そして目ざとく「お、その剣は随分と…」と剣談義をするぐらいして欲しい。実はPireminなんかは見かけた連中の徳ガンプを真っ先に確認する。そしてこっちから「うむ、見事に徳が輝いておるようじゃの!」と声を掛ける訳だ。そしてその部分にこだわりを持っていると言う印象を与え、更にそれを「では、書写屋だから書を贈ろう」と言ってブリ王のVirtureを渡してダメ押しをする。
こういう細部にこだわる事無くただ適当に「俺はXX」とか言っているだけだと、テクノ暗殺拳かよと突っ込まれてしまう訳だ。(そもそもテクノ暗殺拳やテクノ番長を知っている人がいませんかそうですか)
たった一つ、凄いありきたりな設定を周知させるだけでも結構な手間が要る。
そこでダクダク色々大盛で特殊設定を付けてる連中はマジで何考えてるか判らない。それを本当に演技で周知させる事ができるのかと。お前そんな超絶技巧を持っているのかと。

だから逆に私はこう申し上げたい。
設定作るなら作るで構わないし、長文書きたければ書け。
だが、その文章を書き上げたら再度客観的に文章を読み直し、見知らぬ誰かがそれを読んだ時に「話しかけるネタ」「話のきっかけになるネタ」が正しく2-3個含まれているかどうか…それを確認して欲しい。
公爵なんだから公爵として絡んでくれれば良い…そう思うなら公爵に絡む具体的な方策を自分で10個20個考える事が出来るかどうかを省みてみると良い。自分で10個20個「絡み方」を考案できないような設定に対しては、正直10人中1人もレスポンスを返せないと思った方がいいだろう。
騎士にしてもそうだ。話しかけるネタを10個20個考える事が出来るだろうか?(まだこっちは楽だな…)

そして…他人と絡むという部分だけ考えた場合、貴族とかの稀少な存在よりその辺にたくさん転がっている連中の方が絡み方のバリエーションが豊富なのだ。農家の人間なら天気の話題、商人なら物価や新商品の話…定番と思われる話し方が何通りもある。ありふれた存在だからこそ、その詳細が良く判っていて、詳細な情景を想定しやすいのだ。また、独自の背景世界に立脚した設定は、設定を理解する前に背景を理解せねばならないと言う大問題が発生する。
誰にも使ってもらえない設定を起こすのが趣味であると言うなら問題は無い。
しかし、その設定を使ってMMORPGの中で同じ景色を見て、同じ物語の中で生きたいと思うなら…
設定を良く読みなおそう。無駄な労力を割いて徒労感に襲われる前に!
それが重要なんじゃない。その話の中に「他者と引っかかる為のフック」がいくつ用意されているかが重要なのだ!
読んで「へー」で終わるだけの設定資料など無駄だと知れ。

月曜日, 7月 10, 2006

蛇盾の意を継ぐものたち

先週電撃的にMzhの蛇盾屋が閉店こいた訳だが、その後蛇盾の後継者たちが現れた模様。
一つはパラゴン純戦士のテイオウ氏が店長?の武勇の剣亭。こちらには昨日お邪魔してみた(Gundaで)。日曜日と言う事もあり早めに切り上げる人も多かったがかなりの活況を見せており…(と、ここで先方の日記を読んでみる)…
正式開店来週(7/16)じゃん!
ちと場所的に遠い(ファセット違うけど、パイレミンのセラエノ図書館近くになる)と言う点と、場所がフェルッカと言う事もあり、初心者や戦闘に自信が無い人は訪れにくい…かも。まぁ、武勇の剣って名前だし、根性で辿り着いて頂きたい(苦笑) 昨日Gundaで道を疾走して行ったのはPK出るかもーと言うちょっとした心配があったからなのだ。
その辺は後に社の方に酒場ルーンでも置いて多少なりともお手伝いしたいなと。
中に居たのはMzhの酒場で良く見かけるメンツであった。くまくまの人々と勿忘草(つまりエルフ郷)系列の人々、店主テイオウ氏は白熊常連だし、店員は蛇盾から引っ張ってるし。昨日はMzhアイドル(笑)も来てたな。ある意味でMzhのそっち方面の人大集合状態だ。
まぁ、私含めて濃い口の人間が多いのは置いておこう。

で。
その酒場で新しい物書きに出会って本談義をしていたら(この辺でボケキャラのはずのGundaにPireminの魂が憑依したっぽかったので、強制的にボケキャラに戻すべく相当苦労したのはナイショだ)ラキさん(仮名)から「探している人が居る」等と言われてガクブル状態に。
アレだよ。
フェルッカで人を探してるって事は所謂一つの「ターゲット」であり、こりゃーのこのこ歩いてるとどっかからウィザー→EXFSのコンボ食らうんだわ!(流石にそれだけだと死なないと思うが…)
街道を疾走するGundaって相当移動速度速いから(ツール無しではそこそこ。イル霊性ゲートからBloodダンジョンまでのかけっこではまぁ、負けない)ツールでも使わないとそう簡単に1連射以上の攻撃できないと思うけど。それだって連絡要員とか要るし。
ラキさん(仮名)が帰り際に教えてくれたけど、どっかの芸人さんともう一つの方の酒場の店員さんが探していた模様。そうか、同じ営業日だったんだな。
そっちはまだコンタクトが取れていないのと、ラキさん(仮名)が「貴方を探していた」と言っていたのが妙に引っかかり、ちょっと現在は判断保留中(ちゅうか、悩んでる)。貴方とは誰なのか?
Gundaなのか、それとも別キャラなのか。見た感じウェイトレスとか募集しているようなので…まさかGundaをウェイトレスとしてスカウトする気では…と少々焦っている。伝説槍騎士をウェイトレスにするアグレッシブな店だと…うむぅ。(実は一人ギルド加入であり、ギルド脱退できないのよ)
一応「中の人」それっぽい事(ウェイトレスやウェイター、或いは酒場の賑やかし)は出来るが、酒場のウェイトレスを実行できるキャラはそれほど多くない。ギルド名を担ぐことが出来るのは…
Piremin(書写屋:昨日ついにGM魔法使いになった。能書き多い)
Fulleren(堀鍛冶裁縫剣士:ウェイトレスとして使うにはちょっと年齢が…現在40-50代だろうし熟女で良いですか?)
Giliel(魔法料理人:得意なのはゲテモノ系。昨日は開店記念で武勇の剣の周辺に地獄キッシュ(ヤマンドンの卵で作成したキッシュ)をばら撒いてた…どーも人見知りするらしく、酒場の周囲を歩くことはあっても酒場に入ることは稀…ウェイトレスなんてダメじゃん!)
何より中の人であるこの私が定期的なアクトを出せるかどうか判らんし。

仕事斡旋形の酒場がコンセプトらしいので、Fullerenで遊びに行くのが良いかなと。これはIzmで遊んでて思うんだけど…他シャードから遊びに行ったり、或いはまだ戦士/魔法使い系列しかキャラ作ってないと装備品の修理とかが遊ぶ上でのネックになるんだよね。まだまだ仕事は雑だが(何しろ裁縫はまだGMになってない)とりあえず修理はできるし、戦力も過剰にならない程度(SSがMasterクラス)にあるし。GM手前で遊んでる人にはそこそこ有益な話も出来るだろう。
(これでMixi方面で書いた「社の屋上利用の話」だったらちと笑うかも…)

昨日は中の人が酒呑んでたので少し記憶がとっちらかり気味であるが、まぁ、こんな感じで。

木曜日, 7月 06, 2006

さすがボーナスシーズンだ…

転職したての新人にも容赦が無いぜ!(挨拶)

実は転職しました。古巣の業界の中では比較的大手と言うか…でかい所に。
暫く暇できるかなと思ったら、いきなり全力投球気味に仕事振られて泣いてます。


で、仕事の泣き言書く為に今回の投稿する訳じゃないんだが…
今まで私、通勤に余り時間をかけない(ぶっちゃけ、勤務地に歩いて通える範囲に家借りる)方式を励行しておったんですが、今回引っ越して間もないから暫く移動する気無いのね。(昨年年末に引っ越したばかり)
で、(私的には)長時間の通勤と勤務がはげしめであると言うダブルパンチでUOするにしても時間帯が遅くなってるよと。PC酒場行ってる場合じゃないよと(涙)
某酒場ではわざわざ筋を曲げてまで牛乳を置いてもらったと言うのに…すっげ申し訳ねーなと。
しかも時間帯的に酒場とかやってる時間帯じゃなかったんで少し盾修行しに行ったら…
Izmの三代目の装備がこれまでに無いぐらいボロボロになりました。彼の盾は耐久300越えの頑丈な逸品なんだけど、がっちょりブロックしてカッツンと耐久減りましたよと。
しかし鍛治屋さんが…
…泣けるよなぁ…

会社員UOerはこんな風にして苦労を重ねているのであるなと。
すげー勝手な話だけど、深夜営業の鍛治屋さんが居たら凄く嬉しいです…Mzhでそういう商売やろうかな?

火曜日, 7月 04, 2006

ガーゴイル像代わり

真面目に暗黒卿を考えておこう。

設定。
まず、王家の生まれであると。アンブラはいつの間にか王政を敷いていたらしい。
えー?! なんだってぇ!
アンブラ城無いじゃん! 町の形はどーみても「街道沿いの町」であり、まだルナの方が城塞都市っぽい構造になっている気がするんですけど!

