月曜日, 7月 24, 2006

んじゃ、別の見方

調べ物をした方がいいという話で、なんかお悩み中…なのかな?
ここに生きた実例として「他の人が良く知らない存在を標榜し、その模倣に勤めている人間」が居る訳だが。


2個前のエントリーで「騎士の実態が知られていないのに騎士を演じるなら、調べものした方が良いんじゃね?」という話をした。一生懸命それの模倣をしても、人がそれに気付かねば意味がないよと。
出来るだけ根本に立ち返って「騎士の構成要素、あるいはそのパラゴンを知っておかないと、共通認識が成立しない」という事だ。これを設定マニアと捕らえるかどうかは意見が分かれる所だろう。
言いたい事はこういう事だ。
それの片鱗を知る人々に「理解してもらう」為には、最大公約数的なものを捕らえておかねばならない。そうして「他人にそれと気が付いてもらえる要素を出来るだけ沢山外に露出」しないと、他人から見た時に「何がなんだかわからない」存在になってしまう訳で。


で、実際私は恐らくソーサリア内でそんなに知ってる人も多くないであろう「フマクトの剣」を名乗っている。
その設定に忠実に「嘘をつかない」「体の一部に鎧を着けない」「酒を飲まない」等の「加護と制約」を守って遊んでいる。最も世間様では「フマクティーの戒律」なんてご存じ無いであろうから、それらの制限を眼にしても「何それ」で終わる事が多いだろう。そこで私は酒場に出かけて酒を出された時に「すまん。宗教上の理由で酒呑めないんだ」とか「酒を飲まない=フマクティー」という図式の宣伝をするという訳。
良いヘルメットあるよーとか、青ヘルどうよ? と言われても、私は同じ様に「あーゴメン。加護と制約の関係で頭に鎧載せないことにしてるんだ」と答える。実際にはソーサリアで加護なんてない訳だけど、それでも「なんか小難しい理由で制約を課しているんだな」と言うことは判る。
世間では「フマクトの剣」がどんな連中か知る奴は少ないだろう。居ないんじゃないかなーとさえ思う。
しかし、私が上手く演じ切れていれば…フマクト信者の一例を見る事はできる。中には加護と制約を離れて単純に「Vesselの好み」の部分もあるんだけど、その辺の誤解もある部分では仕方が無いかなと思う訳で。
かなり(可能な範囲で)フマクト信者のロールはしているんだけど、世間でそれに気がつく人は居ない。
ただ、もしも知る人が現れた時に「おお、さすがフマクティー!」と言われる様に日々精進している。

いや実際…酒呑んでも嘘ついても頭に鎧乗っけても構わんのだけどね。加護と制約は全部で13個。そのうち一個やっとけばフマクティーになれる訳で。
参考:加護と制約の制約一覧
1.1種類の非カルト武器の使用が禁止される。
2.毎週特定の曜日に黙ったままでいること。(呪文を唱えたりしてもいけない)
3.聖祝日ごとに2倍の献金をすること。(やりたいが、フマクト神殿はないのだ…)
4.毎年1ポイントのPOWをフマクトに捧げること。(Powねーしな。ソーサリアに)
5.嘘をついてはならない。
6.不意打ちに参加してはならない。
7.毒を使ってはならない。(そもそも毒スキル入れてない)
8.カルト魔術以外を絶対に使ってはならない。(ソーサリアにはカルト魔術が無いから純戦士やってる)
9.精霊呪文の《治癒》を受け入れない。
10.魔術による治療を受け入れない。
11.特定の身体部位に防具を付けてはならない
12.アルコール飲料を飲んではならない。
13.1対1の戦いの挑戦を断ってはならない。

なんで複数の制約を受け入れているかと言えば…それを守り抜くことでより明確に「フマクティーっぽさ」を演出できるからに他ならない(Vessel本人は本人で「俺が気合入れてフマクト信者らしくしないとな! 他にフマクティーおらんし」と気負っている)
もしも誰かが「お前の言ってる「剣」ってどんなのよ?」と問うた場合、Vesselは「まぁ、俺みたいな変人だ」と答えるだろう。もしも誰かが「何で酒呑まないの?」と問えば「フマクト信者の加護と制約の一つだよ。断ち物さ」と答えるだろう。プレイヤー的に言わせて貰えば「フマクト信者、及びフマクトの剣とはどんな奴か、それはVesselみたいな連中である」と言い切れる様にしている訳。皆が何故知らないか…そんなの見たこと無いからだろう? だったら実例見せちまえばいいんだ。そして実際にそう言うのを見聞きしている人が見た時に「ああ、実にフマクティーですね」と言われる様になれば成功だ。

ニュアンス的に伝わるかどうか判らんが…「騎士だからこうするんです」ではなく「私はこうする、何故なら私は騎士だからだ!」と能動的に制約を受け入れるって言うかな…名乗るより人から指摘してもらえる方が嬉しいだろうと(笑) 最終的に「騎士」と認めてもらいたくてひたすら呪詛の様に「騎士騎士騎士騎士」と言っててもダメでしょうと。

スキル入ってたら騎士でもいい。しかしスキルだけ入れて卑怯な振る舞いやその他の「騎士っぽくない振る舞い」しても騎士名乗れる訳じゃないでしょうと。フマクト信者と異なり、騎士ってのはその時代や文化風俗その他と切っても切り離せない環境があるし、その「典型」となるような物を演じきるのはきわめて難しい。(フマクトだって、ゲーム内の信仰だからこんなに単純化されてる訳で)
ぶっちゃけ似て非なる「独自組織」とか目指してしまった方が良い様な…どうなんだろうね。普通の戦士の方が気が楽なんじゃね?


なお、もしもフマクト信者になりたいって奴が現れたら…私ならこうする。
1.フマクトの辿った道を教える(神話解説)
2.我々の目的はフマクトの様である事であり…云々、と言う訳で加護と制約を一つ選びなさい。
3.フマクトの行った偉大なことの一つは、血縁を切り離した事である。故に貴方は自らの血縁を断ち切らねばならない。同意するか? (しなかったらしなかったで入信取り消し)
4.これで儀式は終わりだ。細かい話はおいおい話すとして…戦闘の技術を見せてもらおか(古代竜か黒悪魔タイマンしに行く)
こんな感じかなぁ。戦闘技術磨いて、その他の入信希望者に戦闘技術教える様見て…戦闘の教え方が充分に上手く、それで居て個人戦闘力も相応にあったら「フマクトの剣」の称号与えて、鉄の剣与えるって所だろう。カルトの秘儀とかはねーし…

実は過去に「フマクトの剣」を一人輩出したことあるんだよね。ソーサリアじゃないけど。
正直それを面白いと思える人って少ないし、ソーサリアでそんな称号欲しがる奴他に居るのかと言う気もしないでもない。

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