金曜日, 6月 09, 2006

軍人だと思われてたみたい

三代目なんですけど。

どの辺がどう「軍人っぽく」見られてしまったのか、その辺かなり興味があるんだけど…軍人、かなぁ?
一応プレイしている中の人は「モンスターハントやってる剣持った狩人」をメインにして、できたらフマクトの剣として問題視されない程度の「フマクティープレイ」が出来たらいいなと思っているのだけれども。

大変珍しく、そして困った事に…Mzhで初代が所属していたギルドは戦士だけでテキトーにどたどたと駆けずり回って敵倒すと言うかなり珍しいギルドではあった。必要に応じてテイマーが出てきたり、最近は魔法使いも在籍してるんだけれども…基本は戦士、みたいな。
だから故に戦士だけで何とかする戦術は「プレイヤーであるこの私が」結構習熟している。
その「戦士だけでもなんとか戦術」が、軍人に見られた原因かなぁと自己分析してみる。


では、ベッセルは軍人なのだろうか?
自分でもその場限りの思いつきでテキトーにベッセルの過去話を仕立て上げた事があり、正直中の人たるこの私が「じゃ、ベッセルってどんな奴よ?」と言われると正直困り果てると言う大問題があるのだが…とりあえず初代様の話を少し時系列に沿って考察し、その生涯を追ってみたいと思う。

まずは彼が奉じるフマクトについて。
元々北風の神様だった。
ある時正体不明の「ルーン」を拾い、それを「定命の祖父」(グランドファーザー・モータル)という神に用いた所、定命の祖父は冥府魔道にすっ飛んでった(これが「死」の始まりである)。
そしてこの世には「死」が生まれ、その「正体不明のルーン」は「死のルーン」と呼ばれる事になる。
フマクトはこの恐ろしい力を秘蔵する事を決めた。こんな力が勝手気ままに振るわれたら大変な事になるからである(実際大変な事になった)。

フマクトには弟者が居た。名前はオーランス。
気まぐれで行動力だけはある厄介者で、こいつが太陽の神であるイェルムと仲たがいし、よりにもよって兄者が隠しておいた「死のルーン」を盗み出し(他の神を使役して盗ませた説もある)、太陽神イェルムに使ったからさぁ大変。世界は暗闇の中に留め置かれてしまった。
身内がしでかした厄介ごとにフマクトは悩み、そして兄弟縁者と絶縁。
不始末をしでかした弟オーランスに死のルーンを用い、死の世界でイェルムを探し出して連れ帰らせる様にした。このイェルム探索行に参加した連中は「光持ち帰りし者」と呼ばれ、後に名声を得る事になる。
フマクト自身も「古き死」と呼ばれるものの回収を行ったり、幾つかのクエストをこなしている。

そのいずれの局面でも彼は体面や血族の絆よりも「名誉や真実」を重んじ、重大な局面においては死のルーンの力を振るった。そして彼は「名誉と真実」(フマクト信者にとっては二者はほぼ同一の概念であり、真実の無い名誉は存在せず、名誉は常に真実を伴っていると考えられている模様、最近ではこの部分を「宣誓」としている場合もある)、そして「死」のルーンと共にある神様となった。
死のルーンの解釈に関してはまた別種の考え方があり、死のルーンの力は生者と死者を切り分け、分離する物だとも言われている。つまり死のルーンの真の力は「分離する事、切り分ける事」であると。
実際フマクトの良く知られたまじないの一つに「霊魂放逐(セイバー・スピリッツ)」という物があるが、これは対象の肉と精神を切り離し、敵に死を与えるというまじないである。(ぶっちゃけ、ドラクエの「ザキ」)
(とりあえず、最新の神話解釈に関してはここが詳しい
http://d.hatena.ne.jp/mallion/20051203/1133556658)
この「フマクト」を奉じ、彼の様に人生を歩みたいと考える者が「フマクト信者」(フマクティー)であり、そのフマクティーの教導役が「フマクトの剣(Sword of Humakt)」と呼ばれる司祭たち。信者の間では「剣(Sword)」と呼ばれている。(今もVesselの名を冠する連中は、Shrine of Humaktというギルド立ち上げてSwordと名乗っていたりする。LineageでもRagnarok Onlineでも同じように名乗ってきた)
彼らは高い戦闘技術を有し、若き信者に戦闘の技法を教える。
重要な局面においては「千人のフマクティー」という傭兵団を組織し、集団で敵と交戦する事もある。勿論「千人のフマクティー」というのは比喩表現であり、実際に1000人規模のフマクティーが一同に会して戦闘に赴いた事は僅かしかない。

んで、ベッセルだが…どうやら諸般の状況から考えて、灰色犬のインドロダール派のフマクト戦士である模様。(明かされている彼の過去の話で、彼がアンデッド討伐の為に仲間を引き連れ湿原に赴いたという話がある。その過程の経験を活かして、戦闘糧食に関する著書を著している)
彼が生まれた頃ってのは基本的にルナー(混沌を許容するキモイ連中。文化は高いレベルにあり帝国を作って各地に侵攻中)が勢力を増している時代であり、彼の生まれた寒村は、ルナーの輜重隊を襲って生業にしていたとか、いないとか。(UO内本 An Old Taleで言及してたと思う)
幼少期に村の子供たちが大人の真似してルナーをどうこうするとか言う騒ぎが起こり、その騒ぎの際に村在住の老フマクティーに救われている(なお、この話はTRPGマガジンに出たものを多少変形させた物である)。
大昔に言及したが、その後何故か彼の村では反ルナー機運が高まり、村の子供をフマクト神殿に預けるという行動を取っている。多分前の事件でルナーの正規兵殺してしまったので、報復として村を散々荒らされたのだろう。
そして数年の後、その時預けた子供たちの何人かが正式にフマクトに帰依して最初に与えられたのが前出の「アンデッド討伐行」である。
最終的に役目は果たしたものの、数人は死亡しているらしい。その際にダークトロウル(まぁ、トロルの強いの)の「死の王」(ゾラークゾラーンという神の司祭)と出会っている。
討伐行から帰って暫くして、若者ベッセル フマクトの剣就任。(という事はどこかの神殿に空きが出たという事)
その就任祝いに「鉄の剣の柄の部分だけ」を受領。多分死んだ司祭の形見か何かだろう。剣の刀身は死んだフマクトの剣と共に埋葬され、墓標代わりにされるのが通例であるから。(鉄の柄に関してはStory1で言及してる)

