火曜日, 9月 05, 2006

色々と、近況(UOの)

この間Izmの某騎士さんのところに行って来た。杞憂で済むならそれはそれで良いことであり、自分の間抜けさを恥ながらちょっと会話してきた。本当はもっと腰を落ち着けて話をしたい所なのであるが…
いや、ちょっと本業(中の人の)が忙しくて中々時間が取れない。いずれ時間を作って、また。

Blackrock関係
私も今回、かなりの偶然に恵まれて奇跡的にBlackrockを取得している。(Mixiで第一報入れたのが16時だった…その後キーボードトラブルに襲われ戦技研での告知が遅れたのが残念である)
小人閑居して不善を成す…と言う言葉が脳裏に浮かぶほど、何とはなしに陰口関係(つまり、ウザ系)が目に付いた。そういう雰囲気を払拭する意味でも早め早めにこういう話題を告知し、皆であっちこっちうろつき回る事を推奨して「ヒマじゃない状態」を作り出したかったんだけどなぁ…閑居したら不善を成すなら、忙しくなっちまえば不善は減ると睨んでいる。UO周りの環境を良くして行くには色々なイベント実施が効果高いと実感させられた。
その後意図的に「黒石探し」をしてみたものの、全然収穫が無い。
その意味では…本当に見つかったのは僥倖だったと言わざるを得ない。某氏が「黒石見つからなかった、テラ悲しス…」と記載しているが、なんと言うかこの辺は掛ける言葉が無い。

そういう話であるならば、私もカースAFが取れれば取れたでそれなりに喜んだだろうが、幸か不幸かカースAFは取得できていない。その他の季節レア(白布とか)も取得できていない事がある。ただ、私の場合は「ありゃーあったで嬉しいが、買ってまで集める気はさらさら無い」と言う非常に淡白な…ある部分で「探す事、その過程や情報交換とかやってるその「瞬間」が好き」と言うけったいな生き物なので、探して見つからなきゃ見つからないでそれはそれで仕方ないよねー で済んでしまう。
カースAFの時も、実際に取得できたって部屋に飾っておしまいだろう。カース抜きのAFですら「被ったからあげるー」とかやってるわけだ(健康腕輪だけどな!)
取得して飾っておくのは単なる記録だが、最近叩かれ気味のアルテナとかと深夜のヴェスパーでバカやりながらジェネラル叩いたこと、見知らぬ仲間と共に共同戦線張った事、ド勘違いで赴いたIzm Fヴェスパーで誤解を受けながら接点の全く無かった騎士の人と知り合えた事…これらは記録ではなく記憶として私の脳髄に叩き込んである。記録が失われたとしても、記憶が残っている限り私は笑っていられると思う。

かつてキャプテンハーロックはこう言った。
「想い出は俺の心の中にしまっておく ここが一番安全だ」
彼と親友の思い出の詰まった海賊島を完全に破壊しろと命令した後のセリフである。彼を良く知るミーメは本当に壊していいのかと問う…それに対して答えたセリフがこれである。
渋い、渋すぎる…
例えばある種のアイテムとか、そういう物。
そういう物を思い出の依代とする方法もあるだろう。事実私もそういう物を保管していない訳ではない。
しかし実際にはそれは依代に過ぎないのだ。依代にこだわってその背後にあるものを忘れたくは無い。
当然こんなナマグチ叩く以上、該当の方がそれを欲するなら喜んでそれを差し上げるし、自分の分と思ってロックダウンしている物も世話になった内装家にしてレアコレクターの某氏がそれを取得していないなら…差し上げるつもりである。一番オイシイ部分は既に私の胸の内にある。その後の「出汁殻」にこだわる必要は…少なくとも私には無いのだ。

持たざる人間が能書き垂れつつ「自分が持っていないことを正当化する」と言う姿より、私は持っている人間が自分の思想信条に従い快く財物を手放すと言う姿に憧れる。例えそれがやせ我慢に過ぎないとしても。
私の人生の師匠の一人であるマーロウだってテリー・レノックスの差し出した5000ドル札を自分の矜持に従って保管し、最期には彼に返したのだ。


実はIzmでそういう意地っ張りのチキンレースした事がありまして。
ある人物があるアイテムを差し出してくれた時、私は私の持ち物があるからそれイラネーよと提供を断ったのね。
そしたら奴も男である。差し出したものを受け取ってもらえないならこれは捨てようとゴミ箱に放り込んだのだ!
そういう事をされると流石の私も行きがかり上対抗せざるを得ず、うっわまじーな…と思いつつ、自分がMzhから持ち込んだFulleren手製の割といいロンソ(普段の出歩き用として愛用していた)を「ポトラッチするなら、私もそれに乗っかるしかあるまい!」と宣言してゴミ箱突っ込んだのだ。
一応先方が雰囲気読んでくれてゴミ箱からそれを引き出してくれたからこっちもロンソを引き上げる事ができたが、もしもそれで実際にその剣が失われても、我々は互いに「あいつは俺の為に自分にとって大切なものを捨てると言う事までしてくれた」と言う妙な連帯感を感じて満足する事が出来ただろう。
(実際、背後にいるプレイヤーはジト汗流しながら「うっわー…しかしここで引いたらVesselがVesselで無くなるしなー…かなりピンチだが致し方あるまい!」とかなり焦っていたんだよと)
あの時の中の人の焦り具合に比べたら…Blackrockが有る無しなんぞ痛痒にも感じませんな。


マーロウとは何ぞや? と思ってる人は今すぐダッシュで本屋のハヤカワ ミステリ文庫の棚の前に立ち、レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を購入してマッハで読め。

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