まぁ、それは置いておこう。ここで躓いていては先に進まない。

で、王が死去して家督を継ぐと。ここは問題なし。女性でも家督は継げるし(実際、そこが過去の地球でも問題となった事がある。貴族にしか参政権が無い頃、女性が爵位持ってるとその「家」の投票権が2票分あるって事になって揉めたらしい)。
ただ問題は…王の家督を継いで何故に公爵?
王家なのに公爵位なのか? 公爵だとしたら公爵の上に立っているはずの「王」はどこに?
もしかして王族がどこかに居て、それがアンブラを大公領として認めてたって筋書きなのか? (地政学的にDoomに対する防御だろう)

普通は王位を継いだのなら、女王様になるだろう。
公爵位を継いだという事が事実なら、つまりそれはアンブラは王政を敷いていないということになる。(あくまで公爵領扱いだよな)
これらのキーワードを併せて考えると、暗黒卿ワールドはこんな感じになるのではないか…

その昔、マラスを平定した王が居た。
王城はルナにあり、もう一つの都市であるアンブラは近くに存在したオーク(オークフォートあるよね)やDoomに対する前線基地として成立。遠隔地と言う事もあり王はアンブラを独立採算で経営させることにした。
その後、何らかの理由でマラス王家の血は途絶え、ルナ側の聖騎士軍団とアンブラのネクロマンサー間で正統王家はどちらか等の問題から争議に発展。(或いはオーク族との争いの際にルナ側が派兵せず、アンブラ側に処理を任せて戦費の問題が出たとか、もめた原因については明らかではない)
そのアンブラ側の理論では、ナイトメア家が正統王家の血筋なのだろう。最もこれはルナ側に認められた物ではなく、世間に知られる限りはナイトメア家は依然として「公爵家」なのである。(これで設定上の問題を回避)
しかしブリ王国のとんでもなく強力な兵力、冒険者勢力と言うある意味では兵力以上に強烈で金持ってる連中がマラスに殺到した事により、王家の問題は後回しにされる。その後ルナとアンブラは和平交渉を実施。その際「正統王家の血筋である」等と主張していたナイトメア家は和平交渉の邪魔になる為、アンブラ市外から追い出されて近郊の18x18の土地に追いやられる。

色々つじつま合わせてみたが…
…なんつーか、哀れな家系になっちまったのは気のせいでしょうかどうでしょうか?

P.S.
と、思いきや!
ナイトメア国(仮称)は帝国を名乗っている。帝国っておま…ちょっとお前! 通常は複数の支配域(文化、人種や経済圏)を有する国を帝国って言うんだがっ! (汗)
参考 Wikipediaでの帝国解説
例外的に国家元首が自身で「帝王」を名乗れば帝国になるが、本人公爵と言ってるし。


なんか真面目に考えて損した気分。公爵なのか女王なのか、帝王なのかはっきりしろと。トンチか? これはトンチなのか?
言ってる事は牧師で枢機卿とかと変わんないぞ。(プロテスタントとカトリックがごっちゃになっているのがポイントです)既存の貴族社会とかの模倣をするなら、もう少し模倣の精度を上げて欲しい。醸造所で作ったリキュール問題を思い出した。(リキュールは醸造酒ではなく蒸留酒って話)

月曜日, 7月 03, 2006

これだけは…

これは言っておかねばなるまい。

T-RPGの祖であるD&Dなんだが、別にGMがシナリオを作らんでもいいのよ。シナリオモジュールは結構な数出ている。と言うかバカみたいなシナリオやら(イモータル目指してる奴等用のシナリオあるぞ)、鬼のようなシナリオ(悪名高いフィエンドフォリオはそれらの邪悪なシナリオに出てきたバケモン集めてる訳だし)もある。実際にはGMはそれを多少手直しして使うのが常だけど、別にシナリオ自作する必要ないっス。

しかし、D&Dや初期のT-RPGではシナリオを自作する人が多かった。
何故か?
新和のパッケージが高かったんだよ…orz

D&D関係書籍は輸入翻訳書籍である。私が良く買ってた別冊D&Dマガジンとか3000円ぐらいした記憶がある。シナリオモジュールって言ったって確か2000-3000円だった気がするぞ。6人で遊んで一人頭4-500円かいな。それだったら俺がシナリオ作っていい昼飯食おうぜと…当時高校生ぐらいだった連中が考えるのはむべなるかな。これが後々変な風に解釈され、T-RPGではシナリオを自作するもんだという風潮が生まれたっぽい。いや、実際自作しましたけど。それどころかバリアントルールとか勝手に作ってましたけど。
その辺考えて、Sword Worldとか企画されてんだよね。各種の単価を下げて当時のメインターゲットであった中高、そして大学生辺りを引っ張ると(この戦略はメディアワークス版のD&Dにも引き継がれた。T&Tもこの系統)。これに比べたら基本ルールセットにプレイヤーズガイド数冊、モンスター本(私が最初に「買った」のはモンスターコンペディウムだった気がする)、ネタ本(オフィシャルD&Dマガジンとか、RPGマガジン、ドラマガ、ウォーロックなど)…こげに投資しなければならなかったD&D系はどうしてもシナリオに金払う訳には行かなかったのだ。それに私なんかダルマ屋模型店(その道では知られた老舗)でメタルフェギュア買わないといけなかったし。いけなかったしと言うか、随分集めてたし(うちの仲間内ではフロアタイルとフィギュア使ったタクティカルコンバットが主流だった)
後にモデラーだった経験を活かしてシタデルやラルパーサと同サイズのフィギュアをエポキシパテで作成したりもした(しかも八頭身で! 金が勿体無いから!)。 あのサイズの顔にニヒルな笑みを入れる事が出来た昔の自分のウデと視力が懐かしい。後にシリコンで型とってホワイトメタルで再整形って所までは到達。
こんな事してたから、シナリオなんて変えなかったのである。実際には余りの値段の高さでもにょもにょ…と、まぁ、その辺はアレである。暗黒時代ってことで。

なお、BGはAD&D 2版とか基本ルールにしてるらしいが…
今どーなってんだその辺?
D&DにはアドバンスドD&D(AD&D)と言う別ゲームがある。そもそもの発達過程が既に30年近く前なんで私も流石に詳しい事知らんのだが…確か初期D&D(赤箱以前。そもそも赤箱がD&D 4版)はAD&Dに似たルールか何かで、それを判りやすくまとめて赤箱(と、通常呼ばれている普及版D&D)が出て、それとは別に精密なルールを残したAD&Dが出て、暫くそれらが独自進化して、最近は統合されたって話じゃなかったかと。
(最新のD&DパッケはD&D3eだった気が。AD&D 2Eって随分前の話なんじゃ…それ以前のAD&D知ってる奴の方が珍しく無いかえ? …と思って調べたらAD&D 2eは1989年発売だった)
で、世間で多くプレイされてたのはD&Dの方で、AD&Dは翻訳書籍とかそれほど多くなかったような、な、な。
D&DがUOで言ったら通常シャード、AD&Dがハードコアシャードみたいな感じか。
ちなみにこの頃から古参が若い衆を「こンのバカもんどもがぁ! そもそもD&Dと言うのはだな…」と講釈垂れる光景が散見されていた。
UOにおけるコンビニ組やAoSデビュー組に対する古参の揶揄とか「そもそものXXXX」と文句を垂れる光景、これはRPG業界の典型的光景であり、その意味で私はこの古参連中の繰言を余り重大視していない。
だって、能書きこいてサークルとか規模縮小させてたのってこの層なんだもん(笑) 個人的には「まーたこの手の手合いがバカこいて市場をぶち壊すんだろうなぁ」と呆れ気味。
先にフォローアップしとくと、そういう時代にもきちんと先見の明と市場を見据えた導き手が多数存在し、だからこそT-RPGは今の世でも何とか生き延びているのである。
当時も若い衆の動きを見てT-RPG業界もうだめだぁ…とか、D&D終わったとか言う奴は居た。しかし実際D&Dだけみても新和からメディアワークス、そしてHJと色々場所を変えながらしつこく(爆笑)生き延びているのだ。連中の悲観論ほど当てにならないものは無い。


大貫氏(D&Dの普及とT-RPG業界の普及に尽くした神。既に鬼籍)だかが面白い事言ってて…ダンジョン最深部にぴかぴかの鎧着た味方系NPCがやってくるのがD&D、駆けつけた味方NPCがフィールドプレート(鎧ね)にびっしり汚れを刻んででけーバックパックを背負い、ひーこら言いつつしっかりした足取りでやってくるのがAD&Dだって(苦笑)
D&Dのルール自体知っている人は判ると思うけど、あのルール正直単純な上にどこまで追加ルールを導入するべきか悩むので(後の方でセービングスローをステータスで修正するルールとかあるぞ)、コンピュータRPGとかに余り向かないんじゃないかと。AD&Dの方が向いてる気がする。実際にT-RPGとして遊ぶ際には煩雑だった各種のデータ管理がコンピュータにまかせっきりに出来るので楽では有る。良くD&D関係のコンピュータゲームみてみると、D&D基準のゲームが少なくAD&D系統が多いのが判ると思う。当時の事を知る連中の中にはD&Dはお子様向けで、AD&Dが味わい溢れる大人向けと言う刷り込みがあるのだ。ヘビーなゲーマー過ぎてそっちの方面に足突っ込んだゲームデザイナーやプログラマがAD&Dを題材として選択するのはこういう要素もあると見た(まぁ、背景世界がきっちりしてて、そっち方面の負担が少ないのもあると思うが)

まぁ、そんなAD&Dでもサイオニクスとか訳判らん追加モジュールがあり、それ入れるとそりゃーもーシナリオが楽しい物になるらしい。(超能力で敵の脳焼いたり、洗脳支配できたりするらしい)


D&Dが出てから既に30数年。
最初期のD&Dが販売されたのは1974年だという。(日本語版が出たのが1985年だってよ。私がT-RPG始めたのが1987年ぐらいじゃなかったかな?)
その日本展開を見てきた身として、できる時には可能な範囲で過去の事も後進に伝えておきたいなーと思う(もう、人生の半分以上RPG方面に傾けてきたからな!)。

これからも、色々な「その方面の人々のアレとかソレ」を見続けながら、「ほんと、人って変わらないよねぇ。良くも悪くも」とひとりごちたり、納得してみたりするのだと思う。出来る限り私が見てきた古参の愚を繰り返さないようにしたいと思う。

ただ、一点いいかな?
Citadelはシタデルであり、シテデルではないわっ!
昔っからメタルフィギュア関係の老舗にラルパーサ、シタデル、グレナディアという会社があってだな、CITADELはシタデルと訳されるのが定説であり(ウソだと思ったらエキサイトで翻訳かけて見れ!)、そもそもの意味は城砦とかそんなのだっだっだっだ!(マルチ残響音含む)
もーなー。
このCitadelをシテデルとかしてるの見るとほんっとーに頭に来てだな。
ここまでゲーマーの基礎素養がダメな子になっているかと思うとかなしゅーてかなしゅーて…(と、こういうバカな事を言ってると、周囲の信頼とかその辺を失うので適当な所で切り上げると良い:笑)

追記:
D&Dのシナリオモジュールは伝え聞く限りではかなり出来がいいらしい…諸般の理由による翻訳の問題は置いておくとしてだが…しかし一本2000円前後! それに比べて富士見のSWシナリオ集とか文庫サイズと価格(つまり、1000円以下)で5-6本だかシナリオ入ってるからなぁ…コストパフォーマンスは比較にならない。
でも、正直SWは本体ルールとモンスター関係のオプションセットしか買わなかった様な。
そりゃ、SW売れるわ。

木曜日, 6月 29, 2006

何度言っても変わらない

複数回Webとかでも告知しているんだが、一向に広まらないので愚痴ってみる。

Vesselの読みはベッセルであってヴェッセルではないのだよと。どーでもいいっちゃいいんだけどね。余りにヴェッセルと読まれる事が多くて、おじさんは悲しい。


元々Vesselって、その時手元にあった工具のメーカーなんですわ。
何度か目の開陳だが、ここだ。
株式会社ベッセル
ここの会社案内見てみれと。屋号はベッセルなのである。だから彼の名前の読みはベッセルなのである。
しかもその時手元にあったのがこれでして、これが初代の最終的な配色パターンの元になってるのね。黒と青の配色はここから来ているんだ…

最近は三代目が黒と緑の配色になってるけど、実は黒赤配色パターンの装備セットも一度作った。それは暫く寝かせた後に斧聖騎士ハレック用に組み合わせ考え直して渡してしまった。


それはそれとして名前の話。
Vesselってのは実は英語の一般名詞である。英英辞典で調べると正確な発音を確認できる。
Vessel ←このページで赤いスピーカーマークをクリック!
ネイティブ発音だとベッソォに近いかね?
Goo辞典で調べると、こんな風に出ている。
ves・sel ━━ n. 容器,
入れ物; (大型の)船; 航空機; 【解・生物】導管, 脈管; 【聖】(神の怒りや恵みを受ける器としての)人 (?s of wrath 神の怒りを受くべき人々; the weaker ? 女性).