その後…アデンという土地ではバカみたいに強い水の竜相手に数十人の討伐チームを組織し、大規模戦闘を仕掛けて敗走した経験がある(実話 リネージュで水竜ファブリオン討伐を計画し、指揮した経験あり)
ミッドガッツ王国では愛剣をツーハンデッドソードに改造されて、泣いた(ホルグレンに精錬頼んで…)
その後にソーサリアに漂着。
その半生の中で軍事組織っぽいのを指揮したのはアンデッド討伐行の時とファブリオン討伐の時のみ。まぁ、イルで強敵討伐ツアーとかやってた時期もあったが、ありゃ意図して皆で叩いたのではなく、タイマンをして見せてたら観客が暴走したってだけなのでお間違い無き様に。
その後、初代はパラゴンドラゴンとタイマンはって死亡


この後は一問一答形式でお楽しみ下さい。

Q.指揮官楽しい?
A.いや、嫌い。そもそも「どうしてもそうしなければならない時」を除いて、フマクティーって集団戦しないもん。なにしろフマクト御大が徒党組まなかったしね。あんまり性には合わないと思う。嫌いだけど出来る/知ってるってだけ。

Q.ついにUO Crossingで司祭とか宣言しちゃったけどどうよ?
A.加護と制約「嘘をついてはならない」だ。どうしようか悩んだが、偽りを吐いても仕方ないだろ。

Q.で、実際に信者募集するの?
A.いや、ヤンネ。余り詳しくフマクトの話して余計な事を知ってもらわれると困るし。疫病に掛かった村を剣で全滅させたアレとか、死を恐れる連中をミナゴロシとか…知れば知ったで邪教判定されそうだ。

Q.酒飲まないのも加護と制約?
A.Yes。宣誓したのは「頭に鎧をつけない」「酒を飲まない」「嘘をつかない」「剣以外の武器を使わない」
…フマクト様の神力もこの世界には届かないみたいで「加護無し制約」になっちまってるけどな。

Q.魔法使わない純戦士やってるのも制約?
A.あ、それは単純に趣味。フマクトとその眷属の精霊魔法以外使わんの、俺。

Q.信者になりたいって奴が出たらどーすんの?
A.血縁切り離しで、その後嫁さんも取れないぞと、ひたすら戦いの技を磨いてその伝達に勤めないとダメだぞと、フマクト信者はこの世界に少ないから、フマクティー代表だと思って常に徳を磨いて良き人になってないとダメだぞとか、散々脅して「それでもやる」って言ったら信者認定してギルドに入れる。
んで、その後にスパルタ教育して片っ端から色々な強敵とタイマンできるかどうかテストの嵐。古代竜徒歩タイマンで倒せたらとりあえずSword称号くれてやる。(実は過去にLineageでSwordを名乗ってもいいぞと免状与えた事がある)

Q.Izmにいる訳ですが、なんかRPerとつるむの?
A.判断保留中。絡めるかどうかすら現時点では判らないし。
剣の師匠として戦いの技を教えてくれ言う奴ならガンガン絡む。教えるだけなら別に信者だとか非信者であるとかこだわらない。ウチの修行メニューはきっついぞ。(銘入りHQロンソを耐久度0/1にするまで敵と戦って来いとか、かなり無茶を言う)

Q.フマクティーになるのに何か禁止事項ってあるの?
A.不意打ち禁止。だからハイドステルスはダメだな。毒スキルも望ましくない。槍とか斧とか棍棒とか弓使うのも禁止。剣だけでどーぞ。騎士道武士道は構わないけどネクロは禁止。偽りの命とか、死んだもん復活させるネクロは混沌であり、ぶっちゃけ敵だし。フマクティー名乗ってそれやったら殺すが、そうじゃなきゃまぁ、それなりに。
但し狩場でアンデッド放流してたらアンデッドはぶっ壊す。ヨロシク。

1 件のコメント:

flamwolf さんのコメント...

>軍人さん
ストイックな部分がそう思わせたんじゃないでしょうか。オーランシーやストブルと比べたら確かにストイックですし。

グローランサの神々(とそのカルト)を語るときに有用なのは『類型』という考え方でしょうな。
どっかで聞いたようなお話のモチーフばかり出てきますが、それはもともとのRQのシステム自体が『類型』によって神様を語るものだからなんですな。
実は、その類型はPCや社会に居るNPCにも当てはめることができるため、ひどい時はPC間であっても、キャラネームではなくてカルト名で呼び合うことも在るようです。
「オーランシー1ストームブル1フマクト1」という編制を見ただけで、誰がリーダーで誰が暴走役で誰がストッパーがわかってしまうところが便利というか悲しいですよね(苦笑)

ちなみに、ウチの鳥取で霊魂放逐というと「青1だな」「ええ、フマクティですから」という返事が返ってきます。