火曜日, 8月 23, 2005

「さすらうもの」であるが故に

もうなんか色々と徒労を感じたので以前使ってたウェブリブログを本格的に利用停止する事を決めた。
既にご存知の通りウェブリブログは非常にメンテナンスのレスポンスも良く、アクセス性能も良かった。最初は貧弱だった機能も見る見るうちに拡張され、今では一線級の実力を誇っている事は間違いない。

そんなによさげなサービスなんだが…一点運営側と私との間で妥協できない部分が現れた。RMT広告である。

ぶっちゃけ、この広告とって来たのはGoogleなんだからウェブリブログ運営陣になんら責は無い。正直こんなもんが問題になっている等とは彼らは予想すらしていなかったであろう。それぐらいマイナーな世界の出来事ではある。しかし実際にそう言う行為が問題となっている「小さな世界」で余暇を過ごすものとして、そしてあろう事かその小さな世界の公式ファンサイトを運営するものとして…これは看過できない大問題ではあったのだ。
私はこのRMTの負の部分が噴出して本来楽しくあるべきゲーム世界が殺伐とした雰囲気になった事を知っている。時にはこれに関連した犯罪行為が起き、楽しみを「業務」にしてしまった人々の存在も知っている。それは多くのゲーマーに対して決して良い結果をもたらしていないのだ。
確かに法制として規制されたものでは無いし、運営会社が規制する事の是非を問う声もある。そのRMT自体も実際の所違法性は無い。
然しながら「それが褒められた行為か否か」と問われれば…決して褒められたことではないのも事実。
私はゲームの「フェアプレイ」の精神からRMTを嫌悪する。やっても別に構わん。ただ私は冷ややかにその人々を見つめるだけだ。

こういう立場の人間の、思想(と言うにはあまりに貧弱だが)を語る場でRMT広告が表示されると「説得力ゼロ」なのだ。その意見は台無しにされてしまう。そこまで嫌悪するなら有料会員にでもなればと言う声もあるだろう。ただ、自分はそこまでウェブリブログに入れ込んでいる訳でもなく…サービスが貧困でもコンソールが使いにくくても…自分の意見を自由に制約無く発表できる場所が欲しかっただけの事。残念ながら双方の立場の違い、或いは意見の相違と言う事で…流れ流れて他のサービスを選択する道を選ぶ。

恨み言は言わない。意見が対立したわけでもなく、彼らは我々の訴えに対して真摯に対応してくれたと思う。然しながら少なくとも私にとってはその対応は十分ではなかった。
なんぞ懸賞でiPod貰った後でもあり、非常に心苦しいのだが…それでもなお、私は彼らの元から立ち去る決意を固めねばなるまい。
世話になった。ありがとう。そしてさようなら。
別れた後のウェブリブログサービスが更なる発展を遂げ、ブログの王者とならん事を祈念しつつウェブリブログから足を洗いたいと思う。

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