本人何も考えてなかったが、意外と深い意味のありそうな言葉ですな。
入れ物ですかと。
入れ物かぁ…ふーむ。ふむ。



UOの名前由来辞典にも幾つか自分の持ちキャラの名前の由来を書いているが、NescaはNescafeだし、PireminはなんとかPremium(その時飲んでたインスタントコーヒーの名前)当りをもじって付けた。やってることは県立地球防衛軍の「まっする日本」と大して変わりは無い。
名前で凝るより性格設定で色々ネタ仕込む方が楽しそうなんで。名前なんざ識別子でしかないのだよと、こういう考えなのね。真面目に中世ヨーロッパ考えるとこれらの名前って絶対に許されない名前(俗に「暦にも出てこない名前」とか言われる)なんだけど、それってつまりキリスト教の影響だからシカト決め込んでもいいかなと思っている。
最近は単純系も飽きてきたのでエルフの名付けの際にグワイヒアさんのエルフ語講座参考にしてシンダリンとかクゥエンヤを使っている。Giliel(Gil-iel シンダリンで星子さん?)とかIsladan(Isl-adan 月人 そこから月光菩薩のイメージが連想されてあんな変な奴になった。略称ハゲエルフ)
Askエルフのゴヤスレイはまんま「ジェロニモ」(アパッチ・インディアンのジェロニモ=ゴヤスレイ)から取ったけどな!
近年になればなるほど割と色々考えてるのに、ファーストキャラの…LineageからRO経由してUOでまで使用しているキャラの名前が単純なパクリってのが中々鋭いです。


しかし…Pireminをピクミンとか呼んだり、Vesselを敢えてベッカムと読んでる人たちには一度
「それはギャグで言っているのかー」(AA略
と突っ込んだ方が良いんでしょうかどうなんでしょうか?

水曜日, 6月 28, 2006

兵站

さて、転送話の続きだが…
何度も何度も転送を使い、様々なシャードにキャラを送り込んでいる私ではあるが…本格移植(移住ではない。そこも遊べる場所にするだけだ)を行う際に気をつけている事がある。
それが兵站の問題である。

戦士で遊ぶ事が多い私だが、いくらリソース消費が少ないとは言え武器防具の定期的メンテナンスは必須である。そして純戦士は敵の状況によって色々な武器を使いこなして楽しい職業だ。逆説的に多くの武器防具…つまり道具のメンテナンスが必要になる。
その武器防具の保守と各種資源の備蓄。これが他シャードに移動する際の最大のネックとなる。
最初期の移植先であるAskでは当初、Askの某氏を保守メンテナンスの当てにしていた。まぁ、中々遊ぶ時間帯が噛み合わず、修理Deedを買うことが多かったが…それ以外にも転送粉や各種資材、または人的リソースも彼女を通じて入手していた。
しかし彼女、UO殆どやらんと今は大航海時代だかに行っているのだ。
いきなり補給線が切れ、正直かなり往生した。殆ど全ての部分を某氏に依存していた為、某氏が居なくなると大ピンチであるよと。強すぎるたった一つの繋がりはある部分で弱点と成りかねない
Askでは初期段階(元々2代目VesselはAsk生まれのAsk育ちである)から他者依存傾向が強く、某氏に色々依頼してたりしてた為に他の人的繋がりが希薄になっていた。そもそもデスパでトカゲ退治してて人的繋がりが維持できるはずも無く、戦士が狩場で必死にスキルを上げ、金稼いで居たら生産職と知り合う機会も少なくなっていこうと言うものである。
武器防具の修理が満足に出来ない戦士なんて、マッコイじいさんの居ないエリア88みたいなもんだ。戦力の維持などできよう筈も無い。そもそも修理Deedを定期的に入手するって結構面倒でな。PCベンダーで販売している物を定期的に必ず入手できると考えるべきでは無い。4-5箇所あてを付けておいても全部の店で売り切れって事態は稀に発生する。
実際Mzhの店で修理Deedを扱っていた時期もあるんだが…結構補充が大変なのだ。安価に修理Deed置いておくと、私同様修理で難儀している連中が買い占めてしまったりする。(その維持の大変さ加減に置くのを止めちまった程だ!)
複数の、できるだけ信頼できる鍛治屋多数と知り合いになっておく…そういう部分を忘れて、ある特定の人物に頼りきった為にAskではかなりの問題が発生してしまった。その問題解決の為にある程度育成した鍛治屋キャラをAskに送り込まねばならない事態となった。鍛治屋をゆっくりまったり育て上げるまで戦士稼業休止するなんて事はしたくないし。

これは最初期からキャラ育てようと、途中から転送しようと逃れられない問題ではある。戦士やる限り道具の修理と言う「兵站維持」を考えておかねばいずれ稼動不能になるのは自明である。最もいい解決法は鍛治屋などの生産職をその場所に置いておく事なんだが…UOKとか使ってたりUOAで不在マクロ組んでる奴はそうでもないんだろうが、普通に手掘りしてインゴット作って鍛治修行してたらとんでもない苦労が必要になる。Askに送った鍛治キャラはフラーレンの手堀りで貯めたノーマルインゴットの在庫が数kあったから一気に集中してスキルを上げる事ができたが、そうでなければ多大なる時間を兵站維持の為に浪費しなければならない。そしてキャラ育てた後、荷物の受け渡しをする場所とか知り合いが必要になる訳で…(その為、Askでは家も確保せざるを得なかった)
Askで遊ぶ為にそこまで時間使ってたら、それこそ元々居たシャードの知り合いと遊ぶ時間が無くなってしまう。活動域の拡大をしたくて複数シャードにキャラ置いてるのに、その為に活動域が狭まるのは論外だ。
(自慢じゃないが、Askは人の繋がりが切れちゃってるので基本孤独民だが、IzmとMzhでは普通にギルド活動したり知り合いとMLボス攻略したりして遊んでいる。最初期は確かに兵站確保活動(人的繋がりの確保)が忙しくてMzhほったらかし傾向が強かったが、そこそこ上手く回り出したので今後は均等に遊んでいく事も可能だろう。
むしろIzmではキャラが育ちすぎの面があったので謎エルフのイスラダンを送り込んだってぐらいでして)
そこで…Izmに移った時は鍛治キャラを置かなくても良い様に、家を維持せんでも良い様に可能な限り複数の鍛治キャラと知り合いになり、信頼できる仲間を最初から意識して(それこそスキル上げや金稼ぎをする間も惜しんで)増やすように心掛けた。今の所作戦(?)は成功している。
そこそこのお付き合いを幅広く行う…もしも私同様に他シャードで遊んでみようかと思う人は、その辺に注意してみてもらいたい。

なお、Askは戦士系のキャラたちが孤独になっているだけで、実はPireminの交友関係は広い(UO本作家の繋がりで)。AskではVessel生誕より前にPireminが生れ落ちていたりする。

めんどっちいな…

アレだ。
なんか変な人に転送サービス使いまくりな事を揶揄されたが、そもそもVesselってキャラはリネやROから使い続けてきたキャラ(ちゅうか、性格設定)で、世界を渡り歩くのには馴れてんだよ。

どうせろくすっぽそう言う事も知らんと揶揄してるだけなんだから、放置推奨。


おまけ。
転送サービス購入個数ついに21個に。
一時期ワンシーズンに一回ぐらいは里帰りとか称してMzhにキャラ送ってたのでえれー回数になってるね。まぁ、EAが儲かるならいいや。
アカウント維持費も含めると年間8万円ぐらいEAに収めてる事になる。8万円とか聞くとまたファビョられるのだろうか? そんな文句タラタラ言われるほどの金額じゃないと思うんだけど。年間60万円ぐらいパソコンのパーツ買ってた時期から考えれば、随分おとなしくなった物だと思う。


正直よけーなお世話だと思いました。まる。

火曜日, 6月 27, 2006

し…しまった…

キャラ転送かけるのでついでに装備をアップデートするべく拾ってきたものを片っ端から強化して一時間。AskやIzm、そしてMzhに散らばる各種アイテムのリストアップと組み合わせを考案するのに…

聞いて驚け。7時間掛かった! (19時から始めて今…つまり深夜26時まで!)

*驚くポイントは、私の計算の遅さです。

抵抗合計50超えの物のみに絞って色々組み合わせてたんだけど、もうね、あっちを立てればマナコスが微妙な値になるし、こっちを立てれば回復能力がほったらかしに成るし…
だめだぁ…こんなこと繰り返してたら遊んでる時間が取れん! たった2人分(二代目と三代目Vessel)の装備考えるだけでこれか! 残りのハレックやグンダ、パイレミンやらを考えてたら優に3日は掛かる!

なんと言うか、抵抗も70近くになってくるとこりゃもうパズルだ。訳わかんね。
誰か抵抗値部分だけでもいいからリスト読み込ませて最適化するプログラム作ってくれ(号泣)
それに加えてアイテムプロパティーだとか考えてたら日が昇るわ!


で、先ほどやっと実戦データから考えて妥当だと思われる組み合わせ考え終わったんだが…
気が付けばもう御前様。慌てて転送かけたら…

装備にトクノの染め粉で色つけるの忘れたっ! しかも転送かけた後に気が付くしっ!


関係各所のお知り合いの皆様にお願いです…
銭払うから後で色粉貸してっ! (Mzhで良ければ俺の染め粉貸してもいい。比率1:2でどないだ?)
Askではインバルブルー1chとシャドウダンサー黒2ch
Izmではノックスグリーン1ch
あああああ、あわてんぼさんと言うか、自分の粗忽者加減にマジで頭がくらくらしてきた。
知恵熱じゃないヨ!


上記問題は何とかなったというか、何とかした。(コメント欄参照)
ブリ銀前で行商している人がいて、以前からその方が行商大手である旨聞いていたので、度胸決めて頼んでみた。
流石に私も相手を見てからじゃないと虎の子先渡しできねぇっス…

まぁ、粗忽者の私であるから、いずれまた染め粉が必要になる時が来るであろう。その時はどうぞヨロシク。

金曜日, 6月 23, 2006

友、遠方から来る

さて、昨日の話をしない訳にはいかないだろう。

BlogなどのIzm方面でのゴタゴタを見て、知り合いが何人か宿屋を訪ねてくれた。In時間を連絡もしていないのに待ち続けていてくれたお二人の姿を見て、真面目な話一瞬固まった。

うっわー これから査問がハジマルンダヨ!
Nobody expects the Spanish Inquisition!

じゃなくて。
咄嗟になんと切り出したものか悩んだよ。小粋な台詞の一つも出さねばならないと頭が一瞬にしてレッドゾーンまで回転数上げた。ニュートラルからクラッチつなげなかった感じ(笑)
んで、色々と歓談。後から一人またやって来てくれた。その方には更に大きな感謝の意を示したい。ある意味で色々なものが「よかった」と思える形で結実したのを見て、ちょっと涙腺緩んだ。

人は必ずしも相互理解に至るとは限らない。
人の物の考え方は色々だし、それが相互に交わらない可能性というのも確かにある。
だからこそ、同じ気持ちを共有できる人に出会えた時に、激しい感動を覚えるのだろう。特にこのオッサン(Vessel)の場合、自分で言うのもなんだが人の意見に対して抗論する事が多く、敵は多い。昨日もなんぞ敵認定食らったし。そんな中で「共に遊んでくれる仲間」が見つかると言うのは下手なレアアイテムよりも見つけにくいし入手しづらい。
そんなレアなアイテムを、時に人は自ら望んだ訳ではないのに手放してしまう。
手放した気が無いのに、いつの間にか指の間から零れ落ちてしまう。
気付かぬ物なんだろうなぁ。そして奪われたと思うのだろう。

失う物など無いのにね。
この世のありとあらゆる物…その中で自分の意のままになる物は存在しない。唯一自由に出来るのは己の考え方ぐらいか。平田漫画ではないが、人間は自分の体すら思うがままに操れない。
何一つとして「自分の物など無い」のだろう。
だのに、自分の思うがままに成らぬと癇癪を起こすようでは…私もまだまだ若いなぁ(笑)

まぁ、それはそれとして。
折れ矢を出て最初に行ったのが、拠点周辺での各種資材の補給場所確認。
…無い(涙)
指し当たって修理Deed(残念な事に、私は「誰でもいいから修理して」とは中々言えない人間ではある)を探すが、これがまた悲しいぐらいに売ってない。一瞬HQ鎧で急場を凌ぎ、詐欺られても構わん装備で暫く過ごすかと思ったぐらいだ。(しかも…Mzhの某氏みたいな鉄鎧専門ベンダーまだIzmで見つからないし!)
なんとか5枚集めたが、既にある程度痛んでた鎧の修理で全て消えた。
Askでもゴヤスレイは補給線で相当苦労している。木鎧だと連れ込んだジレットじゃ修理できんのだ。
結果、彼は(彼の意に沿う)一線装備を身に付けることが出来ず、自己修復ダクダクの二線級装備で日々を過ごしている。Askの金曜市に出かけていい人を見つけるしかないのかなと。今はそんな風に考えている。(事実何人か知古は居るようだし…でも、中々タイミングが合わないんだよね)

宿屋での歓談後、その場で作ってもらったローブ(アイスに行く事が多いなら、暖かい装備が要るんじゃないかと思ったんでサービスです…との事。そういう「判っていらっしゃる」応答は大好きよ!)を着込んでアイスに潜る。
おかげさまでレジストマジックがもうすぐアデプト。アイスエレ4-5体に囲まれると流石にStyx(西洋版三途の川。ロックグループではない)が見えてきてしまうが、それぐらい集中砲火食らうとレジの上がりもそこそこ望めるもんだ。

なんだかんだ言って、古巣もそれなりに快適。
UO始めた最初の頃、3-4日でヘイブン出て暫く(3ヶ月ぐらい?)住み込んでたのがNorthside Innだった。
意外と使い続けている人も多い。(昨夜も数人、愛用者を見かけた)
北鍛治にも人がいたし(たった一人だけどな!)…閑静でいい。

P.S.
ドリアへ。食い残しの目玉焼きとりんごとコーン、朝飯代わりに貰っといた。珍しいもん食ってるなお主…(笑)

木曜日, 6月 22, 2006

三代目、放浪者に戻るのこと

彼の最新の日記にも記載した通り、折れ矢で宰相閣下(但し、彼ら自身が受諾した王国解体令発令後の、元宰相と言うのが正しい所だろうが)に自分の武器防具修理させんな! と言う事で不遜な行動に対して不快感を表明されて更に不快になった俺が居る訳だが…

何で不快なのか?
1.それじゃ何か、Izmの国家構成とかそこの重鎮の名前片っ端から憶えて、そういう人にはその地位に見合った対応せねばならんと言う事か?!
2.プロフ見てるか? かの宰相閣下、修理が趣味とプロフに書いているのだが。実はIzmに来て初めてまともに話したPCが宰相閣下で、私は折れ矢の営業時間外ではあるがあの日彼に会ったのは通算三回目。それでいつもと同じ様に対応し、いつもと異なる「取り巻き」の存在に閉口していた。
3.一介の冒険者が宰相閣下に武器の修理を依頼するのが不遜であるなら、一介の冒険者の宿の人間が冒険者と同じ椅子に宰相を座らせ、同じ酒を飲ませ同じメシ食わすのは不遜ではないのか?

プレイヤーとしては「折角お忍びで冒険者の宿にわざわざ来てるんだし、冒険者の一人としての行動がしたいのだろう…いい機会だし、本人が趣味だと規定している武器の修理でも依頼するか」と気を使っていたのだけれども、どーもその気の使い方が宜しくなかったらしい。つまりは折れ矢に居る限り、彼の記載した「修理が趣味」は死に設定になると。わざわざ各人の持ち味殺してどうするかな?
言われた事をよくよく反芻して「それはどういう事か」を考えれば、詰まる所「Izmの各種RPerの背景設定とそれらの相関関係を知らないと、折れ矢では遊べないし、遊ぶべきでもない」と言う事になるだろう。んな面倒な事が出来るか!

そんな面倒な事するぐらいなら、俺は外に出て適当に遊ぶ方がいい。各種設定の遵守を他人に強要しないでもこっちは「VesselはVesselらしく」あることが出来、特定の場所でないと設定を活かせぬという訳ではない。そういう設定を遵守「してもらわなければ成立しない」人々の安住の地に居座り続ける事は双方にとって益の無い事だ。
と言う事で、自ら進んで荒れ野を行き宿屋で寝泊りする「放浪者」に戻ろうと思う。暫くの間は毎日夜11時前後にTブリのNorthside Innあたりに居るようにはするつもりなので、なんか用事がある人はそっちまでどうぞ。


今回の顛末に関係するRP論だとかそういう関係の話はお断りする。各人色々な意見があってしかるべきだし、私は私で「それは私が目指す物とは違う」と思って自ら身を引いただけ。私は宰相に武器の修理をさせるのは不遜だと言う意見にも一定の価値があると思うし、同様にして宰相だからと言って冒険者の宿の扉くぐったら、肩書き無用の一冒険者であると言う意見にも一理はあると思っている。どちらが正しいと言う訳でも無く、どちらかがどちらかに完全降伏しなければならない訳でもない。
なんか苦情を申し立てた人物が「私は納得できない」と言っていたが、あれは一体なんだったのだろう? 納得できないと何か問題があるのだろうか? 世の中自分が納得できる事ばかりではない。
正直「納得できません」と言われた時に面食らった。
納得できない…だから?
納得できない…だから納得の行くように説明をしろって事か? 何でお前様を納得させねばならないの?
自分の納得できるプレイじゃないと、他人を認められないと言う事か?
あの文字列見た瞬間「はぁ?」が真面目に数十個頭の中を飛び回ったんだけど、なんかその「こっちがそっちの意図している事が理解できていない」事を相手側がまるで理解していないようなので「で、どうしたらいい?」と尋ねたら「とりあえず我々の制止を聞け、理由無しに制止している訳ではない」とか言われた。
じゃぁ何か、まさかと思うがキャラ視点の日記に記載した通り、プレイヤーまでまるで何も知らずに反射的に「理由無くあんな言動した」と本気で思っていたのだろうか? こっちも理由無く話を振っている訳ではない。(勿論、そんな事キャラには語らせないが)

まぁ、どっか行っちゃうから別にどうでもいいんですけど。

水曜日, 6月 21, 2006

騎士道物語を知っていますか?

阿刀田チックな題名であるな(笑)

どうも最近、騎士団とかのプレイをしている層を見ていると…果たして彼らは彼ら自身の求める「騎士の世界」をどの程度知っているか不安になってくる。
騎士団を名乗り、騎士団を組織する者は多いが、彼らが騎士団のプレイとして企画するのは大規模な戦闘や護衛業務や、食堂で飲んだくれて、たまにジョストを行う事である。

何故か、クエストを実施する者が少ない。

騎士プレイを目指していると言うぐらいだから、アーサー王の物語ぐらいは知っていると思う。その中の最大エピソードである「聖杯探索」は騎士団に与えられたクエストである。円卓の騎士は王の命に従い、聖なる杯を探す旅に出て、幾人かは探索に失敗し、幾人かはその顕現に触れるも逃し、それを得たギャラハッド湖の騎士ラーンスロットの息子、危険な13番目の席について何事も不幸を犯さなかった「選ばれたる騎士」である)は天に昇る(アセンション?)
実在の騎士だとそういうクエスト受ける例は少ないのだが、ブルトン・レイに分類される騎士道物語では結構「何かを求めて諸国を遊歴する騎士」の物語が多い。前出のランスロットも別伝では「朽ちぬ物、なんとかかんとか…」とややこしい非常に価値あるものを探して遊歴に出ていたりする(ところがこれがアーサー王物語に吸収された結果、その気高き彼の冒険譚はどっかに消え去り、不倫大魔王で発狂指数ではロラン(フランスの有名聖騎士)と並ぶ傑物になってしまった…南無…)
ちょっと今触れたが…アーサー王物語は幾つかの騎士物語の集大成…悪く言えばパッチワークの様にして生まれたと言う経緯がある。原典に近い古い物語では、それぞれの騎士がそれぞれ自分の冒険をこなし、巨人をたおしーの、お姫様を救いーのの大活躍をしているわけだ。(実際、アーサー王の騎士の中でもトリスタン(トリストラム)は「トリスタンとイゾルテ」として単独の物語が残ってますわな)

どーも世間では余り騎士道物語の原典を読むと言う事が無い様ではある。
騎士というとアーサーとかランスロット辺りが有名であるが、それと負けず劣らず西洋では有名な「ロラン」の話はまず出てこない。彼こそパラディンの語源となったシャルルマーニュの12騎士筆頭であり、元祖「発狂しちゃう男」であり、UOのパラディンがディバイン・フューリーを用いる原因となった男である。
何しろこの人の物語…代表作が「狂えるオルランド」とか言う名前で泣ける。先に出たランスロットも発狂して出奔する事が多いのだが、オルランド(ロラン)も良く発狂する。まぁ、彼らは発狂すると「出奔」しちゃうんだけれど。
しかも大体女絡みだ。
しかし彼の剣であるデュランダン(デュランダーナ)は有名なんだよなぁ。某FFとかの影響で。
なお、対空ミサイル車両「ローランド」は彼の名前から名付けられている(確か)。

んで、騎士プレイをする人は何故にそういう「遊歴」をせんかなと。
大体において無茶な物「気高く、美しく、不滅のもの」とか、トンチ利かせたもの「変わらぬ物、生まれる物、分かれぬ物」とかテキトーに「我が求めるは云々…」とやっとけばそれなりに格好が付くと思うのだが。
或いは別キャラで特定の銘の入った武器をばら撒き、仲間の騎士集めて「呪われしXXXの作品である剣を10本、探し出して破棄せねばならない!」とかやれば、行く先々で勝手なクエストを求められ、それなりに騎士団っぽく活躍できると思うのだが。(例えば私がその剣を所持していたら…ドレッドホーンの首と角を持ってきたら交換してやろうとか提案し、連中をドレッドホーン討伐に向かわせるね!)
クエストで与えてそれなりに格好の付きそうなネタとしては…
「バルロンの秘蔵の宝箱をもってこい」(金閣下討伐 パラゴン箱ゲット)
「アリさんのバスケットが欲しい」(まだ育ってないキャラ向け。黒アリ等の討伐)
「黒のうろこを持って来い」(ある程度育ったキャラ向け? 影竜か古代竜討伐)
「青鉱石エレメンタルの名前の入った宝箱が欲しいわ」(青鉱石エレパラゴン討伐…堀師の助力を仰がねばならない)
UOは結構討伐系のネタが多いので、騎士団連中を苛めるネタには困らないと思うぞ。


そんな訳で、是非とも皆さんそういう本を読んでみて欲しいなと。
文語体で翻訳されてて読み辛いのもあるが…最近は割と文体直した本とかも置いてあるので要チェックだ!
良い時代になったぜ!(涙)

火曜日, 6月 20, 2006

俺メモ

Blogで書くようなネタでもないが…

昨夜、Islladanのマゲがようやく85まで上がったので、魂石で瞑想とEI抜いて(スキル値が結構一杯一杯なんでな!)ブリ戦士ギルドでメイススキル習得。メイス修行に入る。
メイス修行開始時25ぐらい
まずグレーターモンバットやホードミニオンを叩いて30ぐらいまで。
かったるくなったのでアクセサリーでスキルを引き上げヘイブンのボグシング沼でちょっとボグシング殴って30台。
本日はこのままボグシング殴ってスキルをなんとかリアル値50ぐらいまで引き上げたい。

比較的あっさり目だが、空いた時間で装備の改変を行っている。
マナコストタリスマンを使うので、装備品でマナコス-30を達成しなければならない。秘薬低減装備で出来るだけ高抵抗を維持しなければならない。Izm行き確定なので、ある程度装備が頑丈でなくてはならない。
今現在、70/5x/5x/4x/3x(細かい数字忘れた)と言う状況で上記の条件を達成している。瞑想可能装備ではないが瞑想スキル抜いちゃうので無問題だ。欲を言えばもう少しERが欲しい所だが…
…メイジは有益なプロパティーが多くて泣けるなぁ…

色々と足りないのでスザクエ場所で色々なものを拾っては強化を繰り返しているが、どうしても「あー。これ強化成功したらこういうキャラに向くなぁ」と余計な物を拾ってきてしまうので始末が悪い。
あと、クラブ系武器のブラックスタッフやクォータースタッフのマジック品が妙に少ない。なんだ? 皆拾ってんの?
そもそもの発生確率が小さいのか、クォータースタッフとかまじで落ちてない。対人とかやってる人が速度+の神武器求めて漁っているのだろうか? 既に瞑想可能ブラックスタッフは押さえているのだけれども、出来れば命中回避マナリーチ詠唱可能マイナスなしブラックスタッフが欲しい。マナ回復速度がどうしても壊滅的な状況になるので、吸わないとダメなのだ。そこでネクロ変身と言う手段もあるが、スキル足りないから却下だ! (お坊様でもあるし)

それに付随して…Islladan育成の段階で育ってしまうパーリングと瞑想スキル。SS110程度を流用した「余ったスキルにゃ福がある」構成でキャラを一つ用意してみたい。
瞑想可能な革鎧をメインにして、人間キャラでSpMのマナコストを抑えつつ50台のマナを用意してSpMを連射できる純戦士ってのはどうか。(騎士構成などはどう考えてもスキル構成上無理っぽです)
包帯90
アナトミ100
パーリング100
瞑想100
フォーカス40
SS110
レジ100
タク80
ステータスは80/100/45をベースにステータスアップ装備(革鎧)でなんとか。マナコスがあると嬉しいね。
問題はメインウェポンだが…SS武器で色々とSpMを使用できる状態を求めると、SE武器、ML武器は使用できない(SpMがダメポなので) 破壊力狙ってカタナか…カタナかなぁ。マナリーチ付いてるカタナってあったかな?
・・・
まて。
マナ回復12/10秒にはなるか。この構成でも。
Pireminの書写用装備で各部マナ回復+2装備があるから、上記に加えて更に+10 MAメガネがあるので更に+3
25MP/10秒で回復しつつ、高速打撃でSpM連打。マナ・スタミナ・HPの三種リーチ武器があればバカみたいな速度で攻撃を叩き込めるのではなかろうか?!

…どう見てもネタキャラだなぁ。もう少し真っ当な人生を歩ませてあげたい(苦笑)

瞑想をどうしても導入すると言う前提で…アクセサリーと武器、盾だけ限定解除の「残りは全部布アイテム」という縛りはどうだろう? ダンジョン内にキルトとシャツ着たお嬢様っぽいのがしゃなりしゃなりと歩いて行き、片っ端からダブルストライクで沈めていく図と言うのも面白いか…?
また、ネタキャラ臭が…(笑) でも洋服でおしゃれできるってのは美味しいかな?
ソウルストーンでスキル移動させる事前提であるなら、最初っからレジ100の状態にしてしまってもいいし。
帽子とアクセ、武器盾だけ保険かければいいから合計5パーツで死んでも保険代が安く済むという微妙な利点はあるな。
服を買いまくる女性っぽい演出は出来るかも。
毎月服買うとか、毎日「本日のお出かけルック」を提示してBlog書きまくるとか(笑)

やっぱりネタじゃん!

月曜日, 6月 19, 2006

幕間:啓発

あっちはIzm専用になっちまったので、他のシャードネタはこっちに投下するしか。


*瞑想*
長年、思い悩んできた。
俗に言う「人の世」であり、我々が生きるこのソーサリアは何故かくも人に対して厳しいのか?
人は僅かな喜びを求めて生き、往く存在なのに、その「小さな喜び」が新しい悲しみの種となり、やがて結実し、そして悲しみが訪れる。
おおよそ凡ての人の求める物は、根源的に悲しみの長子である。
*瞑想中*

人は言う。人を愛する事は喜びであると。
しかし愛したそれが「人」である限り…やがて別れは訪れる。それが定命持ちし者。その愛が深ければ深いほどに悲しみもいや増すであろう。人を愛する事は、喜びである。そして最期に愛したその人を失うのは大いなる悲しみである。愛が不滅であると言う人も言う。
しかし、その愛を育む者が「定められた命の中で生きる物」である以上、やがて滅びるのだ。

色々な物を求め、それを手にする事は喜びであると言う。
しかし愛した物が永遠不滅の物ではないのであれば…いずれはその手にした物までもが腐り落ち、壊れ行く。
手にした物が、いずれ…いずれ手の中から滑り落ち、壊れ行くのは悲しみである。
ある事物は人の定められし命の幅よりも大きな幅を持ちうるが…見方を変えればその場合、我々がその事物を手放すのだ…命の限りを故として。

生きる物がやがて衰え、そして死に至るのは悲しみである。
これを防ぐ為に各種の小細工を弄するものもあるが…本質的な解決法ではない。凡てが等しく流れる時の最中で移ろい、変わり行くのだ。その中で変わらずにありたいと願うその事自身が世の理法に反する。
その理法すら変えて見せると豪語する物も居るが…それは雨を地上から天に「降らせ」、大木を時の流れるままに遡らせて若木と成し、空に輝く日の光から暗さを取り出すと言う事に匹敵する。
時を留め置くと言うのは、詰まるところこの様な事。つまりそれはいかなる魔力を持ってしても不可能である。

私は大いなる「知恵」の書を得て、そしてそれを学んでいる。
その大いなる知恵はこの様に語る…

ある偉大なるイムモータルが大いなる知恵の修行を深く深く行っていた際、この世の凡て(或いは観測者たる人間の凡て)が移ろい変わり行き、この世の凡てが(変化する事で生まれる)苦しみで形作られて居る事を発見した。つまり、この世とは詰まる所…苦しみである。

生まれた事は、苦しみの嵐の中に漕ぎ出した小船のような物である。それは苦しみである。
病は、苦しみである。そうではない物がこの世に存在するだろうか? 病は、苦しみである。
老いる事もまた、苦しみである。次第に己の体が不自由になる恐怖。美しさを誇った美女の顔には切り株の年輪の如き皺が印され、勇壮なる男の二の腕も細くなる。老いは苦しみである。
そして、死は苦しみである。

凡てが移ろい変わり行く故、愛する物と別れる事は必然である。そして愛する物との別れもまた、苦しみである。
恨みや怒りもまた苦しみである。苦しみであるが故に人は恨みや苦しみを忘れようとはせず、晴らす事を望む。怒りや恨みを持たねばならないのは苦しみである。
求めて得られぬ事、希望を果たすことが出来ぬのは苦しみである。そして求めて手に入れた物が失われてしまう事もまた、苦しみである。そうでない物がこの世に存在するだろうか?
そしてこの様に世界を考え、見聞きし、詳しく知ってしまったが為に世界に対して絶望する…人は外界を考えれば考えるほど、世界の在り様が見えてしまい…人は苦悩する。
野に咲く花は何も考えぬが故に美しいのだ。
渓流を行くニジマスは人の苦しみを知らぬから虹色に輝くのだ。
見よ! 高き知性を持って世を睥睨する老賢者のその姿を!
見よ! 外国(とつくに)から来たりて破壊を巻き散らかすバルロンのその姿を!
見よ! 地底奥深くに住まう古代竜のその禍々しさを!
高き知性を持ち、世に絶望した存在は漏れなく醜悪であり、なにも考えぬ若者、野の花、山の獣は美しい。
世界を知る事は、例え様も無い苦しみであり、それが故に歪むのだ。
大いなる知恵の書はこの8つの苦しみを「duHkha-aaryasatya」と名付けた。まずはそれを知れと言う。正しく知り、それを見つめる事から凡てが始まると説く。


大いなる知恵の書は非常に危険である。
まだ解説の初歩でしかないが、最期まで読み進めても正しく理解できなければ…彼らは絶望し、望まぬ方向に走り出すだろう。だから故にイムモータルはこの書を幾重にも呪にて封し、古の言葉でこれを用意に読み解けぬようにした。師の教えなくば読み進める事すらできぬように成した。
我もまた古の呪にて貴方達が「大いなる知恵の書」を誤読し、悲しみに躓かぬように配慮したい。
この呪文の効果は絶大である。無上のものである。この功徳を以って諸兄の暴走が納まるであろう。
その呪は以下の通りである。
gate gate paragate parasamgate bodhi svaha

Talk By Islladan the stoic




と言う訳で。
悪党とかその辺の連中の理論構築とかその辺が気になって気になって仕方が無いので超絶やばげな思想書を適当にモディファイしてみた。最終的にこの書籍(と言うか、お経?)の最期の方では「凡ては移ろい変わり行く」と言う世界の根本部分が様々な「苦」を生み出しており、そこからの脱出をするにはどうしたらいいかという話が出るのだが…実はこれ、ダイジェスト版なので方法論の部分は専門用語で誤魔化されている(笑)
やるならこの辺まで思想背景を設定し(家名や立身出世の設定作ってる場合じゃないぞ…行動の指針とか思想背景の方が何倍も重要だべさ?)、行動指針を決めて欲しいなと。ただ単に破滅が云々では簡単に論敵に打ち負かされ、逆恨みみたいにして戦い挑むだけになったりしませんか。
んで、まぁぶっちゃけこれ仏教(般若経)なんだけど、最終的に「人の感覚なんてあてにならね。そしてその感覚を基準にするから悲しみが云々…」となり、八正道などに連結していくのだが…その「人間に優しくない世界のありよう」をとくとくと説いて新しい生き方を説くその姿、Rune Questの赤の帝国側で行われていると言う「啓発」に近くねーかと。

悪党にも幾つかの種別がありまして…
個人的に最も御しやすいと言うか…レベルが低いのが「己の欲望を基にして動く連中」である。己の行動が割に合わず、正しき「利」の方向に誘導するだけで改心しちゃう。バカなので「バカに判りやすく説く」と言う苦労だけが問題だ。
その次に、何かの信条を「誤読」している連中が居る。もしも彼らが「理論的帰結」という物を理解できるのであれば…彼らは制御できる。もっともここに「盲信」と言う信者ファクターが入ると滅ぼすしかなかったり、逆マインドコントロール仕掛けるしかなかったりするが。(俗に言うキチガイである)
最期に…正しく特定の信条を理解し、その論理的帰結として悪党になってしまう連中が居る。彼らにも色々と理由があるんだよ! みたいな。ある特定の理論体系はそのもの単独でその正しさを証明できないと言う重大な発見がありまして…正しく組み上げてそれで居て「世間と相容れない」思想と言うのは確かに存在する。大悪党として名を成したいのであればこのクラスまで頑張って欲しい…が、ここ数千年の地球の歴史を紐解いても、そこまで破壊力のある思想と言うのはそう出てきていない。故にこの辺の設定が出来たら一発物語の世界で大成功を収める事ができるかも知れないという超難易度。素人にはお勧めできない。

世間では最期の最上級悪党を演じたくて仕方が無い人々が多い。そしてキャパ不足からワンランク下がって単なるキチガイになってしまったり、その大事な…そのランクの悪党の最大の見せ場である思想開陳の場でフフフと笑う(その部分を誤魔化す)しか出来ない頭の悪い子になってしまう。
その線狙うなら根性入れて勉強し、理論構築して論述で敵を負かすぐらいやって欲しい訳ですよ。
それが面倒だからそういうのをやらないってのは判るんだけれどもよ。
返って「実はライトサイドの方がシューキョー入ってる盲目的連中が多いんじゃね? 実は悪党の方が正しいんじゃね?」とマジで世間から思われるぐらいの悪党が欲しい。


あれ? おかしいな…
Islladanの持ってるInt+5のスペルブック「Prajna Paramita Hrdaya」(般若心経)のソーサリア的解釈を書いていた筈なんだが…

日曜日, 6月 18, 2006

業務? 報告

えー。
Izmの方面で私に絡んでる人用に、Izm日記Blogのようなものを作りました。
あっちでは俗に言うRP系の人との絡みが多いので、当然彼らのサイトもそっち風なのである。
その中でこの「日々妄想」Blogは浮いてるんじゃないかと思った訳だ。

浮かないように頑張りたいと思います。(苦笑)
LinkもあっちはIzm系に揃えようかなと画策中。どこぞでフラム卿に「いずれMzhに戻るだろう」とか言われてたらしいので、しっかりIzmに根を下ろして見せますわ!
でも、三代目は今後出番少し減るんだよね。

先のエントリーで示した謎の支援メイジが多分1週間以内にIzmに訪問する事になる。中々好調だ。
自分で言うのもなんだが、お前はバカかって育成速度だ。

全部リアル値です。

金曜日, 6月 16, 2006

Izm Shift

イズモでのシフトを決めた。
Vessel三代目は一応永住させる。折れ矢に滞在させて困難な仕事があったときに引っ張り出すようにしよう。
それ以外にメイサーメイジを用意し、そいつを支援キャラとして配置する。→構成予定

あんまり支援上手くないんだけれどもね。でも見てる限りでは戦士で支援する(と言うか、三代目だとメイン張って戦うって感じになっちまうが)方法よりも、しっぶくメイジ支援した方が折れ矢メンツには合うんじゃ無いかと思った訳だ。とりあえず作っておけば両対応可能になって難易度調整もしやすいし。

コンセプト:哲学魔道師
ぼけーっとしてた時に浮かんだイメージ。スクロールを「符」に見立てて陰陽師みたいな感じで戦うメイサーってどうよと。スクロ使用だったら魔法スキル低くてもいいし、あとメイス辺りで120やっとけばベストスキルで色々な武器使えるし。サポートする上でどうしてもパラライズ入れたいので武器はブラックスタッフをチョイス。珍しいしまぁ、いいだろう。
ヒール飛ばすだけなら魔法スキルだけでいいが、解毒入れるならEI必須。
あとはキャストを早める為にFC/CRリングとかアクセサリーを用意し、Mid-Dexで包帯巻きもできるようにする。結果Intが低くてマナが足りそうにないので装備とエルフ化で問題回避を狙う。
瞑想スキルを捨て去る事で、装備に余裕が出来るから「硬く」する事は可能だろう。命中回避能力はさほど期待できないのでメイス120の基礎力だけで勝負。マナ切れを防ぐ為に秘薬低減マナコスト装備を用意し、マナリーチ武器を持たせておく。(ザコ敵叩いてマナ回復する)

で、昨夜早速ガミラス肌のエルフを用意して…ちなみに頭はハゲにした。ハゲと言うなスキンヘッドと言え!(パンクだから)
そんな格好で力棒使ってウサギとか叩いてたら…こんな歌が頭の中で流れ出した。
祇園精舎のキンコンカン
諸行無常でアリーヴェデルチ

恐らくなんの害意もないウサギを大虐殺したと言う心の歪が、何かとジャムって仏教思想に繋がったのであろう。
なんかそういえば仏教にも人1000人殺したら悟りが得られるとかだまされちゃった人の説話があったよなと。
何をラリっておるのかと思いもしたが、なんかこれはこれで面白い方向性が出たなと。
パンクロック式ガミラス肌エルフのイム教徒(仏ではなくイムモータル崇拝なのであるよと)

 当方ドラム(メイサーだから)。ギター、ベース、ボーカル、尺八担当求む。メンボ! メンボ!

当然仏教そのまま出すとUO規約に抵触するので、ソーサリア風にカスタマイズして語ろうとは思う。
「イムの世界では全てが移り変わり、何一つとして定まる物は無いといわれている。
「ある日突然、武器の振り速度が遅くなったり
「ある日突然、魔法の効果が変わってしまったり
「その移ろい変わり行くきっかけを、我らイム教徒は派血(パッチ)と呼んでおる!
みたいな感じで。その移り変わりを超越して、平穏無事なる世界に降り立ったのが「イム」であり、彼らは派血に惑わされる事無く全てを見通し、平穏無事な世界へ我々を導いてくださる!(大乗イム教らしい)

必殺技は「喝!」といって繰り出すパラライズブロウ(殺してないし)。ある意味不殺技(イムだから)


まぁ、思いつきで突っ走ってるんで、なんか方向性変わっても許したって下さい。

木曜日, 6月 15, 2006

PC酒場に行ってみよう! 補論

昨日の投稿に少し補足を入れておこうと思う。

PC酒場での基本的な振る舞いと言うか、PC酒場デビューの方式に関しては前回の記事で大枠問題無いと思う。ただ、一点注意して欲しい部分がある。


それが、酒場の傾向である。
近年PC酒場は多数あるのだけれども、見ていると2つのパターンが存在するように思える。

パターンA「固定メンバーが多い場合」
常連客が多数訪れる酒場だと、どうしても「話」がその常連客中心で行われる事になる。こう言っては何だが、その場合「非常連客」は刺身のつまか、にぎやかし役になってしまうだろう。卓越した「空気読み能力」や「ツッコミビリティー」があれば少しは(何らかの形で)動向に参加することも出来るだろうが…それが出来るくらいなら別にPC酒場行かなくてもどうにでもなる気がせんでもない。

パターンB「固定メンバーが少ない場合」
何か事が起きると烏合の衆になる(涙) しかしこういう世界に初めて参加する人にはとっつきやすいだろう。
私は最近、こっちの「飛び入り歓迎型」の酒場を訪れる事が多い。仕事の斡旋をしている事が多いような気がする。
固定メンバーが多数の酒場だと、その戦力分布の問題でMLボスとか「かなりの難関に挑まないとあっという間に問題が解決してしまう」傾向があるのだが、逆に固定メンバーが少ない場合は戦力が安定せず、逆説的に「色々な仕事」が達成可能か不可能か判らない状態で…ゲーム性が高まるのだ。


どちらにせよ、やはり雰囲気を読むと言う行為は大切だ。
実際今「失敗したなぁ…」と思っているんだけど、Izmの折れ矢とかMzhの蛇盾は三代目のような戦闘にある程度習熟しているキャラで訪問するより、育ち盛りの(つまり、育成段階の)キャラで参加した方が多分楽しい。まだ数回しかそこのメンツと出かけては居ないが、私見では主要スキル70-90ぐらいで参加しても、割と行けるのではないか? (土日使えば初期キャラさっくり2日鍛え上げて、ちょいちょい買い物する程度で大体そこでの運用に耐えるキャラ出来ちゃう様な…)
GM行くか行かないかの境ぐらいが丁度いい塩梅のような、そんな気がする。クエストこなしていって「強くなっていく」と言う経験を積む事ができるだろうし、酒場経由でそれ相応の装備を入手する事もできるかもしれない。
昨日SW取得クエストの手伝いに行って来たんだけど、結局装備の整っているVesselとか出しちゃうと、あいつが引っ張ったり盾をやったりして他キャラの被害減らしをできてしまう為、必死さが薄れてしまう。俺Tueeeするのが目的じゃないので、こういう状況は余り望ましくないなと、そう思った。
Elderクラスの純戦士一人でこれだから、ネクパラ侍などもっての他であろう。


上記2者の違いは、ひょっとすると読者諸兄に「ストーリー重視とゲーム性重視の差」の様な錯覚を与えるかもしれないが、実際の所これは「メインターゲットをどこに置くか」と言う差に過ぎないと思う。ある程度の固定メンバーで「濃い」ストーリーを実施したければAタイプ。一期一会的な出会いとか、「冒険者になっていく過程」を楽しませたいならBタイプ。それは良い悪いとかそういう事とは別の次元の「視点の差」に過ぎない。
前にも書いたが、MMORPGとしてはエピックの傾向が望まれると思うので、「一介の冒険者」としての動きが出来るBタイプの酒場がもう少し増えると、楽しいかもしれない。

水曜日, 6月 14, 2006

PC酒場に行ってみよう!

某スレッド212です。こんばんは(挨拶)
なんと言いますか…ちょっと溢れ出る物が止めておけなくなったので、その昔に書いてお蔵入りさせてた文章を引っ張り出し、更に再構成して掲載してみる。
いやー今回の面白い人が来る前のMzhスレッド見てて評判気にしている人って奴、ドキッとしたぞ。


UOではPCが勝手に自宅を改装してやっている「PC酒場」と言う物がある。
要するに良くRPGなんかで出てくる「冒険者が集まってる酒場」を模した物で、何故かUOではフェルッカにある事が多く、そしてそこではロールプレイが推奨される事が多い。

最近はロールプレイと言うとどーも胡散臭がられる傾向が強いのであるが…流れに乗ってしまえば割と自然とその中に溶け込んで、何らかのイベントに参加できたり、知り合いが増えたりする愉快な場所である。
私はあえてRPerだ何だと言わないのであるが、一応そういう真似事もできる。
んで、たまーに暇な時PC酒場に出かけてテキトーに酒飲んだり、歓談したりして時間を過ごしている。一見敷居の高いこの「PC酒場」そこでの「私なりの動き方」なんぞを少し語ってみたいと思う。


1.準備
何事にも準備は必要だ。特にこれから貴方が出かけるであろうRPの世界ってのはある意味では魑魅魍魎の世界である。準備はしっかりと行った方が良いだろう。
まず最初に行うべきは、酒場の場所確認。これが結構侮れない。
その次に…その酒場がいつ営業しているかを確認し、その酒場のサイトがあるのなら常連客の顔触れや、直近の営業日の状況のレポートなどに眼を通しておこう。
例えば、その酒場に(少なくとも、その界隈では)有名なキャラクターが良く来ているなら、その人物に出会った時に「ああ、お噂はかねがね…」程度のリップサービスをするのは良い事である。噂だから余り詳しくその人の事を知らなくても「お噂はかねがね」と言っとくと良いだろう。世間ではこれを「社交辞令」と言う。大人の味だネ!
とりあえず情報を漁る事だ。私の様に営業日確認せずにMzhの白熊亭行って「おかしーなおかしーな?」とフェルッカをうろつく事になったり(挙句、エルフカフェにたどり着いた)、場所が良く判らんからその辺歩いてた赤ネームに「XXXってどこスか?」とか尋ねて回るのも間抜けな話。情報を集める際には「話のきっかけになるネタ」に眼を付けておこう。

2.訪問して、挨拶しよう
フェルッカにあると言う事からも分かる通り、PC酒場では下手するとPC同士の戦闘が発生する事もある。故に新参は積極的に発言を行い、自分に害意が無い事を明示した方が良い。
騎乗生物に乗っている時は、酒場に併設されている厩舎(の、様なもの)に馬をステイさせ、出来たら武装を解除して明るく「こんばんはー」と挨拶しつつ中に入っていこう。野生化しないように騎乗生物にメシ食わせておくのを忘れないように。
挨拶は割と重要である。フェルッカの場合先んじて挨拶すると毒を抜かれてPKもなんかPKしにくくなると言う事もある。(無論、問答無用で殺される時もある)
酒場に入ったら大体飲み物聞かれるので、適当に飲み物をオーダーする。
ここで下手に凝って「ギムレットにはまだ早いね」とか言うと、私は大喜びだが酒場の人は困惑するので普通にNPCバーテンから購入できる酒辺りをオーダーするといいだろう。少し慣れてきたらユーワインとか銘柄にこだわっても良いかも。
# 「ギムレットには早すぎる」はハードボイルド小説「長いお別れ」で出てきた有名な台詞である。

3.観察しよう
これ、凄い重要。
誰も触れないのでもしかしたら何かのタブーなのかも知れないがあえて書く。
RPerって生き物は、自分の設定を語りたがる生き物です。
なんと言いますか…程度の差こそあれ、「構って君オーラ」を出している物だと思って頂きたい。だから連中のプロフや装備品の銘柄、全体的な装飾、称号、言動その他…これらには彼らへの突っ込みのネタが多数含まれている。
それをどの様に察知し、どの様に自分の設定と絡めて語るか…これ、ポイントです。
私はPC酒場に入ると、まず適当な(当たり障りの無い)話を振ったり、他の人の話に相槌打ったりしながら…各人のプロフィールと徳ガンプの状態、称号、武器防具の確認と銘の確認を行っている。

うん。たまに「ゥワチャァ!」となる事もあるけどね。負けない心って大事だなと。

4.おしゃべりしよう
実はこの間あるギルドの人に招かれて彼らのギルドハウスで歓談したんだけど…その中にある設定を持つ人が居た。勿論私はその辺の人々と接触する可能性が高いと踏んでおり、事前に突っ込みネタとしてそのキャラの設定を頭に叩き込んでいた。
話の流れがそういう方向に向かった時に…そのキャラ設定への突っ込みが炸裂する(と言うか、ボケかな?)
え、それヘルメットじゃないの?
うっわ本物?
何で何で?
どうしたのよ、それ。うっわー
…と、暖めていた「そのネタ振られた時の対応法」をそこでようやく開放する訳だ。こうすると彼らも「実はね…」と己の隠された設定を開陳する事ができ、かなり友好度は高まる。いや、確かに余り突っ込みすぎると彼らが暴走して大演説会になる可能性もあるのだが、相手を良く見て実行すれば、会話を弾ませる起爆剤ぐらいにはなる。
RPに対する最大のもてなしは、金銀財宝をくれてやる事ではなく、彼らの設定受け入れ、それに乗る事だと申し上げたい。
また、ちょっと突っ込むとヤバそうな人々のプロフを見てしまったり、サイトの文言を確認してしまったら…彼らに聞かれると暴走が始まるであろうキーワードを探し出しておき、そのキーワードを避けるように話題を振ると言うのも有効である。
突っ込んで相互ノリノリになるのは楽しいが、出来の悪い設定の開陳に付き合うのは(少なくとも、私は)苦痛である。
また、これらの事からあなた自身も学ばねばならない…調子に乗って自分の話ばっかりすると大体の場合、閉口される。独演会を開くのではなく、互いの会話を楽しむ…ここに注意をして欲しい。
他の人はどう考えているか判らないけど、少なくとも私の定義では「RPとは相互のコミュニケーションを円滑化する為の手段である」となっている。あまり「濃い」設定を前面に押し出して相手をヒかせてはならないし、折角来ているのに自分の「自分のキャラらしさ」を出せないのも困ったもんだ。相手を楽しませるのも重要だが、自分が楽しむのも負けず劣らず重要な事であると思う。皆で楽しむ…これを目指して欲しい。

5.周りを見よう
貴方ともう一人がノリノリで会話をして楽しむのは良い。しかしそこで二者間の「楽しみ」に心奪われるだけではなく、常に周囲を見て配慮をしよう。
中には余りに貴方と相方がノリノリすぎて、会話に参加できない人が居るかもしれない。そんな時はそっち方面にネタ振りだ。「そういえばXXXさんは魔術師でしたな、この件についてはどうお考えで?」とか、とりあえず話をこじつけて「周りを巻き込むように」しよう。
その際に重要になるのが「汎用的な設定」である。
現在UOのRP界隈で最大に(私が)問題視しているのが、RPer同士が特殊な設定を持ち出しすぎて生まれる「情報の複雑化と、それに伴う新規層排他傾向」である。
あんまり特殊な設定同士を掛け合わせて話が異次元方向に向かいすぎると、そこに絡もうとする「他者」が莫大な設定を読み込まねばならず、話に付いていけなくなってしまうのだ。
そりゃ、自分が何者であると言う名乗りは勝手な物である。天使を名乗りたけりゃ天使と名乗ればいいし、悪魔の子だと言いたきゃ言ってもいい(その設定を受け入れてくれる人が多い事を祈ろう)
じゃ、その天使と悪魔の子が同じ酒場に居たら、どうよと。
あっちを立てればこっちが立たずとか、矛盾が発生したりはしないだろうか?
前にも記載したが、そこで発生している「イベント」の内情を尋ねてその長い長い物語の中に「実は…」と言う接続が3-4回出てくると、その物語を理解/把握するのに模式図書かねばいけなくなるなんて笑えない状態も発生する。
一発でそんなもん把握できるもんかいっ!
それが相互にコミュニケーションする為のツールであるのなら…RPする際に余り特殊な設定てんこ盛りにするのは正直「イクナイ」のである。適度な設定は相互のボケ・ツッコミを促進し、打ち解けるまでの時間を短縮するのに役立つだろう。しかし、過剰な(そして過大な)設定は相互のボケ・ツッコミを阻害する要因になりかねない。相互コミュニケーションという目的の為の手段としてのRPが、目的阻害するようでは本末転倒だと思う。

6.実例を含めて色々
例えばVesselと言う「キャラクター」はアルコールを飲まない。これは細かく話し出すとフマクトとか加護と制約とか色々専門用語が飛び交って解説が面倒なのだが…PC酒場で軽妙なトーク仕掛けている時にそんな訳の判らん話を長々とするのは野暮と言うもんだ。だから私は「あー、酒呑まないんだ、俺」ぐらいしか語らない。そこに突っ込まれても「信仰上の理由です」とか「酔うのは戦いだけ」とか言って大体言葉を濁す。もしくは「牛乳が良好な筋肉を作るんだぞ!」かな?
私もRPできる人の末席に連なっているので、そりゃ色々と己のキャラの設定を語りたくなる時はある。見ての通り私は話し出すと中々止まらない暴走列車な訳だ。
だからこそ、抑制をする。
実は鉄の鎧が好きなのも、きちんと理由があるのだが、語りだすとモスタリとか鉄の呪錬とかカルトとか…ひじょーにややこしい話をしなければならない。(RQ知ってる人ならこの程度ネタ出せばある程度は判って貰えると思うが…彼は生まれ故郷での生活習慣を未だに引きずっているのだ)
ここで自己を抑制しなければ、私は単なるウザRPerになってしまうだろう。
また、出来もしない事を語りだすのもどうかとは思う。世界を救うだの、稲妻のようななんチャラだの…それが実際に演技として成立する範囲ならまだ良いのだが、演技として成立しない事を言われても…少々困る。結局それは他者が無条件で「その脳内妄想」を許容してくれないと始まらん訳ですわ。それは他者に甘え過ぎではないか? 例えば賢い人は同じ「脳内妄想」でも、きちんと他者から棄却された時の行動指針を定めている。(或いは、最初から棄却される事を念頭に置いてしっかりRPしている)実はUOの日本人プレイヤーで「悪魔の王」という設定のキャラを持っている人が居る。しかしその行動指針は「デーモン小暮閣下」と同一傾向であり、その脳内設定を他者が棄却した際の「言いくるめ方」まできっちり想定しているのだ。敢えて言うが、現時点でソーサリアには人間とエルフしかプレイヤーキャラクターおらんのだ。そこでバルカン星人とかドワーフだとか、ヴァレンシア人とか言っても結局最終的には「人間/エルフじゃん」と言う無常な一言で主張は打ち砕かれてしまう。それなのに「いや、私はXXXです」と言い続けると私みたいな人間に揶揄される結果を招く。

7.これからRP始める人に向けて
RPが楽しいと言う人が居る。私はこれに異を唱える。RPは単独で楽しい物ではないし、そもそもRP自身が面白かったりつまらなかったりする事はない。多くのRPerを名乗る人々が「楽しい」と思っているのは、RPではなくそこから生まれる人の輪であったり、コミュニケーションであると私は思う。もしもRPが楽しい物であるならば、イルシェナーのソーサラーズ屋上で隠居プレイをしていても楽しいはずである。誰一人訪れる事も無く、誰とも接触する事無く…日々隠居のロールをして、今日も誰も来なかったねと失意の内にベッドロールを広げる…これでも楽しい筈だ。しかし実際にやってみれば分かると思うが、それだけでは絶対に楽しくない。
結局RPしようがしまいが相互コミュニケーション…特に同じ趣味を持ち、志を同じくする人々との邂逅は楽しい物になるのだ。ある意味ではRPと言うのはその為の識別子の一つであり、その為のツールである。それしか出来ない…というのもどうかと思うが、少なくとも今貴方がRPという手段を知らないのだとしたら…RPを知り、RPを実行する事でまた違ったソーサリアでの楽しみ方が手に入るだろう。
道具や手段は色々持ってた方が良いのだ。
状況に応じて使い分ければ良い。
そしてそれは「道具」であるから、使い方を誤れば余り愉快ではない事も発生する。(私はこのRPのマイナス面を一切語らず、何でもRPしたら人生ばら色だ! と言っている人々に懐疑の眼差しを向ける)
それが道具であり、何を実施する為に用いる物かを忘れないで欲しい。目的を見失った手段は容易に人々を傷つける。時に己自身をも傷つける!良い結果しか出さない道具は存在せず、それが効果的であればあるほど…上手く用いられた時の効果も、悪く用いられた時のダメージも大きくなる。そして困った事に、RPってのは「非常に効果的な」ツールなのである。失敗した時のダメージもまた、大きい。

脅すような事を書いてしまったけど、勿論上手く使いこなせば効果は保証付き。そして私は皆がそれを上手く使いこなしてくれる事を願う。

資料:真実の傭兵

世間の皆様においては「傭兵」と言うと高給取りで凄まじい戦闘能力を保有し、眼光鋭く街中でも油断しない…そんな姿をイメージされることと思う。ぶっちゃけ傭兵と言って思い浮かべるのはエリア88の外人部隊やフランス外人部隊、あとはハードボイルド小説の主人公とかじゃないかと。
参考リンク

えーっと…どっから話そうかな。
まず、フランス外人部隊は傭兵ではない。ありゃ外人を戦力として正規兵の組織にぶち込んでるだけであり、厳密な意味では正規兵である。前回のエントリーでも紹介した「高部」と言う現役傭兵の話を読む限りでは、そもそも傭兵さんは切り捨てオッケーの組織であり、まず階級章とかそういうのも無いんだそうな。(階級が存在した場合、軍隊では下位の連中に対する指揮権が発生する。傭兵が正規兵に死ねとかの命令出せると困るので、傭兵には階級が無いんだとか…)

で、高給取りであるという話。
高部氏は明快に回答している…傭兵部隊に高給支払える国は傭兵なんて雇わずに自国の兵士の強化を行うと。
金が無いけど戦力が欲しくてどうしようもない時に、傭兵は雇用されると言う。その高部氏も戦争に行ってない時は日本で住み込みのバイトをして戦争しに行く費用を貯めたんだと。旅館でバイトした事もあるんだそうな。
戦争では儲からない(=給料安い)から、日本でバイトして戦争に行くと…

んで、傭兵と言うと厭世的で孤独な感じがすると。
それも無いらしい。普通に職業として兵士を選択しているだけで、ちょっと「食い扶持が違う仕事」をしているだけだって感じなんだとさ。そして軍隊とかいう「組織」は何よりもチームワークが大事なんで、コミュニケーションが下手で孤独を愛する感じの奴はダメなんだと。彼の著作の中で傭兵部隊に入ってきた気さくで明るいドイツ青年が実はネオナチ構成員だった…なんてエピソードもある。兵士だからボトムズのキリコみたいな仏頂面ってのは謝ったイメージなのかもしれない。

前出の通り給料安いから、休みの日に町に繰り出してもいい店で酒飲んだりできないんだとさ。いつも最低ランクの酒飲んで、バカ騒ぎするらしい。面白いのが…冷たい物や甘い物に飢えているので、もし可能なら街に戻った時に皆でパフェとか食うらしい。
ひげ面の歴戦の傭兵が。
クリームでひげを真っ白にしつつ。
補給物資は正規兵の方に優先的に配布されるので、下手すっとタバコすら手に入らない事もあると言う。そんな状況下だから嗜好品はまず口に出来ないと。甘い物や冷たい物なんてまずありえないと。だもんでパフェとか食うのが非常に楽しみなんだと言う。
また、オフの最中に気を高ぶらせるギャンブルやったり、喧嘩したりと言う事も無いんだって。
戦場から帰ってくると、歴戦の勇士でさえ色々な物音にドキっとするらしい。こち亀でもギャグでやってたが、日常で溢れている各種の音が、トリガー引き起こす音に聞こえてしまったりして困るんだそうな。そんな気が張り詰めている状況から一気に「気を緩めてもいい状況」に移行すると、できる限り気を緩めるべく酒をかっくらって気を失ってみたり、パフェ食ってみたり、女買って(売春婦だな…)寝てみたり。女性が居るって事自体が、彼らにとっては「ここは安全だよシグナル」になるんだとさ。無理やり「ここは安全」シグナルを受信しないと気が休まらないんだってよ。
なお、酒の勢いで正規兵(大抵の場合、傭兵とは仲が悪い)とかと喧嘩すると、折角の休みを取り上げられて、戦線に戻されちゃうんだって。「わざわざ戦争しに来たお前らだ、平和な所なんてつまらないんだろう? すぐに戦場に戻してやるよ!」とか嫌味言われるんだと。そういう事を考えると、彼らが町で騒ぎを起こしたがらないのも判らないでもない。

ほら。(何?)
戦士やってばっかりのこの私が「食い物の味の再現」にこだわる理由がここにあるじゃん。
流石に実際の戦場に出かけたことは無いが、高校時代はよく山登りとかしたもんでありまして。そういうことして疲労困憊した後の甘い物って凄く美味しく感じるんだよね。